就活でまず最初に重要なのは、履歴書。
あなたがどんなに魅力的な人間だったとしても、それをアピールするためには、《まず書類選考をクリア》しなければいけません。そのためには内容もさることながら、履歴書に載せる写真も大切です。写真は履歴書の中でも最初に目の行く部分。つまり第一印象は写真で決まるといっても過言ではありません。
でも証明写真って、あんまりキレイに撮れないんですよね。とはいえ写真のマナーやルールは守らなければなりません。
好印象を与えるためには、どんなことに気を付ければ良いのか。次のステップへつなげる秘訣を紹介します!
就活のスタートは履歴書から!証明写真写りを良くして好印象を与えるポイント
1. 就活における履歴書の証明写真は自己アピールの一部!

就活において、写真はどんな意味があるのでしょうか?
履歴書に貼られている写真の印象が悪いからと言って、それだけで不合格になってしまうことはありません。しかし写真の印象が良ければ自己アピールのひとつにつながります。
たとえば、同じくらいの学歴だった場合に、書類選考を通して「会ってみたい」と思うのは当然写真の印象が良い人ですよね。
■ 証明写真を送付する目的
そもそもなぜ履歴書に写真が必要なのでしょうか?
第一に証明写真という名前の通り、履歴書が本人のものであるという証明のためです。
書類だけでは、誰が誰だかわかりません。写真があれば、書類と本人が一致しますよね。
もうひとつが、選考のためです。
書類選考ですから、当然選考のためにも写真が使われます。人相と言われている通り、性格は少なからず顔にも表れています。つまり写真の顔を見ただけでも、第一印象としてどんなイメージを持つか判断されているのです。
写真一枚で、あなたの印象が左右されるということですね。
■ 写りの悪い写真は良くない印象を与える
当然のことですが、写りが悪い写真は、就活においてマイナスポイントになってしまいます。
「ちょっと暗そうだな」とか「なんだか話しづらそう」なんて印象を持たれてしまっては、面接までたどり着けてもマイナスイメージからのスタートとなってしまいます。
逆に「この人は明るい印象だな」とか「ぜひ会って話してみたい」という印象を与えることもできるのが、証明写真です。
写り次第で良くも悪くも、相手に与える印象が大きく変わるのです。
2. 就活の履歴書用の証明写真の基本ルール

それでは就活用の証明写真を撮るうえでの基本ルールを押さえておきましょう。
知っていることも、改めて確認してみてくださいね。
■ サイズは40×30が一般的
履歴書の写真は貼り付け欄にも記載があるかもしれませんね。
写真のサイズは、縦40×横30が基本です。
写真スタジオでも履歴書用と伝えれば、40×30で印刷してくれるでしょう。
スピード写真でも、履歴書用を選択すればサイズは心配いりませんよ。
もし自分でカットする場合には、サイズをしっかり測って、間違いないように切りましょう。
切り取る時は切断面がガタガタにならないように注意!カッターなどを使って綺麗にカットしましょうね。
■ 3か月以内に撮影したものを使用する
証明写真は現在の自分を証明するためのものです。
時間が経つと髪型や髪の長さはもちろん、体型なども変化している可能性があります。体型や髪型が変化していれば、当然印象も変わってきますよね。
写真と実際に会った時のイメージがあまり離れてしまわないためにも、3ヵ月以内に撮影した写真を使用するのがマナーですよ。
■ 服装はスーツが基本
企業から特に指定が無ければ証明写真の段階からしっかりとスーツを着用しましょう。
会社によっては書類選考の時に「写真で自分を表現してください」という企業も、中にはあります。クリエイティブな企業などは、一風変わった選考を行っているかもしれませんね。そういった場合を除いて、基本的にはスーツを着用して撮影しましょう。
「スーツだからダメ」という企業はありませんが、「スーツじゃないからダメ」ということは大いにあり得ますよ!
■ 背景色はブルーか白
最近では、写真の背景を選択できる撮影ブースもあります。ついつい好きな色を選んでしまいそうですが、就活の証明写真は基本的にブルーか白を選択しましょう。派手な背景は浮いてしまって不真面目な印象に映ってしまうことも。
ブルーは顔色を良く見せてくれますし、白はシンプルで清楚な印象を与えてくれますよ。
■ WEBで送る場合もあるためデジタルデータを残しておく
書類選考はWEB上で完結させる企業も増えています。WEBから履歴書を添付する場合には証明写真もデジタルデータが必要です。またデジタルデータを残しておけば足りなくなった時の焼き増しも簡単に行うことができます。
写真館で撮る場合には、お願いすれば追加で用意してもらえる物なので、確認しておきましょう。スピード写真で撮影する場合には、基本的にデータが残らないので注意してくださいね。
■ 証明写真の裏には名前と撮影日を書いておく
証明写真の裏には、撮影日と名前をマジックで記載しておきましょう。
どれだけ写真をしっかりと糊付けしても、時間が経つと剥がれてしまうこともあります。
たくさんの書類がある中、写真が何枚も取れてしまったら、どれが誰のものなのかわかりませんよね。そんな時に裏面に名前があれば、誰のものなのかすぐにわかりますし、「気の利く人」という印象も残せますよ。
スペースがあれば、学校名も記載しておくと、剥がれてしまったときに、担当者から覚えてもらいやすくなるかもしれません。
3. 就活用の証明写真で良い印象を与えるポイント

