2019年4月30日をもってついに平成が終わり、翌日5月1日から新元号の「令和」が施行されます。
平成が終わる寂しさを噛み締めつつ、気になるのは今後の”祝日” について。
「元号が変わった後も、昭和の日はあるの?」
「”平成の日”の祝日はいつになる?そもそもできるの?」
「天皇誕生日だった12月23日は今後も祝日になるの?」
「そもそも祝日は増えるの?減るの?」
など、知りたいことはきっとたくさんあるはず。
今回は、令和に突入した後の2019年と2020年の祝日について、気になるあれこれを徹底解説!
平成の日はいつ?昭和の日はなくなる?「令和」が始まる前に”2019年の祝日”を把握しよう!
1. 令和になっても「昭和の日」は継続!?「平成の日」はあるの?
まず結論から申し上げます。4月29日の祝日である「昭和の日」は今後も継続!
2019年に限っては、元号が変わる前日である4月30日が「平成最後の日」のため、さらにその前日である4月29日は「平成最後の”昭和の日”」ということになります。
2020年以降も「昭和の日」は祝日として残り続けるので、ひとまず安心ですね。
■ そもそも、元号ごとに祝日が作られるわけではない
今後も残り続ける祝日「昭和の日(4月29日)」は昭和天皇の誕生日。
「ということは、新しい祝日になりそうな”平成の日”は今上天皇の誕生日である12月23日?」
このように思う人も多いかもしれません。
しかし、カレンダーを見てみると「明治の日」「大正の日」という名前のついた祝日はないことが分かります。
明治天皇の誕生日である11月3日に関しては、崩御から15年後の1927年に亡くなった明治天皇を偲ぶ意味で「明治節」という名前の祝日が制定されましたが、戦後に改定された「国民の祝日に関する法律」により「文化の日」と改められました。
しかし、大正天皇の誕生日である8月31日は祝日として残っていません。
改めて整理すると、昭和・明治の天皇誕生日は祝日として残っているのに、大正の天皇誕生日は祝日になっていないということ。
ここで分かるのは、天皇陛下が崩御された後に必ずしもその元号にちなんだ祝日が作られるわけではないということです。
■ 昭和の日が祝日として残った理由
4月29日は、昭和天皇が崩御される前まで「天皇誕生日」という祝日でした。
その後、1989年に平成へと年号が変わってからは、今上天皇の誕生日である12月23日が新たな「天皇誕生日」に。
しかし、4月29日はゴールデンウィークの時期と重なっていることもあり、長年親しまれてきた祝日だったため、政府はこの日を「みどりの日」と改め、祝日として存続させることにしました。
さらに時間が経った2005年、多くの国民の要望を受けて改正された祝日法によって4月29日が「昭和の日」となり、みどりの日は5月4日に移動することが決定。
このような経緯を踏んだため、現在でも「昭和の日」が祝日として存続されています。
つまり、「昭和の日」が祝日になったことには“昭和天皇の誕生日”という理由だけでなく、 “ゴールデンウィーク=他の休日との兼ね合い”や“国民の要望” が大きく関係しているのです!!
▼ 現在の「みどりの日」は5月4日!
■ ”昭和”と”明治”の祝日があることのほうが例外! 「平成の日」が制定されるかは未定
そもそも現行の祝日法によると、「天皇誕生日」は天皇陛下が在位している間は祝日ですが、退位されたあとは新しい天皇陛下の誕生日に切り替わるため、祝日としてそのまま残されることはありません。
つまり、天皇陛下の退位後も祝日として残った「昭和の日」や明治天皇の誕生日である「文化の日」はむしろ例外。
よって、「平成の日」は今後必ずしも制定されるわけではないのです。日本政府も「平成の日」の制定についてはまだ何も発表していないため、現状は未定のまま。
”平成を思い出す日”としても、”新しい休みが欲しい…”という意味でも「平成の日」を作って欲しい気がしますよね(笑)。
今後の取り決めに期待して待ちましょう!
※ 「平成の日」が制定されるかどうか、“美容男子“が内閣府に直接問い合わせ中!
わずかな希望にかけてますが、新しい情報をキャッチでき次第、改めて皆さんに報告しますね!
■ 2019年と2020年では祝日は増えるの?減るの?
