SNSが当たり前になり、日を追うごとに多くなってきているSNSによるハラスメント被害。その実態は驚くほど身近なことだったんです。
今回はSNSハラスメントの原因や、被害者・加害者にならないために大切なことについて理解を深めましょう!
SNSハラスメントは現代社会の闇?パワハラにもなりうるソーシャルハラスメントの実態とは?
1. 急増中のSNSハラスメントとは?
顔が見えないためどんどんエスカレート…
現代社会においてSNSは切っても切り離せない存在になりつつありますよね。
リアルな人間関係とはまた違った、SNSだからこその脅威とはなんなのでしょうか?
SNSハラスメントの実態に迫っていきましょう!
■ SNSハラスメントとは?
Facebookやインスタグラムなどに代表されるSNSを利用した嫌がらせのことを「SNSハラスメント」(ソーシャルメディア・ハラスメント)と言います。
略して「ソーハラ」と呼ばれることも…。
仕事でもプライベートでも、SNS使用が普及している現代では、切っても切り離せないものと化しています。SNSの中といっても現実世界と変わらず、嫌がらせなどパワハラの一種にあたります。
いまも増加し続けているSNSハラスメントについて、今回は詳しく解説していきます!
■ SNSハラスメントの原因
SNSハラスメント、ソーシャルメディア・ハラスメントの怖い部分。
それは、顔が見えていない対面のコミュニケーションではないということ。
加害者も「悪気がない」「自分は悪くない」と思い込んでしまうことがあり、どんどんエスカレートしてしまうのが原因。
相手の嫌がる顔が見えないことにより、嫌がっているわけがない・自意識過剰だなどと自分を正当化してしまうのです。
そしてもう一つ。SNS上でのリテラシーの個人差がさまざまだということ。
SNS利用上のルールやマナーについての理解不足、世代間のギャップなども原因として考えられるとされています。
■ SNSハラスメントの例
SNSに暴言などを書いて嫌がらせをしたりという事例が多発している。
顔が見えないということが大きな理由でしょう…。
ほかにも、以下のようなものがSNSハラスメントとされています。
・上司が部下に友達承認を強要したり、投稿への反応を強要したりする。
・仕事だけでなく、プライベートなやりとりまで監視されている気になる。
・投稿のコメント一つで上司や部下との人間関係が壊れるという恐れを抱く。
2. SNSハラスメントは防げる?被害者にも加害者にもならないためには
送信する前にひと呼吸
一見防ぎようのなさそうなSNSハラスメントですが、使い方を間違えなければ防ぐことだってできるはず。
被害者にも加害者にもならないために必要なコトを教えます!
■ 職場とプライベートを混同しない
職場、プライベートとSNSを使い分けているつもりでも混同してしまうのがSNSということを分かっていますか?
職場での人間関係や力関係をSNSに持ち込まれると厄介なことになりかねません。
もうそれ自体がSNSハラスメントになり得ることを認識してください!
まずはプライベートと職場などしっかりと区別して、混同しないようにしましょう。
■ 集合写真をアップするのも注意
職場などで取った集合写真など良かれと思ってSNSにアップしていませんか?
写真嫌いの人を「ノリ悪いな~」「ありえない」なんて思っていませんか?
写真に写りたくないと思う人がいるということも理解しておく、アップするときに許可をとることなどの心遣いを忘れずに…!
「いいね!」がほしいがために、知らぬ間に嫌なことを強要している可能性があるので気を付けましょう。
■ 匿名アカウントでも危険?
「匿名アカウントや、裏アカウントだから何書いても大丈夫」という認識は非常に危険です。
もうこのご時世、身バレなんてすぐにしてしまうのが怖いところ。
あなたのその油断が、嫌がらせやいじめなどをどんどん大きくしていくことを肝に銘じましょう。
■【フォロワーの数=信頼】ではない
SNSに重要なのがフォロワーという存在。フォロワーが多いとなんだか、多くの人に支持されている素晴らしい人だと感じてしまいがち。
フォロワーの数で上下関係を作り、「私をフォローするべき」と強要する人もいます。
「いいね!」しないフォロワーに対しては、横柄な態度を取ったりと、めちゃくちゃ理不尽なことに…。
フォロワーが多いからといって「この人はすごい」「この人が正しい」と信頼し、周囲も同じ意見だと思い込むことは、非常に危険ことだと認識しましょう!
■ SNSとは適度な距離を
一番大事なこと、それはSNSにのめり込みすぎないようにすること!
全く使わないということが難しい現代では、うまく付き合っていくことが一番の近道と言えます。
興奮して、イライラして…など理由はさまざまありますが、相手の気持ちを考えたりする余裕をもう少し持ってSNSを利用することが必要なのではないでしょうか?
被害に合ってしまっている人には、近づきすぎないように現実世界に目を向けたり、SNSを見ないようにするなどの対策を考えていきましょう。
SNSハラスメントは現代社会の闇?パワハラにもなりうるソーシャルハラスメントの実態とは?
- 1. SNSハラスメントが急増している!
- 2. 仕事とプライベートを混同しないように!
- 3. SNSとは適度な距離を!
ライター後記
多くの人が使っているSNSだからこそ、顔が見えないコミュニケーションだからこそ細心の注意を払ってほしいものです。SNSの使い方を間違えないように、ハラスメントになりうるということを認識して使っていきましょう!
もるつ
ストレスになるか笑顔になるかはアナタ次第!
看護師だったが今までとは違った新しいことをしたいと思い、ライターに興味を持つ。「自分だから出来ること」を仕事にしているカッコいい女性に憧れている。 趣味は、見たことのないような絶景やキレイな海を求めて旅に行くこと。他に好きなものはお寿司、ドラえもん、本屋さん。苦手なものはカエル。