年末年始のお酒の席や、寒いからっておうちでぬくぬく。ついつい食べたり飲んだりしてたら、すっかりわがままボディのできあがり。こりゃあイカンとダイエットに励んでみれば今度はお肌がなんだか調子悪いぞ…ん?肌荒れに吹き出物?!体のためにダイエットしてるのに、どうしてお肌に吹き出物や肌荒れが出来ちゃうの?その原因と対処法を探ります!
ダイエットが原因で吹き出物ができる!? 間違った食事制限は肌荒れやニキビの原因に!
1. ダイエットが吹き出物を作る3つの原因

体の健康のことを考えてダイエットをしている人もいるはず。
しかし、ダイエットの方法によっては体に悪影響を及ぼすことがあります。
主に、以下の3つがダイエットによる吹き出物を起こす原因です。
1. 無理な食事制限による栄養不足
2. ダイエットによるストレス
3. 便秘
それぞれ詳しくみていきましょう!
■ 吹き出物ができる原因①: 栄養不足
綺麗な肌を保つための栄養素が不足していると肌トラブルの原因となります。
また、ホルモンバランスも乱れやすくなり、さらにお肌に悪影響となります。タンパク質や鉄分、ミネラル、ビタミン、脂質などはもちろんですが、流行の炭水化物を抜く(糖質制限)のも注意! エネルギー源が不足することで体がだるくなったり、満腹感が得にくくなるので他のものを食べ過ぎたりして、結果的に栄養バランスが崩れてしまいます。また脂質やタンパク質を脂肪分として体に蓄えるようになるので、ダイエット効果としてはかえってよくない結果になることも。何事もバランスよく、適量に頂きましょう。
ニキビや吹き出物の原因をコチラでもチェック!
【参考記事】『ニキビの原因となる食べ物って?治すために摂るべき栄養素や食べ物まで徹底解説』
■吹き出物ができる原因②: ダイエットによるストレス
ほんとはあれが食べたいけど…これだけじゃ足りないけど…これ苦手なんだけど体にいいから…と、我慢我慢のダイエット生活でストレスマックス!
いらいらが募ると心身に負担がかかり、ホルモンバランスが崩れるもとに。
その結果お肌に現れるのが吹き出物……何事もやりすぎは禁物。
■ 吹き出物ができる原因③: 便秘
食べる量を減らしてしまったり、脂質や油分を取らない、食物繊維が足りないなど栄養バランスの偏った食事をすると、便のかさが減って固くなってしまったり、腸内での便の滑りが悪くなってしまうために便秘になりやすくなります。腸内で便が長時間便が留まることにより腸内環境が乱れ、悪玉菌が増加、毒素が生まれ、血流に乗って全身をめぐってしまうのです。
その結果、肌に吹き出物となって現れます。
◆ ただの吹き出物ではなくて好転反応の可能性も!
とはいえ、ダイエットそのものがすべて「悪」というわけではありません。
過食気味だった人が摂生することで体内に溜まった悪い物が剥がれて、血液を介して体内を巡ることも。
その場合、「好転反応」といって、悪いものが体調不良や吹き出物などとして現れる現象が起こる場合もあるのです。
もしかしたら吹き出物が、その好転反応という場合もなきにしもあらず。
ただ、これは全員に当てはまることではなく、一般的として捉えるには少々心配な点も…。あまりに長く不調が続いたり辛いようなら、ダイエットを中断して様子を見ることも大切です。
2. ダイエットによる吹き出物を防ぐ方法

ダイエットによる吹き出物は余計なストレスの原因にもなってしまうので、速めに取り除きたいものです。ではどうやって防ぎ、取り除くべきなのか。
しっかりレクチャーします!
■ 防ぐ方法①: 栄養バランスをしっかり考える
キレイは体の内側から。栄養バランスの整った食事こそがダイエットとなり、きれいなお肌へと繋がります。3食きちんとバランスよく頂きましょう。
ではバランスとは? 重要な栄養素について、以下ご紹介します!
・タンパク質
お肌をはじめ、筋肉や骨といった体をつくるために重要な栄養素。不足すると健康状態が損なわれるほか、お肌がカサカサしてしまいます。(肉や魚、たまご、大豆製品、乳製品)。ちなみにムチンを一緒に食べると、タンパク質の吸収がよくなります。ムチンはねばねば成分の一種ですが、里芋ややまいもなどに豊富です。
・ビタミンC
コラーゲンの生成を促します。こちらも、タンパク質と一緒にとるとさらによし。(緑黄色野菜やキウイ、イチゴなどの果物類など)
・ビタミンA
肌に潤いを与えます。(うなぎ、レバー、卵など)ただし、うなぎや鶏レバー、豚レバーはビタミンAを豊富に含むため過剰摂取になりやすく、頻回多量に食べると妊婦には胎児奇形リスクが上昇するので注意しましょう。
・ビタミンB2、B6
肌に張り、弾力性を与えます。(青魚、レバーなど)
・ビタミンE
血液の循環を促し、お肌に栄養と水分を運びます。(アーモンドなどのナッツ類、西洋かぼちゃ、たらこなどの魚卵など)
・必須脂肪酸
体内で作れない脂肪酸。「脂肪」という響きから敬遠してしまいたくなりますが、細胞膜を構成するリン脂質の成分であり、不足すると皮膚に異常があらわれます。(植物油、魚油など)
■ 防ぐ方法②: 過度なカロリー制限は控える
手っ取り早く結果を出そうと食べる質や量を減らしすぎては、後々リバウンドしたり体調不良を起こし、吹き出物もでてきてしまいます。
「食事バランスガイド」をご存知ですか?一日に必要な栄養素を「主食、主菜、副菜、牛乳・乳製品、果物」の5つで分けて駒のイラストで表したもの。
駒の上位にあるものほど重要な栄養素ですが、何かが欠けても駒はバランスを崩して倒れてしまいます。なんてうまいたとえでしょう。
このイラストを参考にしつつ、毎日きっかり守るのもストレスなので、一週間のなかで帳尻を合わせてバランスを保てるように心がけると取り組みやすいです。
■運動や筋トレを取り入れる
食べる量は減らしたくない!だから運動や筋トレで頑張るぞ!
…これ、筋肉は付きますが脂肪もついちゃって、果てはレスラーか相撲取り体型に。
ってのは極端すぎですが、やはり食事の見直しが一番大切です。
とはいえ、運動や筋トレによって新陳代謝を高めたり、筋肉をつけることでリフトアップは期待できます。
有酸素運動、特にウォーキングがお薦めで、空腹時にやれば体の脂肪が落ちやすくなり、食後は食べたものの脂肪をつきにくくします。
さらに、運動前にストレッチをすると、筋肉が柔らかくなって代謝も上がるので、より効果的。代謝が上がれば痩せやすくなり、お肌の調子も良くなるもの。体を動かすとストレス解消にもなりますよね。食事の見直しとあわせて取り組んで見ましょう!
とはいえ急激に頑張りすぎると筋肉を傷めてしまいます。くれぐれも結果を急がず、ゆったり続けられるように取り組みましょう。
ゆったりダイエットを始めたいひとにおすすめ!跳んでみません?
【参考記事】『ジョギングと同じ効果!?「痩せる」と話題のトランポリンダイエットの謎に迫る!』
ダイエットが原因で吹き出物ができる!? 間違った食事制限は肌荒れやニキビの原因に!
- 1. まずは食事の見直しから。バランスよくきちんと3食いただこう
- 2. 食べたものもストレスも溜め込まない。「入れたら出す」これ大事
- 3. 適度な運動も代謝アップに効果的。結果を急がず継続的に