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「性」を表通りに!編集長、ついにあの“TENGA”へ取材!



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TENGA取材で明らかに!「オナニー国勢調査」とは?

 

ーー「TENGA is not 秘め事」のほうがいろいろ良さそうなことはわかりました。でも、西野さんはどうしてTENGAに入社したんですか?

 

最初にTENGAの商品を見たのが高校生のときだったんですよね。
フリーペーパー全盛期で、『R25』か何かで見たと記憶しています。「え、これオナホール? アロマポットとか、インテリアみたい!」と驚いて。

ーー高校生でオナホールを知っている、というのもなかなかつわものです…

 

そう言われればそうですね(笑)。昔から、性的なことには興味があって、大学時代もセクシュアリティやジェンダーを勉強していました。性について面白おかしくも、時には真面目にも話す人間だったので、友人から「彼氏に嫌われるのが怖くて言いたいことが言えない」とか、「彼女に振られた」とか、男女問わず恋愛や性的な相談に乗ることが多かったんですね。
そのなかで、「え、それって言葉のDVじゃないの?」と思うような、無意識に男性が女性を傷つけている発言を聞いてしまう機会も多くて、その原因のひとつに、性がタブー視されていることがあるんじゃないかな、と思うようになったんです。
性が「秘め事」になってしまっているから、みんな困ったことがあっても言う場所がなくて、「それは人を傷つけるよ」と教えてくれる人もいないから、解決策が見つからない。それが問題をどんどん大きくしているのではないかという意識が在学中はありました。
そんなときに、TENGAの理念「性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく」というものだと知って、これはすごいと思ったんです。
結局、卒業後は、性をタブー視している社会をなんとかしたいという思いの解決策として出版社に入社したのですが、ちょうど転職をしようと思っていたときにTENGAの求人を見つけて、性的なことは自分にとっても大切な問題だし、もっとポジティブに関われるようになるのなら、と思って入りましたね。

ーーなるほど。実際どんなところにやりがいを感じていますか

 

私は、株式会社TENGAの広報宣伝部に所属しているんですけど、グループ会社である株式会社TENGAヘルスケアのPRも担当してます。
やっぱり嬉しいのは、いままでは取り上げてもらえなかったメディアに取り上げてもらったときなどですね。それが売上に跳ね返ったりすると、さらに嬉しいです。
たとえば、TENGAヘルスケアのほうで、昨年オナニー国勢調査っていうデータを公開したんです(笑)。

ーーオナニー国勢調査!なんというパワーワード!

 

ですよね。名前のインパクトは凄まじいのですが、日本全国の男性2000名に90問ぐらいの質問に答えていただいた、膨大なデータなんです。それをサイトで公開したところ、やはりキャッチーだったのか、おかげさまでバズりまして、サイトのサーバーが2、3回落ちました。
それで、すごく面白い話なのでエンタメ系のメディアさんにもたくさん取り上げていただいて嬉しかったんですけれども、同時に、社会問題を扱うメディアさんに啓発的な意味で取り上げていただいたりもしたんです。
しかもそれがまたバズって、オンラインストアの売上も上がって、という一連の流れがすごくキレイにできたんです。
「ああ、これこれ、頑張った甲斐があった」みたいな気持ちですっごい嬉しかったですね。

ーー参考になりますし、うらやましいです(笑)。ご自身でもTwitterで発信するなど、取材対応だけでなく、広報活動にはかなり力を入れていると感じます。単に商品紹介というより、啓発的なところにも力を入れていますよね。

 

そうですね、そもそも調査のなかで、不適切なマスターベーションをやっている人がすごく多いことにビックリした、というのもあります。たとえば、「床オナ」といわれる、床に性器をこすりつけて自分の体重で圧をかけるマスターベーションとか、グリップがすごく強いとか。
そうすると、通常のセックスとあまりにかけ離れた圧力をかけることになり、「腟内射精障害」という、女性とのセックスでイケない障害になりかねません。そうした危険性を啓発したいという目的はあります。
そもそも調査のなかで、「マスターベーションについて話をする相手がいる人はいますか」という質問に対して、7割の人が「いない」と答えているので、自分のオナニーが体にとってよいかどうかわかっていない可能性が非常に高いんです。それって結構大変なことだよな、という。
「俺、ナカじゃイケないんだよ」と軽くいう男性って少なくなくて、たしかにオナニーとセックスは別物ですが、腟内射精障害の人がいざ結婚して子ども作ろうとしたら射精できず、これは大変なことだぞ、と。その時点になって不妊外来を訪れるよりも、もっと早い段階から、適切な性の情報に触れていくことが大事だと思っています。

