お知らせばかりですみません。けど、そういう最近なんです。
去年の後半はさっぱり絵にふれる機会がなかったので、その反動のようにこの春は絵という私なのでございます。
今度のお知らせは4月6日の1日かぎりなのですが、
東京は下北沢の「スペーススプラウト」という場所をお借りして、
絵とことばと刺繍の展示販売会をひらきます。
絵はぼくが描くやつなんですが、ことばは黒澤優子さんという友人が担当します。
この黒澤さんは、ニュー男子にたびたび出てきている「彼女」だったり「友だち」でありまして、
いつのなんの話に書いたかは忘れてしまいましたが、
たとえば、深夜のスーパーで「わたしたちこのビールを2人でわけたいので備品の紙コップなどあればひとついただけませんか?」
とアルバイトレジ男子に真顔でお願いし男子を困らせていたその「彼女」が黒澤さん。
はたまた、うちに連泊中は雨続きの合間のかすかな晴れ間に、
「これいいですか?」とデニム2本を洗濯機にもってきて「いや、ダメでしょ!」と驚愕しつつNOした、
ぼく的には非常識行動がよく見受けらえるその友人が黒澤さんであります。
相手からしてみたらこちらが”非常識”なのでしょうからお互い様なのですが、
「いいね」といい合え、同調しあえるのはよき関係ではありますが、
彼女のように「え?」「は?」「おや?」という「?」連打の人というのもまた”よき”ですよね。
そのズレから自分の思い込みに気がついたり、爆笑できるチャンスは多い。
もちろんズレばかりでは交われず互いに居心地が良くなかったりもしますから、
ズレと「わかる!」のバランスがおそらく大切なのでしょう。
そんな彼女と出会ってからはや20年弱。つかずはなれずときどきミートするくらいですが、
会えばほとんどエンドレスに話ができるありがたい存在なのであります。
そして刺繍は、ぼくのパートナーというんでしょうかカレシというのか、
ここ10数年生活をともにしている男子、イトウミチヒロくんが担当します。
自分が、近年絵を描きはじめ発表しだしたことにより、「つくったらいい。発表したらいい」熱というのが高まり、
いろんな人に「展示してみては?」「いっしょに何かやりたいね」と声をかけてしまうのですが、その声をいちばんかけられているのが彼、イトウくんであることは間違いありません。
これまでは「自分はいい」と無下にされてきたのですが、ようやく重たい腰を上げ模索をはじめ、
「これ」と目下のところ行き着いたのが刺繍だったのでした。
ぼくが言っても嘘くさいかもしれませんが、その刺繍というのがとてもかわいいのですよ。
なんというのかな、繊細で緻密で遊び心があって、よいのです。
なもので、家にある洋服を引っ張り出しては、「これにこんな刺繍をしてくれない?」と頼みまくっていますが、
リクエストが叶ったのは薄いダウンコートの背中にピンクの糸でブルースリーを縫ってもらった、その1点のみ。
とはいえ、おかげでタンスの肥やしだったダウンがヘビーローテションになったのでありがいのですが、
もうちょっとやってくれてもいいんじゃないかな??
って今日はほんとうに宣伝一本の雑記ですみません!
でも、刺繍はかわいいし、ことばはきっと刺激的だし、いらしていただいて損はないかと思います(得があるかもわからないが)。
「ニュー男子を見てきました」と言ってもなにがあるわけでもないのですが、あ、似顔絵描きます!
そう、話がまたどんどん長くなっちゃいますが、似ていない似顔絵っていうのを以前の展示で描いたことがあって、
最近は”その人の抽象画を描く”ってことをたまにやっていまして、その心は、
ようするに絵は(絵に限らないが)見る人がそれをどう見るか、
どんな意味を与えるか、なんのシンボル・象徴とするかという「ザ・鏡」的なものだと思っていて。
たとえば自宅など目に付くところに飾る場合は、
その絵を見たときにどんな気持ちになるのかがその絵の意味というか価値というものだと思うのです。
たとえば作者であるぼくが「金運アップの絵です」という意味をつけ、
その意味というかを共有した場合、その絵は持ち主にとって「金運アップ」の絵になるという。
そんな理論から、どんなシンボルが欲しいかを聞き、それを意図して描くことで、
その人の欲しいエネルギーの象徴画が完成する。ぼくはそう考えています。
という絵を、あれだったら描きますので、よかったら一声かけてくださいね。
以上、本日は超やおい系雑記(山ナシ、オチナシ、意味ナシ)に最後までお付き合いいただき、
誠に誠にありがとうございました。1日展示&カフェでの展示、よろしくお願いいたします!
スペーススプラウト・東京都世田谷区北沢2-39-6 4/6(土)12:00~21:00