ため息と言えばネガティブなイメージを持っていませんか?たしかに、ため息をついている人がいるとちょっと暗い気持ちになったり、ときにはイラッとしてしまうことも。
ついついため息をついてしまう人の心理って、一体どんなものなのでしょうか?
実はため息にはネガティブな心理だけではなく、心と身体に良い影響をもたらす効果があったのです!
ため息グセに悩む人も、周りにため息の多い人がいて悩んでいる人も、ちょっと心が軽くなるかもしれませんよ。
ため息をつく15の心理。 ため息がもたらす大切な効果とは?
1. ため息をつく人の心理15選
「ため息」を聞くと、不安になったり暗い気持ちになりますよね。人がため息をつくときの心理には、具体的にどんなものがあるのでしょうか?
人がため息をつくときの心理を15に分けて紹介します!まずはネガティブな心理から。
■ため息をつく人の心理 – ネガティブな心理① 緊張している
面接やプレゼンがあるとき、大事な人に会うときなど、緊張しているときって落ち着かせようと自然と息を吐きますよね。
ため息は深呼吸的な意味合いでもあるのです。
■ため息をつく人の心理 – ネガティブな心理② イライラしている
気に食わないことがあるときや、誰かに腹を立てているとき、無意識にため息が出ます。例えば電車やバスの中で隣の人がめちゃめちゃ音漏れしているときとか。(笑)
ため息出ちゃいますね。大きめの。
■ため息をつく人の心理 – ネガティブな心理③ 焦っている
仕事や課題の締め切りが迫っていたりすると、ため息が出るってことありませんか?
「無事に終わらせられるか」その焦りや不安がため息を自然とつかせます。
■ため息をつく人の心理 – ネガティブな心理④ 疲れている
毎日休みもなく働いていて、体も心も休息がないとき。行き場のない疲れがため息となって出ることも。先の見えない閉塞感を感じたりすると、自然と出ちゃったりしますよね。
■ため息をつく人の心理 – ネガティブな心理⑤うまくいかない
手を付けている仕事や作業が自分の思い通りいかないとき。人に邪魔されて思ったように物事が運ばないとき。こんなときも無意識に出ていたりします。単に自分を落ち着かせるためでも、「怒っているのかな」と思われたりしがち。
■ため息をつく人の心理 – ネガティブな心理⑥ 悩んでいる
仕事やプライベートで何か悩みを抱えている時期などには、終始それが付きまとって、一日中ため息が出てしまったりしますよね。目の前のこととは関係なくても、本人にとっては大きな問題。どうしようもないんですよね。
■ため息をつく人の心理 – ネガティブな心理⑦ 我慢している
なにか我慢していることがある、でも人に相談したりもできない。そんな風に、自分の中に何か溜め込んでいるときには、それがため息となって外に吐き出されます。できるなら、打ち明けやすい人に相談して言葉で発散すると少し楽になります。
■ため息をつく人の心理 – ネガティブな心理⑧ 相手に伝えたいことを言えないとき
例えば、会社で上司や同僚に。プライベートで恋人に。家族に。気になることや伝えたいことがあるのに、うまく言えなかったり気を遣ってしまったり。スッキリせず、もやもやとフラストレーションが溜まっているときにも、ため息は出ますよね。
■ため息をつく人の心理 – ネガティブな心理⑨ 何か / 誰かに呆れている
人の信じられない行動を見たとき、自分ならうまくできることをものすごく非効率にやっている人を見たときなどなど…。目の前の人やものごとに呆れてしまったとき、気付くと出ていたりします。
■ため息をつく人の心理 – ネガティブな心理⑩ 落ち込むことがあったとき
テストやプレゼン、オーディションがうまくいかなかった…。想っていた人にフラれてしまった…。など。落ち込む出来事があって、暗い気持ちをどうしようもないときには、ため息が出ます。
■ため息をつく人の心理 – ネガティブな心理⑪ 気が乗らない、面倒くさい
バイトや仕事に行きたくない、手を付けたくない作業がある、人から何か頼まれた…。やらなきゃいけないことがあるけど、やる気が出ない、気が乗らない。そんなときにも深いため息が出てしまったり。「面倒くさい」アピールのために出したり。しちゃいますね。(笑)
こうして見ると、ため息をつく人は何らかのストレスやネガティブな感情を抱えていることが分かります。ため息はストレスから身を守る必然的な体の反応。悪いことではないんです。たまに、これ見よがしにため息してる人もいますが。(笑)
でも、ため息ってポジティブな理由でつくときもあるんですよ!
