過日、昨年ホロスコープ講座でご一緒した生徒メイトの人よりぼくの出生図のリーディングが送られてきた。
その方は真剣にホロスコープを学ぶ意識が強く「勉強のために読ませて欲しい」と言われたのだった。
ぼくはと言えば、さまざまなことに興味が向き、本を読んだり話を聞きに出かけたりというフットワークは軽いのだけど、
知ったことを深めることやそれを継続していくことが得意ではない。
自分で「得意ではない」と思うからそのような現実を体験しているのだ。
という話はひとまず、そのリーディングにいろんなことを感じ、とても有意義でありがたかったのであります。
さて、真剣さがビシビシ伝わる長い文章の中で大変印象深いこととしては、
人は誰しもが「なんのために生きているんだろう?」というようなことを考えるものかもしれないが、
野村さんはそうした疑問を持ち始めたのが早いのではないか。
幼い頃からそのようなことを考えて、しんどかったのではないか。というものでした。
それはまさにその通りで、たぶん小学低学年時分から寝しなにそんなことを想像し、
答えのでないことに恐ろしくなったりしていた。
だからどうした、ということは別にない。
ただ、当時の記憶みたいなものを思い出し、合点がいったことがあった。
それは「目的がわからないから不安なんだ」ということ。
目的地が定まらないけれど毎朝目はさめるし、目的地不明のまま今日を生きなくてはいけない。
やみくもに走るしかなく、すごいスピードで日々は過ぎていき、
小学校が終われば中学校があり、中学を卒業すれば高校が待ち、
そのあとには大学というものがあり、そうして社会人にならなくてはならない。
進むべき道のようなものは知っているが、なんの目的でその道を行くかが一向にわからない。
そのようなことにずっと葛藤し、いつしか自分が何を疑問に思っていたのかを忘れ、
からまっただけの得体の知れない葛藤だけがそこに在り続けていたのだった。
現在の大人になったぼくは、リーディングによってあらためてそのことに気づき、
当時の疑問は解決していないながらも、
そうか、わからないまま進まなくてはいけなかったからずっと不安だったのか! と心がうんと軽くなった。
話は変わりますが、最近、並木良和さんという方の動画にハマっている。
並木さんのことはいつかチラっと著作を本屋で目にし、その表紙の雰囲気に惹かれずスルーしていた存在。
まるで興味がわかなかったその人のことが先日突如気になり、インターネット検索。
そうして、Youtubeにあった講演を少し聞いてみたところ、
話の上手さと面白さ、物腰のやわらかさとシャープさに夢中となり、ここ数日のマイブームとなった。
興味を持った方はぜひ動画や本を読むかなどしていただくとして、
並木さん曰く人間は「”分離”をすることで不安や恐れなどを味わってみたい」と地球にやってきて、
その”ゲーム”がゲームであることを忘れるほどに没頭し、本気で苦しむようになった。
分離に分離を重ね、殺しあうという「戦争」を体験したわたしたちは、分離の極致にたどりついた。
極に達した人間は「統合」というフェーズに入っている、とのこと。
統合とは、もともとひとつだったことを思い出すというもので、
不安やら恐怖やらという”分離”からくる感情を感じたら、
それを自分の中から取り出し、リリースすることで「統合」されるという。(詳細は検索してみて)
さて、好奇心旺盛人間としてはすぐにやってみているわけですが、まだその効果はよくわからない。
ただ、目下は「統合」していくことが人間共通の大テーマなのかも、と思えている。
というか、並木さんにかぎらず精神世界のマスターたちはそうしたことをいろんな言い方でいっていて、
たくさんの本からそんなことは繰り返し目にしてきた。
けれど、この度のこの浸透具合は今までとは違う。はて、どうしてだろう? と思ったら、
ぼくは読書好きだけれど、案外文字を読むことよりも話を聞くこと、聴覚がよく働くタイプなのかも! と思い当たった。
(もちろんタイミングや、並木さんとの相性なども多分にあるのでしょうけど)
こんなこと、みんな当たり前に知っているかもしれないが、
人って、視覚なのか聴覚なのか触覚なのかなど、得意な感覚ってのがあるのかもですね。
そうして自分の感覚の得手不得手を知ることが、なにかの学びなどに有効に違いない。
考えてみたら、ぼくは「ニュー男子」を書いたら、毎度、
googleの翻訳機能にコピペしてロボットボイスで朗読してもらっている。
音で聞いてチェックしているのである。
灯台下暗しというか、なんというか……。
意識の自分は知らなかったけど、無自覚にそういうことをしていたのだなあ。
ちなみに、google翻訳さんに、変なことを読ませるのおもしろいですよ!
(いまどきの小学生は、うんこちんこ言わせて笑っているのだろうか)
■大人も爆笑必至!株式会社「うんこ」を突撃取材▽