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株式会社うんこで「うんこ社長」に学ぶ!

株式会社うんこで「うんこ社長」に学ぶ!

今回僕がお会いしたのは、株式会社うんこの社長・野畑昭彦さん。昨年「うんこドリル」が大ヒットとなり、編集部でも空前のうんこブームが巻き起こりましたが、野畑さんはそれより前からうんこグッズを取り扱っておりました。そして当然我が美容男子編集部でもこの「株式会社うんこ」のグッズは大流行。だって思わず笑ってしまううえに、クオリティがめちゃ高く、おまけにめっぽうお買い得だから。そんなわけで「うんこで世界を楽しくしよう!」という野畑さんに、率直に「なぜうんこ?」と話を聞いてきました!
思えば誰もがするうんこ、見て見ぬふりをしている内は、まさに「ケツの穴が小さい」男にすぎないぜ!

1. 株式会社うんこ:最近の呼び名は「うんこ社長」

うんこ社長

こんにちは。うんこです。


 

編集長

オゥフッ(笑)。こんにちは。美容男子です。

うんこ社長

おならもあります。


 

編集長

情報がなにもないですw


うんこ社長

じゃあ、これなんか。(真っ白い名刺)


編集長

見えない…。


うんこ社長

よく見てください、縁を変色させてるんです。黄ばみ。


編集長

あっ、指の下に…。

(心の声:でも相変わらず社名ぐらいしか書いてない…)


うんこ社長

じゃあ、若い時の名刺も。


編集長

のばたあきひこ4さい!


うんこ社長

あと、前回の都知事選に出て落選したときの名刺も。


編集長

社長…横浜市民ですよね?

以下、続々といただく名刺

 

編集長

(心の声:完全に気圧されてしまった…)

あの、社長のことはなんとお呼びすればいいでしょうか。


うんこ社長

最近は「うんこ社長」ですね。


編集長

うんこ社長w じゃあ、僕もそう呼ばせていただきます。


うんこ社長

最近ですよ?

2. 株式会社うんこ:商標登録は「みんながうんこを楽しむために」

遅くなりましたが、そんなうんこ社長の御尊顔がこちらです

 

編集長

飲まれすぎてどこからお話を聞いたらいいのかわかりません…。えーと、全身うんこグッズですね。


うんこ社長

時計だけまだなんですよ。ところがその時計も発注先が見つかりました! ついに。身につけるものは全部制覇したいんです。


編集長

そもそも2014年にうんこを商標登録したのが始まりですか?


うんこ社長

最初はうんこマークです。僕は小さなころからうんこのマークを頻繁に描いていたので、バランスのよいしっかりとした形のうんこを表現できます。そのうんこマークが商標登録されたのが始まりでした。当時は社名もまだなくて、「株式会社ばのばの」でした。


編集長

もともとは「株式会社のばのば」という会社で、卸の総合商社をやられているとか。


うんこ社長

はい。野畑なので、のばのばです。


編集長

ばのばのは、うんこマーク用の会社ですか?

うんこ社長

いや、これは…。もともと「のばのば」用にリストバンド(※編集部注:ひたすら「のばのばのばのばのばのばの」と描いてあるバンドです)を作っていたんですけど、途中から読むと「ばのばの」になっちゃうじゃないですか。これは会社を作らなくちゃな、と!


編集長

そう、ですね!

(心の声:やばいわかんねえ!)


うんこ社長

まあそれは冗談でして、シャツが7〜8千円するような微妙に高い紳士服のカジュアルメーカーを、のばのばとは別に作ったんです。それが「ばのばの」。


編集長

そこで、うんこマークの商標登録をとった、と。そこから現在のうんこアパレルにつながっていくんですね。


うんこ社長

もともとうんこのことって面白いので、申請したらとれちゃった。


編集長

よく取れましたねw


うんこ社長

昔だったら取れなかったんじゃないかと思いますけどね、最近は緩和されたんだかなんだかで、取れ始めたんですよ。いや、わからないですけど

編集長

マークの次が、「うんこ」という言葉の商標登録でしょうか。

うんこ社長

2017年の3月に「うんこ」の商標登録をとりました。同じ日に、うちのショップの名前の「unco」も取れました。これね、かわいいんですよ。ふつう「unko」としてしまうところを、あえて「c」にしたことで、一筆書きっぽい感じになって。目の検査のマークに見えなくもないですか?


