あなたは自分の頭皮が何色か知っていますか?
頭「皮」なんだから肌色でしょう?と思っている人。確かに頭皮は皮膚の一部ですが、他の部分と異なり髪の毛に覆われている分、色味も少し変わってきます。また、人体で最も「高い位置」にあるために、紫外線の影響をモロに受けたり、髪の毛が生えているがために整髪料などによってダメージを受けていることも……。そんな健康状態を示す鍵となるのがまさに「色」。さああなたの頭皮の色をさっそくチェックしてみましょう。頭皮に関しては小麦色=健康的!とは限らないのです。
頭皮は白いも赤いもアウト!色でわかる健康状態
1. 健康な頭皮は青白い!? 正しい頭皮の色とは

いきなり結論からですが、健康な頭皮は何色かというと、青みがかった乳白色をしています。
「なにそれ不気味」と思うかもしれませんが、髪の毛に覆われているために紫外線にさらされることがなく、そのため日焼けしていないのでこのような色になるのです。
顔や腕が青白かったら「不健康!」ですが、頭皮に関してはこれが正解。
さらにいえば、ちょっと透明感さえかもしだしています。
青白く透明感がある頭皮が健康の証。
こうした健康な頭皮の場合、よく見ると1つの毛穴から髪の毛が3〜4本生えています。
髪の毛フッサー、で、さらに紫外線をシャットアウト、頭皮の青白さは今日も守られる。そんなイメージ。
ただ、ひと言で「青白い」といっても、体の他の「比較的紫外線を浴びない部位」、たとえば腕の内側や足の裏などに比べても、その青っぽさは突出しています。
よっぽど色白でない限り、こうした場所の皮膚はたとえ白くても「青っぽくて透明感がある」とまでは言いにくいですもんね。
その青さについては、頭皮は毛細血管が集中しているからといわれています。
“頭皮付近は血管が非常に多く集まる部位です。血液は赤ですが、皮膚と血管越しには青く見えます。つまり血管に血が良く巡っているから青く見えるということです。
頭や手足のような体の末端部分は、血行が悪いと血があまり運ばれず血行不良になりがちですが、青いということは血がよく流れているということなのです”
確かに手の甲などに浮いた血管を見ると青いですね。
青白い=不健康というイメージは、こと頭皮に関しては真逆だったわけです!
2. 頭皮が赤い場合は炎症のサイン!

ではそんな青白いはずの頭皮が赤くなってしまっている場合は?というと、これはもう色からイメージできる通り、炎症を起こしている可能性があります。
ほかの皮膚でも、湿疹が出たり炎症が起きると赤くなりますが、あれと同じ。
炎症の原因はさまざまですが、「頭」という場所ゆえに起こることがほとんどです。
▼紫外線の浴びすぎ
直射日光を浴びすぎて、紫外線によるダメージを受けすぎることによる炎症です。
要は日焼け、サンバーン。
頭は人体のなかで一番空に近いですからね、同じ分け目で、炎天下、直射日光を浴びてしまえば頭皮とて日焼けしてしまうのです。
腕や顔には日焼け止めを塗っても、頭皮はわりと無防備なものです。
いつも同じ分け目という人は、頭皮保護のためにも時々分け目を変えたほうがいいかもしれませんよ。
▼シャンプーや整髪料が合わない
世の中さまざまな商品が出回ってますが、肌に合わないシャンプーや整髪料を使うと炎症を起こしてしまうことがあります。
女性なら化粧品などで経験済みの人も多いでしょうが、もし、シャンプーを変えてみたときに頭皮が赤くなるようだったら、見直したほうがいいでしょう。
パーマやカラーでダメージを受けたときも、頭皮が真っ赤っ赤になることがあります。
美容院で染みやすい人は、根本までベッタリカラーリング剤を塗布せずに、ほんの少しだけ根本から離して塗布してもらったり、保護剤を使ってもらうようお願いしましょう。最近の美容師さんの技術はまじすげえ。
ちなみに頭皮が赤い場合、皮膚が炎症を起こしているわけですから、かゆみや痛みも併発している場合があります。
あらゆる頭皮&髪の毛の悩みを解決してくれるシャンプーがあります!
【参考記事】『あのBULK HOMME(バルクオム)からシャンプーが新登場!効果はいかに!?【体験レポート】』
3. 白い頭皮はアウト? セーフ?

