抜け毛と栄養って関係あるの?と思ってしまっているあなた。実は髪にも体と同様に栄養が必要なのです。髪への栄養が不足していると抜け毛が増えてしまうこともあります。しかし、「髪に必要な栄養とは一体なに?」と疑問に思いますよね。ここでは抜け毛予防を行うにあたり、必要な栄養をまとめてみました。
抜け毛は栄養不足も原因に!! 抜け毛予防対策&抜け毛予防おすすめ栄養サプリ5選
1. 栄養不足が原因で抜け毛が増える!?

抜け毛の原因の1つとして、たんぱく質やビタミンなど食事から摂取できる栄養の不足が挙げられます。
髪にはヘアサイクルという周期があり、成長期と呼ばれる時期に髪は栄養を必要とします。この成長期に摂取する栄養が不足していると、髪の成長は止まってしまいます。
なぜなら栄養が身体に充分に行き渡っていない状態だと、新たに摂取された栄養は髪よりも先に、内臓などの生命に関わるほうへ使われるからです。
つまり〝髪は後回し〟ということになります。
結果として、髪には充分に栄養が行き渡らないため成長が止まってしまった髪は抜けてしまい、抜け毛が増えていくのです。
2. 髪の毛の栄養不足になりやすい人の特徴

栄養は不足していてもいけませんし、何かひとつを多く摂取し過ぎてもいけません。
また食事だけではなく、睡眠などの生活習慣も髪の栄養不足につながることもあります。
下記の特徴をもつ人は髪の栄養不足になりやすい人と言われています。
1. 無理な食事制限でダイエットをしている人
ダイエットをしている人の中には朝食を食べずに出勤や通学をしてしまう人、夕食を食べずに寝てしまう人もいますが、そのような食事制限は身体に影響を及ぼします。もちろん髪にも栄養は行き渡りません。
また食事制限のみで運動を行わないダイエットは、体内の血流の悪化につながります。
栄養は血流によって運ばれるので、栄養はなおのこと、髪には届けづらくなります。
2. 偏った食生活
身体に必要な栄養素はたくさんありますが、抜け毛予防や育毛には「どれかをたくさん摂取すればいい」というわけではありません。
栄養素の中には、他の栄養素の働きを活性化してくれるものもありますし、体内に溜まりすぎてしまった栄養素を体外へ出すために働くものもあります。
そのため、栄養不足にならないためにはバランスよく栄養素を摂ることが大事なのです。
3. 睡眠不足の人
人間は睡眠中に体内のメンテナンスを行います。栄養素も睡眠中に血流によって細胞の隅々まで運ばれ、身体の健康を維持する働きをしています。
しかし、睡眠が不足すると体内の血流が悪くなり、血行不良になります。すると栄養は体内には行き渡らず、髪の栄養不足を引き起こす原因になるのです。
睡眠時間を確保することは髪の栄養不足を予防につながっていきますので、しっかり確保することをオススメします。
4. ストレスの多い人
ストレスと抜け毛…そこに栄養は一見関係ないように思えますよね。
しかし、人間はストレスにさらされたとき、交感神経末端からノルアドレナリンというホルモンが分泌されます。
このノルアドレナリンというホルモンは食欲を抑えてしまう作用があり、これにより食事摂取が制限されてしまいます。
この様に常にストレスにさらされてしまうと、食欲の抑制が続くことになり、もちろん栄養は不足します。髪への栄養も不足するので抜け毛の原因にもなってしまうのです。
また、ノルアドレナリンは血管を収縮させる作用もあるため、血流は悪化してしまい、髪の栄養不足につながります。
3. 健康な髪の毛に必要な栄養素とは?