編集長

——(笑)。


うんこ社長

それ以外に、「POOP」「うんち」「おなら」の商標登録も取りました。「第25類」という分類なんです。これは身につけるものなんですね。洋服とか帽子とか、靴下とか。うんこが人にくっついて歩いていったほうが面白いじゃないですか。


編集長

拡散力ありますね。

うんこ社長

なんであいつ、うんこついてんだ? みたいな。


編集長

商標を取られたのはなぜですか?


うんこ社長

他の人がうんこグッズを作ってもらってても僕は構わないんですよ。その人も、きっと楽しくなってほしくて作っているんでしょうから。だけど、他のどなたかが商標を持っていた場合、もしかしたら僕がこれを一生懸命作っても「お前、うんこのものを作るなよ」って言われたらいやじゃないですか。


編集長

なるほど、「うんこの独占化」が起きるわけですね。


うんこ社長

先に商標を取られることで、自分や他の人がうんこを楽しめなくなるのがいやだったんです。


編集長

独り占めしたいわけじゃないんですね。


うんこ社長

そうです。商標ばっかり取ってそれを高く売ろうとするような話をよく聞きますけど、そういうつもりでやっているのではありません。

うんこ独占化を防ぐために取得した商標登録の数々

 

3.株式会社うんこ:高品質なうんこグッズで笑ってほしい

 

編集長

うんこ社長としては、他のメーカーさんや個人の方が、うんこグッズを作るのは問題ないと。


うんこ社長

はい。ただ、あまりにも同じものを作られてしまうと、ちょっと「あれー」って思いますけど…(しょんぼり)。

編集長

ただ、同じようなものを作ったとしても、同じような価格帯にはできないですよね。めちゃくちゃコスパがいいですもん。


うんこ社長

そうですね。自社でこんなところまで作ろうとする人は、いないですよね。たとえばうんこマークが刺繍されたTシャツなどは、一般の奥様でも作ることは可能じゃないですか。

編集長

そうですね。

うんこ社長

でも、こういう靴なんかはできないでしょう。金型作ったりとか。そこまでやれるのはうちぐらいかな、という気はしますけれどね。


編集長

そもそもの卸業はお祖父様が始めたそうですね。やっぱり靴などの立体は、「安くてハイクオリティなものはうちでつくれる」という自負が…。


うんこ社長

ありましたね。

編集長

うちのライターが履いているシャワーサンダルも、1980円でした。

そんなライター愛用のうんこサンダル

 

うんこ社長

そうですね。でもこれ大きな値上げをしちゃって、発売当初は980円だったんです。


編集長

——えっ! そうなんですか。

うんこ社長

はい。でも倍になっちゃいました(しょぼん)。


編集長

いや…最初の値付けがおかしいですよ!

うんこ社長

うちの理念なんですよ。最近、日本もおかしな事件が多いじゃないですか。僕が子供の頃はほとんどなかったような、凶悪犯罪やいじめ、虐待のニュースが後を絶たない。世界規模で見ても、特殊な事件が多い。


編集長

猟奇的な事件とか。


うんこ社長

はい。そういうものを含めて。そういう世の中で、うんこがくっついてるととりあえず笑っちゃうじゃないですか。リーフレットにはちょっと大げさに書いちゃって「パワーワードすぎる」って言われましたけど。

パワーワードと評されたリーフレット

うんこ社長

でも、かかとに小さく「うんこ」って描いてあるスニーカーをかわいい女の子が履いていたりしたら、階段で後ろを歩いていたおじさんが「えっ!」ってなって、ちょっと笑っちゃうじゃないですか。そうなったらいいな、って。


編集長

確かに笑っちゃいますね。

4. うんこ社長物語:昔からくだらないことが好きだった

編集長

ところで、うんこ社長はいまおいくつですか?


