社会人になるとほとんどの人が履くことになる革靴。
磨き方がわからずに、お手入れをせず履き続けていませんか?
革靴は、お手入れをすることで傷や汚れが目立たなくなるだけでなく、革自体を保護してくれます。社会人として、足元の清潔さはマナーでもあるのです。
そこで今回は、初心者でもできる革靴の磨き方、使う道具をご紹介していきます。
初心者でもできる革靴の磨き方をレクチャー!気になる疑問もサクッと解決!
1. 革靴磨きに必要な道具6点!これだけあればキレイに磨ける!

まずは靴磨きに必要な以下の道具を用意します。
① 馬毛ブラシ
② 豚毛ブラシ
③ 革靴用クリーム
④ 革靴用クリーナー
⑤ ポリッシュ
⑥ シューキーパー
6つあれば、きれいに革靴のお手入れをすることができます。
6つも用意するのは大変な気がしますが、ほとんどが千円前後なので、多く見積もっても10000円いかないくらいで済みます。
どれも長く使えるものなので、これを機に揃えましょう!
それでは、それぞれ詳しく見ていきます。
【馬毛ブラシ】
お手入れに欠かせないのが馬毛ブラシ。毛先が細く、ホコリ落としや普段のお手入れに最適。革靴の素材や色に関係なく、一つは持っておくと良いでしょう。
革の表面を傷つけない柔らかいタイプを選ぶのがおすすめです。
【豚毛ブラシ】
革靴にクリームを塗りこむために使うブラシです。
豚毛ブラシは満遍なくクリームを塗りやすく、革のしわや細かい部分まで毛先が届くため、布で塗るよりもきれいに仕上がります。クリームは革靴の色によって使い分けるため、何個かセットで購入しておくのもおすすめです。
【革靴用クリーム】
靴墨とも言われる、靴に塗り込んで水分を与えツヤを出すためのクリーム。
こちらはブラックの色の商品ですが、お手入れをする靴に合わせた色のものを用意するようにしましょう。
【革靴用クリーナー】
革靴のお手入れでは、まず汚れや古いクリームを落とすのが大事です。
洗浄クリーナーでしっかりと汚れを落としてから綺麗に磨き上げましょう。
水分を浸透させ、汚れが浮き上がってきます。
【ポリッシュ】
靴用のワックス。ツヤを出し、汚れなどが付きにくいように表面をコーティングしてくれます。お手入れの仕上げに使います
【クロス(コットン素材の布) 】
革靴用のクリーナーを使うときに使用する、コットン素材のクロスです。柔らかい素材のものであれば古着などでも代用することもできます。固い布は靴を傷つけてしまうので、不安な場合は専用のクロスを購入しましょう。
【シューキーパー】
お手入れの際には、シューキーパーを入れて革を伸ばしてあげると磨きやすいのでシューキーパーを使うと良いです。
シューキーパーの中でも木製のものをシューツリーと呼びます。木製のものは木の呼吸によって革靴の中に湿気がこもるのを防いでくれるため、お手入れの時だけでなく普段保管するときにも重宝します。
お手入れのためにこの金額は少しためらうかもしれませんが、普段からシューツリーを使うことで靴自体の寿命も1.5倍ほどになるため、長い目で見ると節約になりますよ。
◆ おすすめシューケアセット①: M.MOWBRAY x オリジナル シューケア スターターセット
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初めてのお手入れセットに!M.MOWBRAYのシューケアセット
価格: ¥ 3,240
百貨店などにも置いてある、M.MOWBRAYのシューケアセットです。必要なものはすべてそろっているのでこれさえあれば今日から革靴のお手入れを始められます!このセットのおすすめはムートングローブクロス。大きなサイズで磨きやすく、普段の軽いお手入れにも使えるので高評価!ムートングローブクロスを目当てにこのセットを購入する人も多いようですよ。
◆ おすすめシューケアセット②: シューケアキット トラディショナルケアセット
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本格派向きのシューケアセット。日本製の高級感溢れる木箱がついており、自分用はもちろんプレゼント用としてもおすすめできます。靴愛好家に愛されているM.MOWBRAYのアイテムなので、商品の品質も折り紙付き!家に1セットあるだけで、大人の男になれたような気分になるセットです。
2. 【初心者必見!簡単!】革靴の磨き方

靴の磨き方は、手順は多く見えますが意外に簡単です!自分でお手入れができるようになれば革靴を長く使えてお得ですし、靴に愛着も湧くはず!
