社会人の悩みとして多いのが◯◯ハラスメントと呼ばれるもの
今では35種類ものハラスメントが存在し、若者だけでなくベテランの社会人も対象となっています。
今回はそんなハラスメントの中でも〝暴言によるパワーハラスメント(パワハラ)〟について解説。
暴言と叱る行為はニュアンスが変わりますよね。違いがわかるように詳しく説明します!
職場での暴言はパワーハラスメント!エスカレートする前にやっておくべき3つのこと
1. 職場におけるパワハラとは?

まず職場におけるパワハラとはなにかというのを理解しておきましょう。
厚生労働省が提示しているちゃんとした定義があるんです。
“職場のパワーハラスメントとは、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」と定義をしました。
この定義においては、
・上司から部下に対するものに限られず、職務上の地位や人間関係といった「職場内での優位性」を背景にする行為が該当すること
・業務上必要な指示や注意・指導が行われている場合には該当せず、「業務の適正な範囲」を超える行為が該当すること
を明確にしています。”
今回紹介する上司からの暴言は、明らかなパワハラに当てはまります。
2. どんな言葉が暴言のハラスメントになる?

上司から以下のような言葉をかけられたことはありませんか?
これから紹介する言葉はすべて暴言のパワーハラスメントになります。
どう責任とるのかなー、辞めてくれても構わないけど損害賠償請求するからね
いっぺん殺してやろうか?
存在が目障りだ!
お前なんかこの会社にいらないよ、消えてくれ
この給料泥棒め
お前アル中だろ?手が震えてるもんな
お前が辞めても俺がお前の噂を広めてやるよ
いてもいなくても君は一緒。邪魔だってことだよ
見るに堪えない言葉ばかりです。
こんな言葉を長い期間浴びせられながら仕事をするなんてまず無理でしょう。
3. 暴言のハラスメントがエスカレートする前に

先ほど述べた暴言がエスカレートすると、人は行動に移る可能性があります。
そう、暴行。ここまで来たら警察沙汰ですね…。
正直、そんなことであなたの体が傷つく前になんとかしたいところ。エスカレートする前にやるべきことを紹介しておきます。
■ エスカレートする前にやるべきこと①: 暴言などを録音しておく
相手の言葉や会話が録音されたレコーダーなどは裁判などになったときに非常に有力な証拠になります。スーツのポケットに忍び込ませておいて録音をしておきましょう。
■ エスカレートする前にやるべきこと②: なにを言われたかをメモに記録しておく
レコーダーは無理なら、暴言の数々を記録として残しておきましょう。
その際に大事なのは、日付、時間、暴言を浴びせられた経緯、結果をしっかりと明記することです。なにも証拠を残さないよりはかなりマシです。
■ エスカレートする前にやるべきこと③: 労働基準監督署に相談する
労働基準監督署には必ずハラスメント担当の方がいます。その人にこれまでの経緯などを話しておきましょう。決して1人で解決しようとは思わないように。
4. 1人で悩まないことが大事

正直、そんな暴言を浴びせられ続ける会社にあなたがこだわる必要はありません。
さっさと辞めてしまうか、休業届を出すことをおすすめします。
また、どの種類のハラスメントでも同じことが言えるのですが、1人で悩んではいけません!1人で悩むと自暴自棄に陥り、「自分はダメな人間だ」と思い込んでますます精神t系に追い詰められます。家族でも友人でも構いません。周りに助けを求める行動を起こしましょう!
【職場での暴言はパワーハラスメントです!】エスカレートする前にやっておくこと
- 1. 上司からの暴言はパワハラになる!
- 2. パワハラがエスカレートする前に対処しよう!
ライター後記
暴言というのは、もうその人を人として見ていないと意思表示しているのと同じことです。
自分が言われたらどんな気持ちになるか考えてみればわかることなのですが…。
わたしは全国のパワハラ上司に問いたい。どういう育てられ方をされたのかと。
桃野 カン詰
暴言吐くなら家で吐け!
大学生の時にヒッチハイクにて日本縦断。人の温かさとキノコの恐ろしさ、猪の獰猛さを知る。現在アメリカ大陸を横断しようと目論んでいる最中。