 

「性」を表通りにしたい! TENGAの理念、西野さんの思い

ーーなるほど。ちなみにTENGAって、発売当初はバラエティショップなどのアダルトコーナーの隅にひっそりと置いてあるのを見たような記憶があるんですが、最近ではドラッグストアでコンドームの脇にしっかりとTENGAも置いてある、という感じに変わってきたと思います。こういうアイテムを身近なものにするために、どんなイメージ戦略をしているのかも、ぜひお聞きしたいですね。

 

弊社はアダルトグッズの会社という見られ方をされていて、それは全然間違いではないんですけれども、実際は「セクシャルウェルネスアイテムを製造販売している会社」です。

ーーせくしゃるうえるねすあいてむ。

 

直訳してしまえば、性の健康みたいなことです。アダルトグッズという言葉にはちょっと「昭和のエロ」という印象が残ってしまっていて……。
あくまで健康促進とか、自分の健康幸福のために必要なものなんだよということは、こういった取材の場を与えて頂いた時などにお話するようにしています。
あとは、コンセプト的なところで、他業種のメーカーさんやブランドさんからも非常に共感をいただいくことがあります。それがきっかけでストリートブランドとのコラボレーションなどが実現していますが、そういった活動を通してより身近な存在になれるように、これからも努力したいなと思っています。

ーー傍目には、狙い通りに進んでいるように感じますけれども。

 

いえいえ、やっぱりハードルはまだまだ高いです。
たとえば、TENGAヘルスケアでは、自分で自分の精子が見られる「メンズルーペ」という商品があるのですが…。

ーーそれは、自分の精子が元気か元気じゃないかというのが見られるようなルーペですか?

 

まさにその通りです。
精子が泳いでいるところを目視できるものなんですが、それの広告を出したんですよ。
ありがたいことに出稿自体は審査も通ったのですが、レンズのなかに精子のイラストを描いていたのがNGになってしまったんですね。「ええ、オタマジャクシですよ〜!」と言おうと思ったんですが、それ以前に、精子ってエッチなものなんかじゃないですよね。けれど、下半身にまつわるものは全部エッチなことというような反応をいただいたり、メディアの方に「個人的には好きだけど、うち(の会社)じゃあやっぱりNGだよね」と言われてしまうと、悔しい! と思うことはあります。ですから、セクシャルウェルネスという言葉をまずは浸透させて、みんなにとって非常に関係のあるものだし、しかもポジティブなものだよっていうのを訴えていくことが大事かなと思っています。

ーー本当に大事なことですね。

 

不妊もいまだに女性が原因と思われがちで、とくに男性側が思い込んでいるパターンが多いんです。でも、WHOが発表した不妊症原因調査では、男性に原因がある場合が約半数なので、そうした意識も変えていきたいなと思っています。
このまま、誤った性の情報だけを持っていると、冗談抜きで少子化に歯止めがかかりませんから。
この間テレビでもメンズルーペを取り上げてもらえまして、それは「精子も劣化する」っていう内容だったんですけれども。それもいざ子どもがほしいと思った時に知るより、思春期、せいぜい18歳くらいからは、折に触れて学び、自然に耳に入っていくほういいと思うんです。
弊社は1企業ではありますが、何かしら正しい知識の啓発や、体のことを伝えていけたらいいなと思っていますね 。

ーー妊活産業に参入したのも、そうした会社の理念があってということですか。

 

そうですね。それと、もともと弊社のカップ製品が医療現場で使われていたということもありました。射精障害のトレーニングもそうですね。泌尿器科の先生が実際に使ってくださって、論文も出ているんです。そこで、完全にトレーニング用に開発したものを、「メンズトレーニングカップ」として出しました。

 

不妊治療って実際にしている方の話を聞くと、「つらい」「しんどい」という部分があまりにも多くて、セックスが作業、義務になってしまうところがあるんですよね。そういう場合でも、少しでもTENGAというものを使って楽しんでもらえたら…という思いはあります。あとは、鹿児島にある福元メンズヘルスクリニックの院長先生が、ご自身でもTENGAマイスターを名乗られて治療の補助として弊社の商品を取り入れてくださっています。

ーーTENGAマイスター!素晴らしい先生ですね。

 

お話を伺うと、患者さんとのコミュニケーションにおいて、TENGAが潤滑油になるそうです。
患者さんは、お医者さん相手だからどうしてもかしこまってしまいがちなようです。そこを、もうちょっとカジュアルな気持ちで診察が受けられるという効果が高いのかもしれませんね。妊活と言うと、女性側の問題にされがちでもあるし、たとえば男性が「無精子症だったらどうしよう…」と怖がって病院に行きたがらないこともあると思うんです。
そういう時にTENGAが介在することで、問題の解決の一助になれるんじゃないかという期待もあります。

ーー障害者の方向けのアイテムや、あとは LGBT の方向けの商品開発もしているんですか?