では、青白いとまでは言わなくても頭皮が白い、という曖昧な場合はセーフなのでしょうか。
カラーチャートが用意できるわけではないので判別に苦しむところですが、青みがかかっていないただの「白」は、頭皮健康レベルとしてはシロとはいえないようです。むしろクロより(ややこしい)。
前述した通り、青さ=血行良好を示す色、という点から、青みのないただの白い頭皮は、血行がよいとはいえないからです。
また、透明感もない白い頭皮は水分も不足しており、乾燥している可能性も。
“この頭皮が白い状態は、皮脂の分泌量が足りないため、乾燥してしまい、フケや痒みといった症状があらわれます。頭皮が白いのにフケや痒みが取れない場合は、不健康な状態だと判断してください。頭皮が乾燥する原因には、シャンプーの洗浄力が強すぎて頭皮に合っていないことや、過度なダイエットによって脂質が不足している事などが、原因として考えられますので確認してください。”
白い頭皮は洗いすぎや栄養不足によって、「頭皮が飢餓ってる状態」といえそうです。
頭皮が飢えれば、当然頭髪の危機!
4. その他、頭皮の危険信号を示す色とは?

青、赤、白と続きましたが、まだまだ続くよ頭皮の色は。
頭皮クライシスを示す色としては、そのほか以下が挙げられます。
◆黄色っぽい頭皮
黄色は毛穴に余分な皮脂が詰まっている可能性が考えられます。
これは、血液やリンパ液の循環が悪くなって起こるもの。
不規則な生活やストレス、栄養バランスの悪い食事によって起こりやすいので、忙しい現代人は要注意!
余分な皮脂が詰まるとオイニーもきつくなりそうですし、ベタついた髪の毛は清潔感とは程遠いので、黄色い頭皮はハゲ予防の点からもモテの点からもまさに黄色信号といえるでしょう(ドヤッ)。
◆茶色っぽい頭皮
これはなかなか深刻で、血行が悪く、古い血液がよどんでいる状態です。
「頭皮のうっ血」とさえ、言われています。
新鮮な酸素や栄養素が毛根に供給できなくなりますので、薄毛やハゲ、白髪の原因になりえます。
◆ピンク色
赤と似ていますが、ピンク色も要注意です。
白いときと同様、頭皮が乾燥して過敏になっているか、赤いときと同様炎症を起こしている可能性があります。
また、人間は加齢とともに青白かった頭皮(とくに頭頂部)がピンクっぽくなる傾向があるそうですが、これは重力によって毛細血管が圧迫されて、潰れたりひらべったくなってしまうから。
頭皮が薄く、固くなっていたら要注意!
とくに頭頂部は筋肉がないため固まりやすく、さらに血液が流れにくくなるので、こまめにマッサージしましょう!
5. 頭皮の色を改善するには?

青白い頭皮を取り戻すためには、自分の頭皮の色から問題点を探り出し、それを解決していくことです。
炎症を起こしているなら直射日光を避け、頭皮に合ったシャンプーや整髪料を使うこと。
皮脂が詰まっているなら、きちんと除去するよう頭の洗い方の見直しを。
乾燥しているなら、保湿を心がけ、「オトコのアブラをとる!」的なあまり強力なシャンプーは使わないこと。
血行不良を起こしているなら、こまめにマッサージをして頭皮をやわらかくしてあげましょう。
そして当然ながら、頭皮も、血液によって運ばれる酸素と栄養素から作られています。
不規則な生活習慣や無茶な食事は頭皮を傷め、ひいては頭髪の将来まで左右しますので、まずは頭皮の色をセルフチェックすることで自分の「頭皮レベル」を正しく把握しましょう!