うんこ社長

今年54です。


編集長

つまり50歳ぐらいでうんこ製品をつくり始めたわけですよね。もう、シンプルに「なぜですか」?


うんこ社長

皆さんに聞かれるんですよね。年取ってから、なんで?って(笑)。でも、答えがないんですよね。面白いからで。


編集長

昔から作りたくて努力して、50を間近についに実現! とかではないんですか。


うんこ社長

もっと前から、うんこがついたグッズは人にプレゼントしたりしていましたよ。面白いんで。「のばのば」ではもう20年以上、毎月かわら版を作っているんですが、たとえば200号記念のときに電話で「○○うんこ」って言ってくれたらうんこのTシャツあげますよ、みたいな。


編集長

商売ではないところで、うんこクリエティブは始まっていた!


うんこ社長

そうです(笑)。まあTシャツぐらいですよ。ここまで(靴など)はやらないですよ。おかしいじゃないですか(笑)。

編集長

そんなことないですと言えない僕がいます(笑)。でもここまで尖ったことをやるから面白いんですよね。


うんこ社長

なんでも徹底的にやらないと済まないタチです。


編集長

そのひとつがうんこだったわけですね。うんこの魅力とは……。


うんこ社長

まず、笑われるということですよね。あと、「あいつは作りそうだ」と思われるんですよね。なんとなく。


編集長

昔からくだらないことがお好きなんですか。

うんこ社長

大学時代に「ギャグ大学」という仮想大学を作ったんですよ。


編集長

うん、くだらないですね!(笑)


うんこ社長

僕より面白いことを言ったら入学できる、というルールで。でも誰も入れなくて、入学金とれませんでした(笑)。

編集長

(心の声:取るつもりだったのか!)


うんこ社長

とにかくそういう人間なので、うんこもそのなかの1つです。1つというにはウエイトは大きいですけれど。


編集長

大学を卒業してすぐにこちらの会社に入られたんですか?

うんこ社長

最初はお洋服屋さんに就職しました。でも2年ぐらいで親が倒れてしまって、入ることになりました。それで、いままでおもしろい方向にばっかりむいていたので、この会社もそうしたいなと。


編集長

水面下で動いていたんですね(笑)。


うんこ社長

その頃はまだうんこを配ったりしてませんよ。真面目に働いて…いたかな(笑)?

編集長

うんこを始めたのは。


うんこ社長

商標とった時期は間違いないですね。それより少し前ぐらいから、配っていました。

編集長

昔から働いている従業員の方たちから反対はなかったんですか?

うんこ社長

うーん……。あんまり…よくないですね。


編集長

(心の声:声、ちっちゃ!)


うんこ社長

よくないというか、いいと思うわけないじゃないですか。


編集長


うんこ社長

みなさんは面白がってくれますけど、うちは真面目な方に働いていただいているんで…それでちょっとうんことかやり始めちゃったらまずいじゃないですか…


編集長

うんこ社長、聞こえません!(笑)
 
電話番号は、うんこ株式会社の専用番号にしてますよね。


うんこ社長

はい。070-4188-8000で「おならよいババ8000番」です!
本当は固定電話のほうが社会的信用度も高いのでしょうが、あまりにいい番号なのでこれにしました。


編集長

おなら、でいこうとすると必然的に070ですね。


うんこ社長

そう。ここ(横浜市瀬谷区)の市外局番は045なので、そうすると「おしっこ」になっちゃうんですよ。「前」になるとちょっとまずいですよね。


編集長

社長基準なんですね。

うんこ社長

世界3大「○ンコ」があるじゃないですか。


編集長

——え?


うんこ社長

男の方の「○ンコ」、女性の方の「○ンコ」。そして、「ウンコ」だけが唯一性別を問わない。

編集長

あ、あー! なるほど!

うんこ社長

そうなんですよ。だから……。何の話ですかね、これ?


編集長

(心の声:えー!)

 

 

次のページでは「株式会社うんこ」誕生秘話を公開!

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