栄養不足による抜け毛に悩む人には下記のような栄養を摂取することをお薦めします。
■たんぱく質
髪の約99%はケラチンというたんぱく質の集合体でできています。
またたんぱく質はアミノ酸を主成分として作られており、アミノ酸は体内で作ることはできません。そのため、食事でたんぱく質を摂取しないと髪に栄養が不足し、抜け毛が起こってしまうのです。
■ビタミン
ビタミンは他の栄養素が身体の中でしっかり働けるように助ける役割を担っています。
アミノ酸と同様に、ビタミンのほとんどは体内で作ることができないので食べ物で摂取することが必要になります。
特に抜け毛予防に良いとされているビタミンは以下になります。
●ビタミンA
ビタミンAには肌の健康維持、身体の細胞の酸化防止、視力に関わる働きをしています。
髪は成長するときに細胞分裂を行なっているため、細胞が酸化してしまうと分裂を起こしづらくなってしまいます。なので、ビタミンAを摂取することで細胞の酸化を抑え、さらに頭皮の健康を維持することが必要となるのです。
●ビタミンB群
ビタミンB群は全部で8種類ありますが、その中でもビタミンB2、B6、ビタミンB7は抜け毛予防の効果に期待できます。
・ビタミンB2…ビタミンB2は肌の健康維持、三大栄養素である糖質、たんぱく質、脂質をエネルギーに変える役割を担っています。ビタミンAと同様に頭皮や髪の毛の維持には必要な栄養素となっています。
・ビタミンB6…ビタミンB6も肌の健康維持、鼻などの粘膜の健康を維持する役割を担っています。
また、ビタミンB6は筋肉や血液を作るときに働き、たんぱく質を体内に必要なエネルギーに変える働きもあります。
・ビタミンB7…ビタミンB7は別名ビオチンと呼ばれ、体内の血行を良くする役割を担っています。血行を良くすることで、体内に必要な栄養素を届けることができ、もちろん髪の毛にも栄養が届きやすくなります。以上の点で抜け毛予防に必要とされています。
●ビタミンC
美容などの話になるとよく耳にするコラーゲン。コラーゲンはたんぱく質であり、体内の各細胞間を結合する役割や肌や粘膜の健康を維持する役割を担っています。そのコラーゲンを作るのに必要なのがビタミンCなのです。
ビタミンCを摂取することで、コラーゲンが生成され、頭皮や99%がケラチンというたんぱく質でできている髪の健康が維持されて抜け毛の予防になります。
●ビタミンE
ビタミンEは細胞の酸化を防止する役割や、血行を良くすることで動脈硬化の予防をする役割を担っています。ビタミンEを摂取することで、細胞が酸化し細胞分裂を起こしづらくすることが期待でき、また血行を良くすることで、体内に必要な栄養素を届けやすくし抜け毛の予防につながります。
■ミネラル(亜鉛、ヨウ素)
ミネラルとはそもそもなにかといいますと、カルシウムやカリウム、ナトリウムなどの元素のことです。ビタミンとミネラルは身体の中で重要な役割を担っていますが、ミネラルに関しては人間の体内で作ることはできません。そのため食事で摂取する必要があります。
ミネラルの中でも抜け毛予防に効果があるとされているのは亜鉛とヨウ素と言われています。
●亜鉛
亜鉛はアミノ酸を再合成する役割を担っています。たんぱく質は各細胞でしっかり働くために一度体内でアミノ酸に分解をされます。そして亜鉛が分解されたアミノ酸に働きかけ、髪の99%の成分であるケラチンへと再合成させていくのです。
●ヨウ素
ヨウ素は細胞の成長に関わる栄養素です。三大栄養素である糖質、たんぱく質、脂質の代謝を促す役割を担っており、それらが働く細胞の成長を助けることで髪や頭皮の健康を維持することができます。しかし、ヨウ素は過剰摂取しすぎると甲状腺肥大などの症状を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
では実際に各栄養素がどの食材に含まれているのかまとめました。
食事をする際の参考にしてみてください。
■たんぱく質が含まれている食材
・肉類(牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉など)
・魚介類(さけ、かつお、ツナ、あじ、あさりなど)
・大豆製品(豆乳、納豆など)
・卵、乳製品(牛乳、チーズなど)
単にたんぱく質といってもアミノ酸が組み合わさってできているものになります。そのため1つの食材を食べ続けても一定のアミノ酸しか摂取できなくなってしまうのです。
植物性(大豆製品、小麦製品)と動物性(肉類、魚介類、卵、乳製品)の2つをバランスよく摂取することが重要です。
■ビタミンAが含まれている食材
・レバー、鰻、卵、マーガリン、緑黄色野菜
■ビタミンB2が含まれている食材
・レバー、鰻、納豆、白菜やほうれん草など
■ビタミンB6が含まれている食材
・バナナ、レバー、かつお、まぐろ
■ビタミンB7が含まれている食材
・酵母パン、まいたけ、らっかせい、ピーナッツ
■ビタミンCが含まれている食材
・レモン、いちご、ピーマン、パセリ、いも類など
■ビタミンEが含まれている食材
・アーモンド、植物油、アボカド、かぼちゃ
■亜鉛が含まれている食材
・牡蠣、するめ、納豆、高野豆腐、チーズ、卵、エンドウ豆、あわびなど
■ヨウ素が含まれている食材
・昆布、ひじき、わかめなどの海藻類
4. 栄養不足による抜け毛を減らす対策5選!