◆ため息をつく人の心理 – ポジティブな心理① 無意識 / 意識的に休憩をとっている
ため息は、ふぅっと息を吐きだして気持ちを入れ替える行為でもあります。作業と作業の合間や、気持ちが下向きになりそうなとき、心や頭の‘切り替え’のために無意識についたり、中には意識的についている人も。
◆ため息をつく人の心理 – ポジティブな心理② 力が抜けたとき
仕事を終えて家に帰った瞬間、大事な予定が終わった瞬間、ほっとしてため息が出ることありますよね。ため息は‘安心したとき’や‘力が抜けたとき’にも出るもの。ほっとした心理状態を表すものでもあるんですね。
◆ため息をつく人の心理 – ポジティブな心理③ 幸せだったことを思い出している
幸せだった週末を思い出し、「はぁ~。最高だったなぁ」とため息まじりに振り返ること、みなさんもあるはず。目の前に面倒なことがあっても、このため息ってネガティブな感情じゃないですよね。幸せな記憶に浸る、ポジティブなため息。
◆ため息をつく人の心理 – ポジティブな心理④ 感動や余韻
映画、夜景、美味しい食事…。素晴らしいものに感動したときにも、ため息は出ます。とくに、少し後になってその感動を振り返ったとき。家に帰って一息ついて、改めて思い出すとため息が止まらないなんてことありませんか?これも間違いなく幸せな瞬間。素敵な余韻に浸るため息ですよね。
2. 悪いことじゃなかった!ため息は体の正常な防衛反応!

マイナスな理由が多く、ネガティブなイメージを持つため息。
でも、実は悪いものではなく、体を守るための大切な働きだったのです。
◆ため息は心の防衛反応!
ため息はストレスを外に吐き出すための人間の”防衛本能”。
息をためる(=軽い酸欠状態)というのは、その人が‘感情を抑えている状態’や、‘憂鬱’、‘緊張’といった心理状態のときに起こる反応です。
何らかのストレスを抱えている人は、常に心や体が緊張状態にあると言えます。生まれつきストレスや緊張を感じやすい人もいれば、一時的に何か問題を抱えている人もいて、原因はさまざま。
心が緊張状態にあるというのは、言い換えると「交感神経」が優位な状態。人間は普段「交感神経」と「副交感神経」のバランスで自律神経を保ちますが、それが崩れている状態です。そんな時にため息が出てしまうのです。
◆周りの理解が必要
ため息は決してネガティブな心理表現ではなく、ストレスから体と心を守るための防衛本能。気分のいいものでないのは確かですが、周囲の人は、その人が心に何か溜め込んでいるんだと理解し、過剰に反応しないことが必要です。
3. 健康にもいい効果が!ため息がもたらすメリットとは?

では、ため息のもたらす具体的な効果とはどんなものでしょうか?ため息をつくことのメリットを解説します。
◎ため息のメリット① 緊張緩和によるリラックス効果
息を吐きだすことで、体と心の緊張状態が緩和されます。ため息をつくとき、呼吸は必然的に腹式呼吸となります。腹式呼吸は寝ているときと同じ呼吸の仕方で、リラックス状態となるのです。
息を吐く時間が長い呼吸(ため息や深呼吸)は、普通の呼吸よりも副交感神経を活性化するため、自律神経のバランスを保つことにもつながります。
◎ため息のメリット② 血行の促進
息を溜めている状態から呼吸がリセットされることにより、血液の巡りが活性化。溜め込んだ老廃物を排出し、‘むくみ’などの解消につながります。体のデトックスもすべては呼吸からなんですね。体の働きを促すためにもため息はとっても重要です。
◎ため息のメリット③ 体の不調の改善
ため息によって酸素や血液の巡りが良くなることで、体が温まるという効果があります。この体を温める効果がとっても重要。
むくみや冷え症はもちろんですが、その他にも、体の不調の大半は‘冷え’から来ていると言われます。心身が緊張状態のまま生活していると、体は冷えて固まっていく一方。深い呼吸を意識的にすることは、体の不調の改善や、健康の維持にもつながるのです。
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ため息をつく15の心理。 ため息がもたらす大切な効果とは?
- 1. ため息はネガティブな心理だけじゃない!
- 2. ため息は心の防衛反応!
- 3. リラックス効果や健康にも効果アリ!
ライター後記
ため息って意外といいことがいっぱいだったんです。聞いた瞬間ネガティブな印象を持ちがちですが、この記事を思い出して、「そんなに気にすることないのかも」と思ってもらえれば。もっとポジティブなイメージが広がれば、する人も気負いなくできるようになりますね…!!
yuka
幸せため息たくさんつきたいですね!
北海道出身。歌・ファッション・美容が大好き。趣味走ること。インテリア・色彩などに興味があり、デザイン学校に通っています。