転職エージェントの費用は「無料」なのになぜ結果にコミットするのか？

年収の3割って正直めっちゃ高いですよね。新卒採用にかかる費用が1人あたり50万円程度と言われている中、経験者はともかく業界未経験者にさえもそれだけのお金を払って人材を探すのはなんだか高すぎるように感じます。

それだけの手数料を取られてまで企業が転職エージェントを利用するのは何故なんでしょうか？

■採用にかかる工数やコストを減らすため

求人サイトに求人広告を出す従来の募集方法は、実はかなりコストがかかる方法なんです。大手サイトであれば1週間求人広告を出すだけで何十万もの費用が掛かってしまいます。

その上、求人を出したからといって希望の人材が応募してくるとは限りません。
求人票に載せられる情報は限られているため、「例えば30代で中堅のマネージャーになれるような男性」を募集していたとしても、20代の未経験の応募や、さらに上の年代の人、マネージャー経験の無いような人まで玉石混交。
新卒採用と違い、中途であれば採用するのは1人か2人程度。大量の応募が見込まれる広告型の求人は書類選考にも面接にも手間がかかってしまい割に合わないのです。

転職エージェントの場合、条件をエージェントに伝えておけばその条件に合った人材にしか求人を紹介しないため、選考以前の段階で条件に合わない人をふるいにかけることができます。
転職エージェントがフィルターとしての役目を果たすことで、企業側のコスト・負担を大きく軽減することができるのです！

■書類や面接だけでは人材を判断できない

どれだけ高学歴な人や貴重な資格を持っている人でも、その人の人間性に問題があったり社風に馴染めなかったりすれば、会社の中で能力を発揮することはできません。
そういった人柄や内面を知るために面接を行うものの、1時間かそこらの面接でそこまで深く相手を知ることなどなかなかできません。

転職エージェントでは求職者一人一人にあらかじめ面談やカウンセリングを行います。それらによって求職者の細かな経歴や性格などを把握し、そういった内面も含めて会社に人材をPRします。
会社も求職者の細かな情報が事前に知れるため、実際の面接ではより深くまで掘り下げることができ、より社風にマッチした人材を見つけやすいんです。