ロン毛って言葉、もう死語ですかね。平成10年以降に生まれた世代にとっては、過去のいつに生まれた言葉なのか、ピンとこないことでしょう。一応解説すると、90年代に流行ったワードでして、当時は木村拓哉や江口洋介が肩まで髪を伸ばして恋愛ドラマで大活躍していたのです。それ以前の日本の男性芸能人は、武田鉄矢ぐらいしか長髪はいなかったと言われていました。正確には田村正和や岩城滉一など、美形とされている人気俳優も居たのですが、なぜか昔の長髪といえば武田鉄矢というイメージで完結させられるパターンが多いようです。
そしてここ数年で長髪だからといって特殊なわけではなくなり、騒ぐ必要もないのでロン毛というワードもあまり聞かなくなりました。
オダギリジョーや浅野忠信などの変化球的な長髪にもお茶の間は特に驚かなくなりましたしね。オダギリジョーと仲がいいというマスコミの人間いわく、彼のあのトリッキーなアシンメトリースタイルは、かっこよすぎる容姿を隠すためで、「照れ隠しが行き過ぎた結果」なのだそうですよ。どうでしょうそれ。ウブなのかごう慢なのか。どちらにしろイケメンなのでそれはいいとしましょうか。
で、表題の件ですが、いるんですよね、いつの間にか短髪に戻れなくなった男子たち。ってのが。
もうりっぱなオジサンですが辻仁成とか、老いても何かと戦い続ける内田裕也とか。そのあたりは生涯切らなさそう。でもどうでもいい。
菅田将暉くんの前髪のある長髪は役作りだからまあ判断つきませんが、それもまだあまりにも若いので除外。
私が気になるのは今すでに短いのになぜか長髪の雰囲気を醸し出す男性芸能人たちです。
斎藤工、綾野剛、福山雅治、赤西仁、亀梨和也、堂本剛・光一、TERU、YOSHIKI、石橋貴明、ヨン様あたりは、たとえ坊主にしてもそれは仮の姿であって、事情が許せばソッコー髪を伸ばしたいのだろうよと思わせるウェットな熱意を感じます。
共通項は、全員、‘’強烈にモテる‘’ということ。
男は雰囲気で女を落とせると言いますけども、短髪でも長髪の雰囲気を身にまとっているとセクシーなのでは?と最近思うようになりました。
ハゲに悩むメンズの方々、ハゲても上記のメンバーのような長髪モードで生きていくと、モテの未来は明るいかもしれません。
そこにないものを、あるように見せる。具体的な方法はわかりませんが、イメトレだけでもしてみてください。