 

まず障害のある方に関しては、手が不自由でTENGAが使えない方向けに、補助器具を作っています。マジックテープをTENGAに巻きつけて、それだけで手を固定できるというタイプのものですね。これによって、ただ手を上下にゆすってもらえれば、TENGAを使えます。
これも、障害者の性の自立を目指すNPO 法人の理事長で、ご自身も身体に障害をお持ちの熊篠慶彦さんという方との共同開発です。熊篠さんも非常にTENGAに興味を持ってくださっていて、何かを作れないかっていうことになり、実現しました。
LGBTの方向けには、まだ専用の商品は開発できていませんが、TENGA製品はゲイの方から人気です。従来のオナホールはパッケージに女性の絵が描いてあることが多いので、そもそも性的対象が違い使えなかったのが、TENGAの無機質なデザインはそういう余計な情報がなくていい、と。「性」を誰もが楽しめるものにしたいという弊社の思いは、健常な身体の異性愛者だけが対象ではなくて、障害がある方であっても セクシャル・マイノリティの方であっても変わりません。

 

答えは相手の中に! セクシャルウェルネスに必要なこととは?

ーー本当に勉強になりました。では、セクシャルウェルネスを目指すためにも、西野さんが思うパートナーに喜んでもらえる男になるためのポイントを教えてください!

 

身も蓋もないかもしれませんが、「答えは相手の中にしかありません」
よくセックス指南書的な記事を読むと、「雰囲気作りが大事」とか「強くこすったらダメ」とか書いてあると思うんですけれども、実際にいろんな女性と話をしていると「さっさと挿入がいい」とか、いろんな人がいます。
だからあくまで相手が何を欲しいのかを素直に聞いてみるのが一番かなと思います。
もちろん、あんまり単刀直入に聞いて答える女性もそういないと思いますので、実際セックスしている最中に、上手くコミュニケーションをとるのが大事かと思います。
あとは女性からも、「もっとセックス楽しみたいけどそもそも自分はどこが気持ちいいのかわからない」という話をよく頂いていまして…「じゃあオナニーしようぜ!」と、私なんかは思うんですけれども(笑)。
そういうことをもしパートナーの女性から言われた時には、全身を触るのが一番でしょうか。
まずは全身リップでもいいですし、じゃれ合うようなふれあいの中で「ここはどうかな?」と、全身くまなく触ってあげてください。

ーーそれこそ相手を本当に知ろうという気持ちからスタートしないといけないということですね。

 

そうですね。そのときに、弊社の製品を上手に活用していただければ(笑)。
先程のメンズクリニックの先生に限らず、TENGAショップの店員はTENGA マイスターという称号を持っていますので、もし「いろいろありすぎて違いが分かんねえよ!」という場合は、ぜひお声がけいただければと。

ーーありがとうございます。では最後に読者に「モテ」るためのメッセージを

 

「ただしイケメンに限る」という言葉もあるにはありますけど、とにかくイケメンが好きって言う女性は、実際はすごく少ないと思います。女性は男性を全体で見ていて、センスや会話の面白さ、清潔感という総合評価が高い人がモテているという印象があります。だからもちろん、見た目や清潔感をブラッシュアップするために、美容男子さんのサイトから情報を収集していただければと思うんですけれども、それにプラスして総合力をつけていくとモテの近道になるんじゃないかと思います。

ーーその評価項目に「セックス」は…。

 

もちろん入りますよ(笑)。
私はセックスに重きを置いているので、過去にすごく知的で面白い人だと思って付き合い始めたけど、いざセックスしてみたら性に対するインテリジェンスがなくて「なんという貧困さ!」ということがありました。偉そうなことを言う立場でもありませんが、先程もお話したとおり、相手のことを考えて、自分も楽しんでいれば、豊かな体験を重ねられると思います。ぜひそういう意識を持って、これまで以上に「性」を楽しんでください!

ーー授業料をお支払いしたいぐらいのお話、ありがとうございました!!

 

授業料を払うどころか、たくさんのお土産まで! スタッフが楽しく使わせていただきました。

 

エコバッグはインスタ映え確実。編集Yが持って帰りました。

 

コチラもCheck!!TENGAの気持ち良さは使い方次第で変わる!?

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