次に、良い印象を与えるためにはどこに気を付ければ良いのか、そのポイントをご紹介していきます。
たくさんあるので、それぞれひとつずつチェックしていきましょう。
■ なるべく写真スタジオで撮影してもらおう
実はこれが一番のデメリット。スピード写真ではどうしても写真スタジオで撮ったものと比べてクオリティが下がってしまいます。
他の就活生も、大体の人が写真スタジオで撮影した写真を使用しているはず。並べられたら、一目瞭然です。
明らかにスピード写真で撮ったものだと気付かれてしまえば「手を抜いている」と思われるかもしれませんよ。
■ 髪型や前髪のポイント
証明写真では、髪型も重要です。人の印象はまず髪型で大きく変わってくるのです。
前髪は眉毛が出るように左右に流すか、アップにしておきましょう。おでこが出ていると、やる気がある印象になりますが、全体のバランスを考えてやんちゃな印象にならないように気を付けましょう。
寝ぐせはしっかりと直し、ワックスで固めるようにすると、清潔感も出て好印象です。
だし、ワックスのつけすぎには注意!ワックスでベタッとしていたり匂いがキツいとイメージダウンに繋がります。
女性の場合、襟が隠れてしまう長さの髪は、後ろで結ぶようにすると顔回りがスッキリして爽やかな印象に。
結ばない場合は、後ろに流すようにして、必ずブラウスの襟は見せるようにしましょう。
■ 服装のポイント
ワイシャツは白の無地が理想です。ボタンダウンはカジュアルな印象になってしまうので、避けましょう。
ネクタイも必ず着用しますが、派手すぎないものであれば好きな色を選んでOKですよ。ネクタイの色によって自分の性格を表すことにも繋がるので、自分に似合う色を選んでくださいね。
ネックレスなどのアクセサリーは全て外します。ピアスなども忘れずに外してくださいね。
■ 表情のポイント
顎を上げすぎると、見下しているような印象になってしまいます。
一方で引きすぎると、今度は上目遣いになってしまい、にらみつけるような印象に…。
顎の位置は、自分で加減するのが非常に難しいので写真スタジオでアドバイスをもらいながら撮影するのがベストですよ。
また無表情や口が「へ」の字になってしまわないように、注意してくださいね。どちらも写真だと想像以上に人相が悪く見えて、印象が悪くなってしまいます。優しい笑顔を心がけましょう。
■ 姿勢のポイント
勢もなかなか自分ではわからないもの。
背筋を伸ばしているつもりが、猫背になってしまっていたり、逆に剃りすぎてしまったり、どちらかの肩が上がってしまっていたり…。
軽く胸を張って堂々とした姿勢で写ると好印象を与えやすいですよ。
客観的に見ないとわかりにくいポイントなので、こちらも写真館でアドバイスをもらいながら撮影できると、キレイな写真に仕上がりますよ。
■ メイクのポイント
社会人女性はメイクをするのがマナーとされています。また写りも悪くなってしまうことが多いのですっぴんはNGです。
メイクは、ナチュラルメイクを心がけます。
チークやアイライン、アイシャドウは濃くならないように気を付けましょう。
あくまでも、印象をよくするためのメイクであることを、忘れないでくださいね。
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4. 時間が無い人向け!スピード写真でキレイな履歴書の写真を撮るコツ

「もう提出期限まで時間がない!」という場面が就活中に起こるかもしれません。そんな時はスピード写真であってもなるべくキレイに写るためのコツが存在します。
万が一の場合は以下のポイントを踏まえてなるべく写りが良くなるように努力しましょう。
① なるべく黒っぽい服装を選ぶ
当然ながら写真撮影の時にはスーツのジャケットを着用しますが、ジャケットの色はなるべく黒に近いものおすすめです。
照明が弱いスピード写真では薄い色はボヤっとしてしまいます。顔やシャツ・ブラウスとのメリハリを出すためには、ハッキリとした色を使ったほうがキレイに撮れるんです。
② レンズ前のガラスを軽く拭く
スピード写真って、一枚のガラスの向こうにカメラや画面がありますよね。
このガラスは、誰でもすぐに触れるものですから、カメラの部分に指紋がついている可能性があります。
少しの指紋であっても、写真には影響が出てしまうもの。写真機に入ったら眼鏡拭きなどで拭いておきましょう。
③ 膝の上に白い紙やハンカチを敷く
スピード写真は薄暗いため、スピード写真だけの照明ではどうしても力不足なんです。そんな時に活躍するのが白い布や紙なのです。
白い紙やハンカチはレフ板の代わりをしてくれます。膝の上にレフ板代わりのものを置いておけば顔回りが明るくなって、暗い印象になってしまうのを防いでくれますよ。
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就活のスタートは履歴書から!証明写真のルールと好印象を与えるポイント
- 1. できるだけ写真スタジオで撮影しよう!
- 2. やむを得ずスピード写真の場合は、白いハンカチや紙を用意しよう!
- 3. 身だしなみは徹底して整えて、清潔な印象を与えられるようにしよう!
ライター後記
いくら面接の練習をしても、書類選考で落ちてしまっては、意味がありませんよね。
面接前のイメージを決めるのは、証明写真です。
少しでも良い印象を残せるような写真を送りましょう。