そして一番気になるのはとどのつまり「令和」になることで祝日が増えるのか?減るのか?という部分。内閣府の発表によると、2019年の祝日の数は22日。対して2020年は18日になります。
これは前日と翌日の両方を「国民の祝日」に挟まれた平日は休日になる特例や、「国民の祝日」が日曜日に当たるとき、その日の後の最も近い平日を休日とする振替休日の数による差です。
純粋に祝日の数は2019年5月1日の特別に祝日になる「天皇の即位の日」「即位礼正殿の儀の行われる日」を除けばほぼ同数になります。東京オリンピックイヤーでもあるので出来れば開会式をスポーツの日として祝日にしても、10月の体育の日も残して欲しかったです笑。ただ、東京オリンピックの開会式前日から4連休(海の日を特例で7/23になります)なのは嬉しいですよね!
2. 2019年の12月23日は平日になる!今後「天皇誕生日」は変わる?
では、今上天皇の誕生日である12月23日は今後も祝日になるのでしょうか?
ちょうどクリスマスシーズンと連続することもあり、平成を通して親しまれてきたこの祝日。今年は一体?
◆ 2019年の12月23日は平日になる!
政府によると、12月23日に関して「平日にするのか、新たな国民の祝日とするのかについては、国民各層の幅広い議論が必要」との発表がありました。
年末シーズンやクリスマスなどのイベントと時期が重なっていることもあり、有意義な祝日として愛されてきた12月23日。今年から平日になるのはショック…という人も多いのではないでしょうか?(涙)
しかし、現段階で「幅広い議論が必要」と言われているので、今後祝日として残る可能性もゼロではないかもしれませんよね!
▼ 今年のクリスマスの過ごし方が変わってくるかも…
【参考記事】『【エリア別】クリスマスデートにおすすめな東京都内のデートスポットを紹介!』
◆ 今後の天皇誕生日は2月23日に変わる
2019年5月1日から令和が施行され、現在の皇太子殿下が新天皇に即位します。よって、「天皇誕生日」は皇太子殿下の誕生日である2月23日になり、新たな祝日が制定されました。
しかし、2019年に限っては日付の問題によって”「天皇誕生日」がないかもしれない年”に!!
2月23日が祝日になるのは2020年以降、ということになります。
3. 2019年のゴールデンウィークは新元号の関係で10連休に!
政府は、昨年2018年に可決された特別法案によって「改元が施行される2019年5月1日を祝日にする」ことを発表しました。祝日法によると、その前日及び翌日が祝日である日は休日となるため、4月30日と5月2日も休日に。
よって、今年のゴールデンウィークは4月27日(土)〜5月6日(月)までの10連休!
元号が変わるタイミングで休暇を取って、平成も令和も遊び尽くしちゃいましょう!
▼ 今年のゴールデンウィーク、どこに行くか決めた?
【参考記事】『関東おすすめアウトレット特集【都心からのアクセス付】』
【参考記事】『江の島デートは車がベスト!! 江の島ドライブデートでいきたい厳選スポットGUIDE』
祝日が増える、減るは有給休暇取得率の低い日本のサラリーマンにとっては割と死活(!?)問題ですよね。ともあれ今年の10連休は思いっきり遊ぶもよし!ゆっくり休んで英気を養うのもよし!思い思いに過ごして下さいね!
平成の日はいつ?昭和の日はなくなる?「令和」が始まる前に”2019年の祝日”を把握しよう!
- 1. 昭和の日は残る!平成の日は今後の決定次第であるかも?(現状は未定)
- 2. 12月23日は平日になる。新たな天皇誕生日は2月23日に!
- 3. ゴールデンウィークは改元の影響で10連休に!
ライター後記
新元号発表は本当に盛り上がりましたよね!
テレビに張り付いてどきどきしながら会見を見たり、SNSで感想を言い合ったり、菅官房長官が大人気になったり…(笑)
「令和」という元号名に関しても、縁起や響きがいいこともあって世論的にも好印象なイメージ。なんだかいい時代になりそうな予感がします。
でもやっぱり、平成から離れてしまう寂しさもある。平成を忘れないためにも、「平成の日」は制定されて欲しいなぁ…と思ってしまいます。
ミウラコト
「令和」を始める準備、できてる?
4人の男子メンバーと共にバンド活動に励みながら、ライター業を勉強中。美容はもちろん、グルメや恋愛にも興味あり!好奇心旺盛ガールです。