ここまでは、抜け毛を減らすための栄養素を紹介してきました。
しかし、いくら今まで紹介した栄養素を摂取しても、身体がしっかりと栄養を吸収しやすい状態、もしくは栄養を届けることができる状態でないといけません。
つまり、日常生活の視点から身体をメンテナンスすることも抜け毛予防には大事なのです。
ここでは日常生活から栄養不足による抜け毛を減らす対策をまとめています。
対策① ストレスを解消する
ストレスは目に見えないものですが、人間が生きていく中で必ずさらされており、知らず知らずに溜まっていくものです。ストレスの蓄積は頭皮の健康や抜け毛にも影響を及ぼしてしまいます。
もちろんストレスを溜めないようにする方法は人それぞれ違いますので、自分にあったストレスの解消法を見つけることが大事です。
対策② 睡眠時間の確保
睡眠時間の確保は栄養不足による抜け毛を減らすのに効果があります。
夜にゲームやスマートフォンを操作して気づいたら夜中になってしまったという経験は誰しもあることでしょう。夜に明るい光を浴びることは眠気を促すメラトニンといいうホルモンを抑え込んでしまうことにつながります。すると、睡眠時間が短くなり充分な睡眠がとれなくなってしまうのです。
睡眠は身体を休めるとともに血行の悪化を防ぐ効果もあるのでとても大事になるので早め就寝をオススメします。
対策③ 適度な運動
ジョギングや軽いランニングなどの運動は身体の血行や代謝を良くします。
さらに運動は自分のペースで自分の好きなように行えるのでストレスを解消することにもつながります。ストレスの解消や運動による血行の改善は頭皮に栄養を届けやすくすることが期待できます。
ここで注意してもらいたいのは、過度な運動は抜け毛トラブルには逆効果ということです。
過度な運動や激しいダイエットは亜鉛不足を引き起こします。髪を形成するために必要な亜鉛は汗や尿から排泄されるため、過度な運動で亜鉛が不足しないようにしましょう。
対策④ 禁煙
たばこの成分であるニコチンには血管を収縮させる作用があり、また動脈を細くすることで全身への血液の循環を妨げることがあります。
すると頭皮には栄養が届けづらくなり、髪の健康は維持されず、抜け毛が発生する原因になります。
禁煙をすることでこのようなリスクを減らすことができるので、栄養不足による抜け毛予防には重要となってきます。
対策⑤ 頭皮のマッサージ、ケア
頭皮をマッサージし、直接血行を良くすることは頭皮環境を整えることができ、頭皮に必要な栄養を届けることが可能になるため抜け毛予防には必須。
また、使っているシャンプーやトリートメントが肌に合っていないなどのトラブルでも抜け毛は発生するので、刺激の少ないケア商品を選ぶことも抜け毛の予防には重要です。
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5. 食生活や生活習慣の見直しで髪の毛を守ろう

ここまでで抜け毛には栄養不足が関連していることがわかりました。そしてどのような栄養素を摂ればよいのか?栄養素が含まれている食材、栄養不足を起こさないための対策も紹介してきました。
しかし、どんな食材でもそれのみをずっと食べ続けることで栄養素が充分に摂取されるわけではありません。栄養の偏りも栄養不足の原因になり、抜け毛の原因につながります。
しかし、実際の食事のみで栄養素を摂取することが難しいと考える人もいるかと思います。そのような人はサプリメントで栄養を補いましょう。サプリメントも過度な摂取は体内に影響を起こすことが考えられるので量と回数は守るように。
また、過度な間食や寝る前の暴飲暴食、お酒やたばこの過剰摂取、運動不足、睡眠不足など生活習慣のみだれも同じように抜け毛の原因になります。
規則正しい生活と、1日3回バランスの取れた食事することを心がけることが大事なのです。
6. オススメ抜け毛予防栄養サプリメントBEST5
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シトルリンはアミノ酸の1つで血管拡張作用がある成分です。
血管が拡張するということは血液の流れもよくなるので、頭皮に栄養を届けやすくなります。
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普段の食生活の中で亜鉛を摂取するのが難しいと感じる方にオススメです。
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抜け毛を栄養摂取で改善!! 抜け毛予防対策5選!!
- 1. 抜け毛の原因として栄養不足が考えられる!
- 2. 抜け毛の予防には栄養のバランスの取れた食事が大事!
- 3. 食事で摂れた栄養を吸収しやすくするための身体の環境作りも忘れずに!
ライター後記
電車の車内や、歩いている道中で薄毛や抜け毛が進んでいる人がいるとつい見てしまう自分がいた。見られてしまう側からすれば、迷惑なことであろうとわかっていつつもつい見てしまう。自分がもし見られる側の立場だったら、きっと同じように悩むであろう。
そんな悩みを抱えている人に「少しでも参考にしてもらえるといいな」という思いで書かせていただきました。この記事が読んでくださった方々のきっかけの一端になれれば幸いです。ここまでお読みいただきありがとうございました。
桃野 カン詰
常に挑戦者であれ
大学生の時にヒッチハイクにて日本縦断。人の温かさとキノコの恐ろしさ、猪の獰猛さを知る。人見知りという言葉とは無縁であり、だいたい初めて会った気がしないと言われる。本当はどこかに自分のドッペルゲンガーがいて俺の周りをうろちょろしてるんじゃないかと疑惑を抱いている。黙っているときの顔が怖くて期限が悪いのではないかとささやかれるが、本人はいたって普通でむしろ上機嫌だったりする。現在アメリカ大陸を横断しようと目論んでいる最中。