スタバに慣れない人で戸惑う原因のひとつでもあるサイズ表記。メニュー名だけでも難しいのに、グランデやベンティなど耳慣れない言葉が並び、どれがどのくらいのサイズなのか分かりにくいですよね。よくわからないが故に、毎回同じサイズを頼んでしまい、なかなか冒険できないという人も多いでしょう。
そしてサイズの差は単に値段や量だけでなく、実は味にまで違いが出るんです!
今回は一見わかりにくいスタバのサイズについて徹底的に解説!もっともお得なサイズや、お得にスタバを楽しむコツなどもお届けします。更新 2019/7/5
スタバの4サイズ、どれが一番お得か知ってる?損しないためのスタバサイズ講座
1. スタバのサイズについて知っておこう!

最初にスタバのドリンクのサイズについて知っておきましょう。
現在あるサイズは4種類。呪文のような文字が並ぶスタバのメニューですが、まずはサイズだけ覚えてしまえば一気に親しみやすくなりますよ笑。
■ スタバのドリンク4サイズ(読み方&名前)
・Short(ショート)240ml
スタバで一番小さいサイズ。季節限定の商品ではショートサイズがないこともあります。
一番小さいとはいえ、コンビニやファーストフード店のSサイズのコーヒーが140~175mlくらいのものが多く、比べてみるとかなり多めなのが分かります。
・Tall(トール)350ml
二番目に小さいサイズ。一般的な缶ジュースと同じ容量です。アイスコーヒーだと氷が入るのでトールサイズでも問題なく飲みきれますが、ホットだとかなり多いと感じる人が多いかもしれません。
しかし、調査によるとスタバで一番多く頼まれているのはトールサイズだそうです。
・Grande(グランデ)470ml
470mlなので、500mlのペットボトルより少し少ないくらいのサイズ。ショートの2倍の量があります。小休憩で飲みきるにはかなり厳しい量ですね。
仕事や勉強をしながら長くたっぷり味わいたいときにおすすめです。
・Venti(ベンティ)590ml
日本で一番大きいサイズ。容器もペットボトルより大きくなるので、見た目だけでも迫力があります。一人で飲みきるのはなかなか難しそう。2人でシェアすることもできます。
■ スタバのサイズって何語?
日本ではあまり聞きなれないスタバのサイズ。どこの言葉なのか気になりませんか?
実はショート(Short)とトール(Tall)は英語で、グランデ(Grande)とベンティ(Venti)はイタリア語。スタバのサイズ名は英語とイタリア語が混在しているんです。
グランデはイタリア語で「大きな」という意味。なんとなくイメージがつきますね。
ベンティは「20」という意味です。これはカップのサイズが20オンスだったことに由来しているそうです。
では、なぜスタバのサイズ表記にはイタリア語が混ざっているのでしょうか。
スタバでがエスプレッソドリンクを提供するようになったのは、スタバのCEOであるハワード・シュルツ氏がイタリアで飲んだエスプレッソに衝撃を受けたのがきっかけ。エスプレッソは元々イタリアが発祥だと言われており、実際イタリアではエスプレッソが多く飲まれ愛されています。
エスプレッソの発祥であるイタリアに敬意を示し、ハワーヅ・シュルツ氏がサイズ表記にイタリア語を取り入れたのだそうです。
■ サイズでどれくらい値段が変わる?
1サイズ大きくなるごとに、ドリンクの量は大体120mlずつ増えていきます。
料金は1サイズごとに40円アップしていきます。
◆【番外編】海外にしかないスタバのサイズがある!?
日本で提供されているサイズは4種類ですが、アメリカでのみトレンタ(Trenta)というサイズが販売されています。
トレンタのドリンク量は約910ml。なんとほぼ1ℓになり、グランデのおよそ2倍。ベンティよりもかなり大きくなります。
この量をひとりで飲みきるのはなかなか至難の業。まさにアメリカンなサイズですね。
この機会にスタバの『呪文』、覚えてみては?▽
2. 結局どのサイズが一番お得なの?

サイズがあがるごとに40円アップしますが、実際はどのサイズが一番お得なのでしょうか?コスパ面でそれぞれのサイズを比べてみましょう。
■ サイズ別に比較すると…
一般的なドリップコーヒーを例に、値段とドリンクの量で比較してみましょう。
(100mlあたり)
・ショート…121円
・トール…94円
・グランデ…79円
・ベンティ…69円
単純に比較すると、やはり大きいサイズの方がコスパ的にはお得になります。ショートとベンティを比べると約2倍も違うことに!
■ コーヒーの濃さも変わる!?
スターバックスでエスプレッソを使うドリンクは、実はサイズによってエスプレッソの濃さが変わります。エスプレッソは1ショット、2ショット、という風に30cc単位で入れるため、サイズによってエスプレッソの割合が変わってしまうからです。
どのサイズにどの割合でエスプレッソが入っているのか、比較してみましょう。
(1杯あたりのエスプレッソの割合)
・ショート…13%(1ショット)
・トール…9%(1ショット)
・グランデ…13%(2ショット)
・ベンティ…15%(3ショット)
比較すると、圧倒的にトールのエスプレッソの割合が少ないのが分かります。ショートとトールは容量は約1.5倍違いますがエスプレッソの量はどちらも1ショット。飲み比べてみても明らかに濃さが違うのがわかります。
どの割合が良いかは好みではありますが、ミルクとエスプレッソを比べると原価量はエスプレッソの方が上。単純に料金面で比べるとトールサイズは少しコスパ面では劣るようです。
逆に一番コスパが優れているのはベンティの15%。容量との比較でも、エスプレッソの割合でも、コスパが一番優れているのはベンティのサイズのようです。
ちなみに、それぞれのサイズでコーヒー感が足りないと感じた場合はプラス50円でエスプレッソを1ショット追加することも可能です。濃さが気になる場合はぜひ試してみてください。
■ お得な「ワンモアコーヒー」サービス!
サイズの比較ではありませんが、お得にスタバを利用したいならぜひワンモアコーヒーを使いましょう!
スタバでドリップコーヒーやカフェミストを頼むと、「おかわりレシート」と呼ばれるレシートがもらえます。このレシートを当日中にスタバで提示すると、100円又は150円で同じサイズのものをおかわりすることができるのです。
レシートに記載されているのでうっかり捨ててしまわないよう、スタバのレシートは保管する癖をつけておきましょう!
タンブラー利用でさらにお得に!▽
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