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東京オリンピックは選手だけでなく観客も「熱中症対策」は必須!予防&応急処置方法【看護師監修】



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チケット発売からいよいよ高まってきている東京オリンピック熱。
開催にあたり課題はまだまだ山積みですが、看護師として気になっているのが「熱中症(対策)問題」。
毎年多くの死者を出している熱中症ですが、酷暑の日本で開催されるオリンピックでは、選手だけでなく観客も熱中症対策が不可欠なのは言うまでもありません。
いったい運営側はどこまで対策しているのか?観客はどこまで予防すべきなのか?…と不安なことも多いと思います。
そこで、東京オリンピックの熱中症対策と、日本全国民が覚えておくべき熱中症の予防法や対処法について、詳しく解説してきます。オリンピックを最大限に楽しむために、まず先に熱中症対策を完璧にマスターしておきましょう!

東京オリンピックは選手だけでなく観客も「熱中症対策」は必須です!予防&応急処置方法【看護師監修】

1. 東京オリンピック【2020年7月24日から8月9日】は熱中症に要注意

 

未ださまざまな問題を抱えるなか、酷暑続きの東京での開催は熱中症の危険性が非常に高いと指摘されています。
運営側も対策しているとはいえ、個人の熱中症対策も絶対必須!

まず運営側、そして個人としての熱中症対策の必要性を解説していきます。

 

◆東京オリンピック運営側が準備している暑さ対策は?

 

競技選手どころか観客、大会スタッフ、ボランティア…多くの人を熱中症から守ろうと様々な対策がなされています。

たとえば、都が実証実験をして効果を強調している「打ち水」
令和を迎えたこの時代にこんな伝統的な手法で行う理由は、どうやら古き良き日本をPRする狙いもあるようです。

そして、ミストシャワーを各公共交通機関の駅から競技会場を結ぶ歩道や、セキュリティーゲートなどに設置する予定だそう。ミストシャワーの水の粒を小さくし不快感軽減を図る改良を進めています。
また、路面の温度上昇を防ぐために「遮熱性舗装」も熱中症対策として行われています。
江東区や港区、競技会場のある場所は導入していく予定とのこと。

大幅な経費削減のせいで冷暖房もない新国立競技場では、屋根で直射日光を避けるほか、会場全体に風の通り道を確保した作りに改良。

マラソンの開始時間を早める対策・変更などを検討していることもニュースになりましたよね。
「30分早めたところでそんな変わらないだろう…」と思わざるをえない対策も正直あります…。

◆観戦するときは、個人的な“熱中症対策”が不可欠!

 

先述した運営側の対策をみて「こんなんでホント大丈夫?」と思ったそこのアナタ。

大丈夫なわけないでしょ!と言いたい(笑)
「これで本当に熱中症患者を減らすことができるのか…」と、不安を持っているのは私だけではないはず。

屋内競技だけでなく、多くの屋外競技は気温が上がる日中に実施されます。
高齢者や子供はもちろん、熱中症のリスクは誰にだってあり無条件に危険!
運営側の対策も頑張ってもらいながら、個人個人が自分の身を守るように「熱中症対策」を行うことも必要ですよ。そうすれば熱中症になる人を確実に減らせます!

日本全国では、毎年何人も熱中症で命を落としていてニュースになっていますよね?
東京オリンピックの開催時期は、酷暑&猛暑が不可避の状況。

熱中症は人の命にもかかわる怖い症状であると、まず理解していきましょう。

 

2.【どこまでOK?】東京オリンピック観戦時にやるべき“熱中症対策”まとめ※随時更新

 

「熱中症の危険性」については毎年夏になると注意喚起がされていますが、なかなか被害者は減りません。

熱中症の危険性や症状をもっと知ってもらうために、そもそも熱中症はどうして起こるのか?についてきちんと解説してきますね。
東京オリンピック観戦時にできる具体的な熱中症対策も紹介していきます!

 

◆そもそも熱中症になるプロセスとは?

