あなたは通勤時、どんな靴を履いていますか?
スーツに合わせる定番は内羽根式の黒革靴一択だと考えられていますが、オフィスカジュアルなどが提案され浸透している近年、選択肢は決して一択ではありません。
革靴にもたくさんの種類があり、どのようなスーツに合わせるかによって印象はガラリと変わります。
また、革靴だけではなく近年ではスニーカーとスーツを合わせるのも流行しています。
シーンやその日の予定によって、スーツに合わせる靴を変えてみませんか?
スーツに合う靴選びの重要なポイントとは?【パターン別靴のコーデ特集】
1. スーツに合う靴を選ぶポイント

オフィスカジュアルなどが提案されている昨今、靴の選び方に1つでも、その人の印象を変えることができる時代となりました。
では、どんな靴の選び方が印象としてよくなるのか、まずは靴の選び方から学んでいきましょう。
◎ 日本の一般的な型は〝黒の内羽式ストレートチップ〟
内羽根式とは、靴紐を通す甲の部分が潜り込んで、靴の革と一体になっているデザインのこと。フォーマルな場面で使われる最もポピュラーな革靴と言われており、ビジネスシーンはもちろん、冠婚葬祭など様々な場面で着用できる万能性の高いタイプです。
社会人の男性なら、
リクルートの段階から使い続けることになる革靴。誰しも一足は持っていたいですね。
◎ スーツに合う靴を選ぶポイント①: 種類で選ぶ
革靴には、フォーマルな内羽根式と甲の部分が前面に出ている外羽根式があります。外羽根式は内羽根式に比べて、カジュアルライクなコーデとも相性が良いのが特徴です。
つま先に切り替えがある「ストレートチップ」や、切り替えがなくすっきりとした印象の「プレーントゥ」は主にビジネスシーンで活躍するタイプですが、内羽根式であるか外羽根式であるかによって印象に違いが生まれます。
例えば、内羽根式のプレーントゥと外羽根式のストレートチップであれば、よりフォーマルな印象になるのは内羽根式のプレーントゥになります。
このように、種類によって合わせたいシーンは変わるため、その日の予定や見せたい印象で合わせる靴を選ぶことが重要です。
◎ スーツに合う靴を選ぶポイント②: 形やサイズで選ぶ
つま先の形やサイズでもこだわりを出すことは可能に。
尖ってすっきりとしたトゥはフォーマル向きですが、丸みのあるトゥはカジュアルシーンにも合わせられます。
また、サイズ感はもちろんジャストが良いのですが、重厚感のあるものやシンプルですっきりとした見た目のものなど、外見のボリューム感は調整できます。
◎ スーツに合う靴を選ぶポイント③: スーツの色や柄で選ぶ
正装スタイルの黒スーツであれば、フォーマルな黒の革靴一択。ですが、カラーのあるスーツや柄が入ったスーツには選択肢の幅が増えます。
グレーや茶色、チェックなどの柄が入ったスーツにはウィングチップや外羽根式の革靴などが合わせられます。
革靴の色も、バーガンディや茶色、ワインレッドなどおしゃれにするのもいいでしょう。
◎ スーツに合う靴を選ぶポイント④: どのように見られたいかで選ぶ
その日の用事や会う人によって印象を使い分け、履く革靴にも変化をつけましょう。
例えば、さわやかな印象にしたいときには外羽根式のタイプを合わせてカジュアルな印象に。スタイリッシュな印象にしたいときは、英国風のデザインやグッドイヤー製法の革靴を合わせましょう。
毎日のおしゃれという意味でも、靴を使い分けて履くのは楽しいですよね。
2.【パターン別】スーツに合う靴のおすすめを紹介!

