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バレエダンサー 柄本弾さんインタビュー ―ストイックに頑張れる人間だけが、結果を出せる―



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細マッチョという流行りの言葉では表現できない美しいボディーラインの柄本弾(つかもと だん)さん。東京バレエ団に所属し、 「王子役」を担当することが多いトップダンサーだ。関節の柔らかさやスタイルの良さを資質として求められるバレエの世界では、 「生まれつき」才能に恵まれるという人が存在するが、彼は「僕はそういうタイプではない」と言い切る。 バレエ界のプリンスの、ストイックな生活スタイルに迫ってみよう。

 

素顔の彼もめちゃくちゃイケメン! 柄本さんにとっての、モテる男性とは?

そうですね、自分をしっかり持っている人というのが、一番かっこいいと思いますね。

 

やりたいことに向かって一直線で、そのために今何をしなければいけないのかがわかっている人っていうのがいい。

 

きっちりしているというか、キレイというか。

 

身近に、かっこいいと思う方はいらっしゃいますか?

そう言われると少し難しいですね。ダンサー仲間だと年下が多かったりするので……頑張っているなと思う人はいますけど。

 

厳しい環境ではありますが、自分に甘くもできる環境なので、より自分に厳しくできるかどうかっていうのが求められます。

 

自分に厳しくできる仲間は、かっこいいです。

 

ストイックに頑張れる人間だけが、けっきょく結果に繋がっていますね。

 

モチベーションの維持の助けになるものは?

舞台が終わった後のお客さまの拍手が全てですね。

 

昔からその拍手が好きで、プロのバレエダンサーになりたいと思って突き進んできました

 

点数で競うものとは違う難しさ

自分が良かったって思っても、お客さまが良かったって思ってくださるかどうかは別の話ですし、逆のこともあります。

 

印象的な公演は?

海外の方が日本より拍手が大きくて、「ブラボー」と言ってくださるひとも多い。

 

その点からすると海外公演はすべて印象的でした。

 

日本のお客さま、少しシャイなんですよ笑

 

海外公演ではお客さんがかなり近いところにいて、歓声や拍手で地鳴りみたいになってたこともありました。

 

目標。何年後かの自分のイメージ

自分のなかで、踊りたい演目があるんですよ。

 

「オネーギン」っていう作品です。

 

日本のカンパニーだと東京バレエ団しか持っていなくて。

 

けっこうマニアックな海外の作品なんで、持っているバレエ団もそんなに多くはないんですよね。

 

すごいドラマティックで素敵な作品なんで、できれば主役を踊りたいですね。

 

以前見た時は泣いたんですよ。感動して泣いたのは「オネーギン」が初めてでした。

 

あの作品が好きで、海外のバレエ団が日本で公演する時とかもなるべく見に行くようにはしているんですけど。

 

役どころ的にもそんなに若い層が目立つ作品ではないので、もう少し歳を重ねてから、自分のなかで熟成したものが出るようになってから踊りたいですね。

 

でも、遅くても30代に出られたらとは思っています。

 

踊りももちろん難しいんですけど、高い演技力が求められる作品なので、憧れが強いんです。

 

あと5年・6年くらいでできたらベストですね。

 

柄本さんの、とある1日

♪朝
最近は朝起きてお味噌汁と少しご飯。あとヨーグルトを食べます。

 

♪家を出るのは
大体10:20くらい。で10:40くらいのバスに乗りますね。

 

♪レッスン
11:00くらいにバレエ団について、11:40からレッスン開始して13:30ごろに終了。長いときは17:30まで、リハーサルですね。

 

♪昼食
昼ご飯はリハーサルまでの間とか、少し時間あったら食べたりとか。
動きっぱなしだと、意外とお腹も減らないので。

 

♪飲み物
僕、バレエのときは普段アクエリアスしか飲まないです。
アクエリアスの2リットルのボトルは常にカバンの中にいれています。

 

♪帰宅
早い時ですと19:00くらいですかね。少しやること重なってしまったりとかあれば、遅くて22:00 23:00くらいになってしまうこともあります。

 

♪お酒を飲みにいくこと
ほとんどないですね。忙しいシーズンだと月に1回もないくらいです。

 

♪夕食
夜は普通に食べます。メニューとしてはお肉系が多いですね。以前、お肉食べなさすぎて貧血で倒れそうになった時があって。

 

海外ツアーでパリ・オペラ座に行った時に、あそこの舞台は斜めになっているんですけど、 そこで初めて主役をやらせてもらうことになって、踊りの調整に凄く時間がかかってしまっていたんですね。

 

リハーサルしても、僕が一番早くて一番終わるのが遅い。しかもぶっ続けっていうのが数日間続いたんですけど、 向こうのお店って閉まるのが凄く早いので、もう適当にサンドイッチとかつまんでおしまいというのが続いたんです。

 

当日本番終わって次の日の本番の日の朝に貧血で倒れそうになるという。お肉って大事だなって思いました。

 

♪ストレッチ
ストレッチは毎晩やっています。何かしながらやっていることが多いですね。洗濯が終わるの待っている間とか。

「ジムで鍛える」のが唯一の運動という美容男子読者にとっては、驚愕のスケジュールでは?  ジャンプ中の手足の指先まで完璧に制御できるバレエダンサーは、しなやかで強い。無駄な筋肉がつくと優雅な動きの邪魔になるため、 ダンサーのそれはアスリートとは違うという。長期間の特殊な鍛錬でしか作れないカラダなのだ。
まさにバレエ漬けの1日を、年間350日は過ごしているであろう柄本さん。自分を律することができる精神力の強さが、 その瞳に宿っている。ストイックな努力を20年続けてきたひとだけが手にすることができる栄光。点数では測れない芸術の世界。 一流の生きざまの、結晶の世界にいる柄本さんの活躍を、編集部一同、応援します!

 

 

柄本弾(つかもと だん)
東京バレエ団プリンシパル
1989年9月26日 京都市生まれ。身長183cm。
5歳よりバレエを始める。2008年東京バレエ団に入団。2010年『ラ・シルフィード』『ザ・カブキ』で主役を射止め、 2012年『ザ・カブキ』パリ・オペラ座公演で主役の由良之助を演じた。2013年にプリンシパルとなり、 現在、世界的振付家 故モーリス・ベジャールの代表作『ボレロ』を踊ることを許されているただひとりの日本人男性ダンサーである。 憧れのダンサーはスティーブン・マックレー氏(英国ロイヤル・バレエ団)。尊敬するダンサーは高岸直樹氏(元東京バレエ団)。

 

今後のスケジュール
http://www.nadeshico.co.jp/artist/tsukamoto/#profiledetail

 

2018.11.30~12.02『20世紀の傑作バレエ2』に出演。12.01『ボレロ』を昼夜踊ります。
https://www.nbs.or.jp/stages/2018/20ballet/index.html

 

018.12.15・16平成30年度文化庁「戦略的芸術文化創造推進事業」
モーリス・ベジャールの”忠臣蔵”「ザ・カブキ」 
https://www.nbs.or.jp/stages/2018/kabuki/index.html





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