 

熱中症とは、高温多湿の環境下での多量の発汗や塩分喪失により、体内のバランスが崩れたりしてしまう状態のこと。
脱水状態だけでなく、体温調節機能も働かなくなってしまい様々な症状を引き起こします。

熱中症の症状としては下記の通り。

軽度
□めまいや頭痛
□体の火照り
□立ちくらみ
□筋肉のけいれん

中等度
□倦怠感
□吐き気、嘔吐
□軽度の意識障害(意識はあるがぼーっとしている等)

重度
□意識障害(呼びかけに反応しない、歩けない等)
□けいれん
□41℃以上の高熱


これを見ても分かる通り、軽度の熱中症でもさまざまな症状が現れます。
この段階で適切な応急処置を直ぐにおこなうことがとても重要になってくるんですよ!

◆東京オリンピック観戦時にできる熱中症対策

 

個人ができる具体的な熱中症対策ですが、大事なポイントは下記の通り。

・日傘や帽子で直射日光を遮る
・こまめな水分、塩分摂取
・衣類で調節
・冷却グッズで熱を逃がす


競技観戦時は直射日光を遮る帽子や日傘の利用を推奨しています。
とはいっても競技によっては日傘があると見えにくい、邪魔になるという恐れも…。
マナー違反になる可能性も指摘され、まだまだ検討の余地がありそう。

あとは、なんといっても飲料の準備は必要不可欠。
熱中症では、脱水により体の水分が少なくなることでさまざまな危険を及ぼします。
こまめな水分摂取にあわせて、塩分摂取も忘れずに!
ただの水よりも塩分やミネラルが入ったスポーツドリングや補水液をチョイスしてくださいね。
※競技会場付近のコンビニなどでは品薄状態も予想されるので、事前に自宅付近で調達したほうが確実でしょう。

また、衣服の工夫も必要となってきます。
熱のこもりやすい服は選ばず、綿や麻など通気性の良い生地を選びましょう。
速乾・吸水性の高い素材も取り入れて工夫していってください。
冷却シート・保冷剤入りスカーフなどの「冷却便利グッズ」も活用して、出来るだけ快適にオリンピックを楽しみましょう!


そして一番大事なこと。
「あれ?ちょっとおかしいな」「すこしだけ気分悪い…」のような体からのサインを見逃さないでください。
その違和感の段階で周りにヘルプを出しましょう!
軽度の熱中症で適切な対処をすれば、大事には至りません。

そのときに「せっかくのオリンピックだから」といって無理をしてしまうと、悪化は避けられませんし、取り返しのつかないことになるかもしれません。

◆もしも熱中症になったら…

 

もし自分が熱中症になった時、もしくは一緒に観戦していた人が熱中症になった時にどう対処するべきか確認しておきましょう。
応急処置の方法も覚えておいて損はなしですよ!

「これって熱中症なのかな?」と思ったとしても、判断するのが難しいこともあるかもしれません。
しかし、先程説明した軽度の症状が見られた場合、すぐに熱中症を疑いましょう。
そして迅速に応急処置をしてください。


私たちが出来る軽度の熱中症の応急処置は、下記の通り。

① 涼しい場所に移動して休む(クーラーが効いた室内へ)
② 体を冷却する(わきの下や太ももの付け根を保冷グッズで冷やす/扇風機で風を送る)
③ 水分と塩分を補給する(自力で飲めない場合はNG)


嘔吐が見られる、歩けるけどおぼつかない、意識が遠のいている…のような状況では、医療的な処置が必要になります。
自力で飲めない場合は点滴をしなければいけませんし、全身観察・冷却が必要になる可能性もあるので医療スタッフや医療機関へすぐに相談しましょう。

このように、自分たちだけでどうにかするのではなく周りを頼ることも重要です!
会場内を巡回している医療スタッフや、救護室のスタッフもいるのでヘルプを出してください。

また、今いる場所から近い救護室の場所を確認しておくこと、熱中症リスク指数(暑さ指数WBGT)を確認しておくことなど事前リスクマネジメントもお忘れなく!

熱中症対策グッズなども活用すべし!▽

【参考記事】『暑さだけが敵じゃない!? 効果的な熱中症対策とは?

 

東京五輪へ向けての準備、もうバッチリですか?
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