20代後半あたりの結婚適齢期に訪れる結婚に関するハラスメント。
今回は多くの人が被害にあっている結婚ハラスメントについて、解説していきます!
独身者の気持ちを考えない発言などによって苦しまないように、悩まないように対処法や予防策も教えちゃいます!
結婚しないとそんなにダメ?結婚ハラスメント【マリハラ】を受けたときの対処法と予防策!
1. 独身者を追い詰める結婚ハラスメント「マリハラ」とは

ひと昔前は「結婚したら一人前」なんていう謎の常識がありましたが、今はそんなことありませんよね。幸せは人それぞれ。そんな今の時代にそぐわない独身者を精神的に追い詰めるマリハラについて解説します!
■ 結婚(マリッジ)ハラスメントとは
見ての通り、独身者に対しての結婚に関する嫌がらせの言動のコト。
「早く結婚しなよ!」「なんで結婚しないの?」なんて言われても、本人が望んでいない恋愛や交際、婚姻を迫るようなもの。れっきとしたハラスメントの一つです。
■ 男女別マリハラ例
マリハラ被害者は女性をイメージしがちですが、最近は男性にもマリハラ被害が増えてきているのです。もはや男女問わず頭を抱える問題になってきています。
男女が受けやすいマリハラの例を紹介していきますね。
独身女性が受けやすいマリハラの一例。
・結婚したほうが幸せなのに
・そんなんだと一生結婚できないよ
・いい年なんだから結婚しなよ
独身男性が受けやすいマリハラの一例。
・男は結婚してやっと一人前になれる
・家庭もってないから責任感がない
・独身はいいよな~気楽で
■ 厄介なことに加害者は「悪意なし」?
そんなことを言うマリハラの加害者に限って、お節介や「良かれと思って」という善意からの言葉だったりする。それがマリハラの厄介なところ。
悪気がある場合よりも、悪意なく好意で言っているという場合が多いのも、被害者を苦しめることになりますよね…。
2.【マリハラ】を受けたらどうすべき?

そんな「マリハラ」なんて日常茶飯事、よく起きることでもあります。
同じようなことを言われて「またかよ…」なんて思って、どう対処したほうがいいか悩むところ。穏便にかわしたい場合、もう我慢できない…という場合に分けて説明していきます!
■ 穏便にかわしたい場合①: 聞き流す
一番いい方法は、聞き流すこと。嫌なことを言われても、聞くフリをしてうまくかわすことで穏便におさまるでしょう。
一旦はフツフツとした感情を押し殺して、その場は相手に愛想笑いしておけばいいです。
■ 穏便にかわしたい場合②: 自分の価値観を示す
今は独身だけど何歳あたりで結婚したい、結婚する気はない、などそれぞれに人生設計があるはず。
恋愛観だって、人生観だって人それぞれですし、その自分の考えや価値観を相手に伝えるのも手かもしれません。
価値観を分かってもらえない場合も大いにあるとは考えられますが、自分の価値観を信じておければ大丈夫です!
■ 穏便にかわしたい場合③: お節介だと理解する
もうその言葉は「お節介」「好意」だと理解して、納得するのもいいかもしれません。
あなたを傷つける気持ちもなく、悪意がない場合もあるので、相手に対して一方的に嫌悪感を抱いて関係悪化をしてしまうと、それもそれで厄介ですもんね。
■ 耐えられない場合①: 相談窓口に報告する
マリハラはれっきとしたハラスメントの一つということを説明しました。そのため、受けた被害によってはハラスメント認定される場合も多いです。
加害者にいくら悪意がない場合でも、アナタだけ一方的に傷つくなんておかしな話。
執拗なマリハラに対しては、上司や社内の相談窓口、外部のハラスメント相談窓口に伝えてみるべきです。
■ 耐えられない場合②: 労働審判などの手続きをする
明らかに悪質、悪意がある場合、耐えられない場合は労働審判など法的な措置をとるのも必要。
労働審判とは、労働問題に特化した裁判のようなもの。通常の裁判よりも迅速さがあります。
注意点としては、相手が加害者ということではなく、「アナタ」対「ハラスメントに対応しなかった会社」という戦いになることです。
3. 結婚ハラスメント【マリハラ】を受けないために

マリハラは急にやってくるものでもあり、一回上手くかわせたとしてもまた別の日にも言われることだってあります。そんなマリハラの被害に合わないための予防策はあるんでしょうか?
■ 規律ある生活を心がける
マリハラの加害者は「良かれと思って」言っていることが多いです。
夜更かししたり乱れた食生活など送っていては、お節介人間の目にとまってしまうことだってあります。
出来るだけ生活を整えて、規律ある生活をしていくことも必要です。
■ 普段の相手に対する態度を振り返る
あなたに原因があったからハラスメントを受けているということではありませんが、普段その相手に対しての態度を見つめなおしてみるのも必要かもしれません。
相手を見下したり、適当に扱っていてはハラスメントの対象になってしまう恐れもあります。
■「結婚」=「幸せ」という認識をやめる
「結婚すれば幸せになる」という認識が心のどこかで気になってしまうと、どんどん他人の意見に流されてしまいがち。周りの言っていることに左右されず、自分の価値観や結婚観などを信じて持っておくことが何よりも大切です!
結婚しないとそんなにダメ?結婚ハラスメント【マリハラ】を受けたときの対処法と予防策!
- 1. マリハラは男女問わず被害が…。
- 2. 悪気のないマリハラも、対処していこう!
- 3. 自分の価値観が流されないように!
ライター後記
結婚願望が強い人は自分のことを責めてしまったり、精神的に追い込むことにもなるマリハラ。自分の幸せは他人が決めることじゃないと分かってはいるけど、マリハラを受けると落ち込んだり、イライラしたり。マリハラに対処するには、自分の人生観や価値観が揺らいでしまわないように、自分を律する力も必要かもしれませんね。
マリハラには適切な対処・予防をしていきましょう。
もるつ
26歳過ぎて結婚適齢期になりマリハラ被害多発
看護師だったが今までとは違った新しいことをしたいと思い、ライターに興味を持つ。「自分だから出来ること」を仕事にしているカッコいい女性に憧れている。 趣味は、見たことのないような絶景やキレイな海を求めて旅に行くこと。他に好きなものはお寿司、ドラえもん、本屋さん。苦手なものはカエル。