ここからは、パターン別に靴のおすすめを紹介します!
◎ スーツに色がついているパターン
一般的な紺色やグレースーツなどには、黒色か茶色の靴を合わせましょう。
黒色の靴を合わせると、フレッシュでさわやかな印象の足元に。引き締め効果があるので、全体のスーツコーディネートがスマートになります。新入社員などにおすすめです。
ただし、ビジネスシーンではデザインがシンプルな黒靴を選びましょう。ぼってりとしてボリューム感のある見た目のものを選ぶと、野暮ったい印象になってしまいがち。すっきりとしたつま先のタイプがおすすめです。
茶色の靴を合わせると、おしゃれで都会的な印象になります。ダークブラウンの靴はビジネスシーン向き。個性的な印象にしたいときはライトブラウンの靴がおすすめです。
ライトブラウンのように、色が明るい靴を選ぶときはスーツも明るい色を選びましょう。
一方、黒のスーツに合わせるのは黒靴一択。黒スーツは主に冠婚葬祭に着用するため、明るい色の靴を履いて足元だけ浮かないように注意しましょう。
◎ 仕事での印象を変えたい場合
毎日のビジネスシーンにおいても、大事な場面ごとに合わせる靴を変えたいですよね。気分転換やおしゃれを楽しむために足元を意識すれば、仕事もはかどること間違いなしです。例えば、取引先との会議やプレゼンなど真面目で誠実な印象にしたいときは、ストレートチップやプレーントゥ、モンクストラップなどの黒靴がおすすめ。
バックル止めのストラップがついたモンクストラップのタイプは、靴紐がないのが特徴。黒やシンプルなデザインを選べば、ビジネスシーンでも活躍します。
おしゃれにラフな印象にしたいときには、ウイングチップやカラーのあるプレーントゥ、また2つのストラップがついたダブルモンクストラップタイプなどがおすすめです。
ウィングチップはつま先の切り替えがW字型で翼のようなデザインが施されたデザイン性の高い革靴。結婚式の二次会やパーティーなどの社交場でジャケットと合わせるのがぴったりです。
◎ プライベートとの併用を意識した場合
プライベートと併用させたい場合は、内羽根式の靴を選ぶのはややフォーマルすぎるので外羽根式の革靴がおすすめ。
トゥと呼ばれるつま先部分の装飾が派手であればあるほど上品な印象になり正装に向きますが、カジュアルなコーデに合わせるならトゥにやや丸みがあるプレーントゥやデザイン性の高いウィングチップの靴がおすすめです。
3. スーツ×スニーカーってどうなの?

オフォスカジュアルが浸透している現代、スーツ×スニーカーの組み合わせは珍しくないのだそう。従来の定番、重厚感や上品さを演出する革靴とはまた違った、新鮮でユニークな印象のスニーカーを「おしゃれ」としてスーツに合わせるスタイルが近年では流行しています。
また、「ビジネスパーソンの運動率の引き上げ」として2017年にスポーツ庁が「スニーカー通勤」を推奨しているなど、社会全体を通してスニーカーとスーツを合わせるスタイルが提案されています。
大事な会議やフォーマルな場面では革靴が好ましいですが、普段の通勤にはスニーカーの方が動きやすいということもあるかもしれません。
例えば、一般的なネイビースーツと白地のTシャツに白のスニーカーを合わせれば、さわやかでおしゃれな印象に。
スニーカーは色やデザインなどおしゃれの幅を広げやすいので、いろんなタイプのものを合わせてみましょう。
4.【豆知識】革靴の手入れ方法

革靴は毎日の着用や雨などでダメージを受けやすい、デリケートな靴。日頃のお手入れで汚れを落とし、革に栄養を与えるのが大切です。一見難しそうで尻込みしてしまいがちですが、手順を押さえておけば誰でも簡単にケアができます。いいものを長く使うためにも、手入れ方法を頭に入れておきましょう。
手入れ方法
⑴馬毛のブラシで、革靴の汚れをはたきます。シワの部分や縫い目の部分など、埃をしっかりと落としていきましょう。
⑵次に靴用のクリーナーで表面についたクリーム汚れを落とします。乾いた布で優しくふき上げましょう。
⑶補色効果や栄養補給効果があるクリームを塗り込みます。布や手で素早く塗ることが重要です。
全体に満遍なく塗れたら、時間をおいて革にクリームを染み込ませます。
⑷最後に余計な油を拭き取って完成です。
スーツに合う靴を選ぶのに必ず知っておくべきポイント【パターン別靴のコーデ特集】
- 1. 黒の内羽根式革靴は必需品。そのほかは気分とシーンに合わせて使い分けましょう。
- 2. スーツの色と革靴の色やデザインの相性は重要!プライベートと併用したいなら、外羽根式がおすすめ。
- 3. スニーカーとスーツは新しい定番スタイル。オフィスカジュアルが浸透している会社なら、バンバン使うべし!
- 4. 休日は革靴のお手入れを!覚えておいて損はありませんよ!
ライター後記
ビジネスマンは毎日スーツを着るので、足元や小物などでおしゃれや品格を出すために工夫する必要があるのだと思いました。
男性がシーンに合わせてスーツや革靴を変えていたら、ちょっとしたこだわりでも女性たちは敏感に気づくと思いますし、おしゃれなビジネスマンには誰しも憧れてしまうと思ういます。
内羽根式のフォーマルな革靴以外にも、いろんな種類の革靴があるので、いろんなタイプのものを持っておくと毎日選ぶのが楽しそうですよね。
スニーカーもカジュアルすぎるものでなければOKな時代なので、レパートリーを増やしておくとプライベートでも使えて便利だと思いました。
ミウラ コト
品格は足元から!こだわりを持っておしゃれを楽しめるビジネスマンは素敵です!
バンド活動に励みながら、ライター業を勉強中。美容はもちろん、グルメや恋愛にも興味あり!好奇心旺盛ガールです。