大腿四頭筋とは、「太もも前部の筋肉」のことで、日常生活はもちろんスポーツでは必ず使われる部位。
しかし、そんな働き者の大腿四頭筋をケアしている人は少ないのです。
実際にこの大腿四頭筋を痛めてしまってからでは日常生活に支障が出てしまいます!
今回は大腿四頭筋のケア方法についてくわしく解説します!
「大腿四頭筋を痛めると危険!」日常生活のほとんで活躍する太ももとの上手な付き合い方
1. 大腿四頭筋とは?

大腿四頭筋とは太ももの前部を指します。
「四頭筋」と呼ばれている理由は、太ももの筋肉が4つの筋肉で構成された筋肉の総称だからです。4つの筋肉とは以下の通り。
・大腿直筋
・内側広筋
・外側広筋
・中間広筋
これらの筋肉が膝の骨「膝蓋骨」についています。
また大腿四頭筋は、人間の体の中でもトップクラスに大きい筋肉であることも有名です。
2. 大腿四頭筋の働き

大腿四頭筋は、主に以下のような動きをするときに働きます。
・股関節の曲げ伸ばし
・歩くときや走るとき
・スポーツ全般の動き
股関節付近が硬いと腰や膝などに痛みが出やすいだけではなく、体全体にゆがみが出るなど、マイナスなことが多いんです。
もちろんスポーツでも、競技パフォーマンスの低下や怪我のリスクの向上などが起こりやすくなります。
股関節の屈曲に関しては大腿直筋が関与しているため、大腿四頭筋にも影響がでやすいんです。
■ 大腿四頭筋のケア方法とは?
大腿四頭筋のケア方法は、主に「トレーニング」と「ストレッチ」を続けることです。
「トレーニング」で筋肉量を増やし、「ストレッチ」で体の柔軟性を手に入れることで「柔らかく強い筋肉」を作り上げることができます。
「柔らかく強い筋肉」を作ることのメリットは以下の通りです。
・筋肉の可動域が上がる
・体に余計な負担や偏りが見られなくなる
・太りにくくなる
・凝りの解消
また、これらのことは大腿四頭筋のみならず、他の筋肉にも言えることです。
今回は大腿四頭筋に焦点を当てて話していますが、他の筋肉を鍛えるときも「柔らかい筋肉」を作るようにしてみてください。
3. 大腿四頭筋の鍛え方&ストレッチ

それでは、大腿四頭筋の鍛え方とストレッチ方法を紹介します。
大腿四頭筋を鍛える方法は以下のようにいくつかあるんです。
・自重(自分の体重のみの重さ)で行うスクワット
・ダンベルを使用したスクワット
・バーベルを使用したスクワット
・ランジ
スクワットはトレーニング嫌いの人から敬遠されがちな種目なのですが…
スクワットは全身を使ったトレーニングともいえるため、ダイエットや全身強化には欠かせないものなんですね。
またスクワットは種類が豊富でかつ基本のフォームがかなり大事な種目です。こちらの記事はスクワットの種類と基本フォームをしっかり載せています。必ずチェック!
【参考記事】『 スクワットの効果を最大限に出すフォームの基本を徹底紹介!効果を出すにはフォームが重要!』
こちらではスクワットとランジの違いを紹介しています!この2つの違いをわかっておくと効率よく太ももを鍛えることができます!要チェック!
【参考記事】『 スクワットとランジの違いとは?違いをわかりやすく解説!!』
■ 大腿四頭筋のストレッチ方法
前述したように、健康な太ももを作るためにはトレーニング後のストレッチが大事です。
以下のストレッチ動画を参考に行なってみてください。
4. 太ももが痛いときは我慢せずすぐ受診!

以下のような症状がある場合は、大腿四頭筋損傷というけがの恐れがあります。
必ず医療機関へ行き受診をしましょう。
・歩くと太ももの前部が痛む
・ジャンプすると痛む
・膝を曲げると痛む
・ボールを蹴ると痛む
・トレーニング中にしびれるような感覚と痛みが走る
放っておくとスポーツをやっている方は選手生命にかかわる怪我につながってしまうかもしれません。早期発見は早期治療につながりますから我慢しないように!
【大腿四頭筋を痛めると危険!】日常生活の90%に使われる太ももとの上手な付き合い方
- 1. 大腿四頭筋は日常生活に不可欠な筋肉!
- 2. 大腿四頭筋のケア方法は「トレーニング+ストレッチ」が原則
- 3. 大腿四頭筋が痛む場合はすぐに医療機関へ!
ライター後記
大腿四頭筋はスポーツ全般でも使われるため怪我の多い筋肉として有名です。
特に膝の故障の原因になりやすい筋肉であるため、ケアは欠かさないようにしましょう!
桃野 カン詰
筋肉は正直です
大学生の時にヒッチハイクにて日本縦断。人の温かさとキノコの恐ろしさ、猪の獰猛さを知る。現在アメリカ大陸を横断しようと目論んでいる最中。