初めての方でもわかりやすい、靴の磨き方をご紹介します。
◆【STEP①】シューツリーを入れる
まずは靴紐をはずし、靴にあったシューツリーを革靴に入れます。靴紐は汚れてしまうと一気に靴の印象が悪くなるため、お手入れの際には必ず外しておきましょう。
また、シューツリーを入れることで革靴のシワが伸びて、クリームをムラ無く塗ることができます。
◆【STEP②】ブラッシング
馬毛ブラシで靴の汚れを落とします。馬毛は毛先が細いので、革の細かいシワや隙間までしっかりと落とすことができます。
靴全体を丁寧にブラッシングしましょう。
◆【STEP③】クリーナーで汚れを除去
ホコリが取れたら、クロスにクリーナーをなじませて革靴の表面を拭いていきます。靴についた汚れはもちろんですが、今まで塗ってあった古いクリームもしっかり落とす必要があります。化粧と同じで、落とさずに塗り重ねていくだけだと逆に汚れがたまっていってしまうからです。
汚れや古いクリームを落とすと、靴からは光沢がなくなります。
クロスは指にしっかりと固定することで、靴の表面を満遍なく拭くことができます。お手入れに最適なクロスの巻き方を覚えておきましょう。
① 人差し指と中指を伸ばし、布を張ります
② 指の後ろで余った布をねじります
③ ねじった布を指の根本あたりに巻きつけます。
④ ねじって余った布を手のひらで握りこみます
これで、指先にぴんと張られた布が巻かれた状態になります。隅々までしっかりと指で磨いてあげましょう!
◆【STEP④】クリームを塗る
豚毛を使って靴にクリームを塗っていきます。クリームは靴に栄養を与え、傷などを目立たなくしてくれます。ブラシにクリームを取りますが、量は米粒2~3粒程度でOK。クリームは革にあまり染み込まないので、少なければ少ない方が良いくらい。足りなければ都度付けたしながら、多く塗りすぎないよう気を付けましょう。
ブラシを円状にくるくる回転させながら、ムラが出ないよう塗っていきます。シワの中にもクリームが入り込むように丁寧に伸ばしていきましょう。ソールや、ソールと革の間部分も忘れずに!
◆【STEP⑤】ブラシで仕上げ
最初に使った馬毛ブラシで、最後に靴をブラッシングします。強く押し付けたりせず、ソフトに軽く動かしてください。ブラッシングをするだけで、表面に上品なツヤが現れます。
◆【STEP⑥】ポリッシュを塗る
最後にポリッシュを塗ります。ポリッシュはワックスの成分が多く入っており、靴に光沢を与えるだけでなく雨やホコリから革を守ってくれる効果もあります。
クロスにとって薄く均一に塗っていきましょう。塗り終わったらクロスの綺麗な部分で、靴全体を磨いてあげましょう。
綺麗にツヤが出て、高級感のある革靴に生まれ変わります。
◆ 革底のケア方法
靴底もケアしてあげることで長持ちさせることができます。
革底用の保革剤を使用します。カビ止めが配合されているものも多いので、梅雨の時期などにはしっかりケアしておきたいですね。
適量を布にとり、靴底の地面に触れる部分に塗っていきます。塗り終わったら保革剤が乾燥するまで陰干しをして完了です。陰干しは20~30程で十分です。
◆ コバのケア方法
コバとは、川底の側面の部分のこと。いくら革を綺麗に保っていても、ここが汚れたりしていては逆に目立ってしまいますね。
コバのケアにはコバ用のインキを使います。着色力がとても強いので、部屋を汚さないよう新聞紙などを引いておくと良いでしょう。塗布用のスポンジがついていますので、それを使ってコバ部分のみにインキを塗ってください。もし革の部分についてしまったら、汚れ落としですぐに拭き取りましょう。
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