「働きたくない!」「会社行きたくない!」誰もが一度は思うものです。正月休みもとうに終わりましたが、「寒くてお布団から出たくないよー!」と出社拒否をこじらせている人も多いことでしょう。でも、その気持が強すぎてなんかヤバイという場合、もしかすると危険な病気のサインかもしれません。「なぜ働きたくないのか?」その原因を探ることで解決策が見えて来くるかもしれません。また、思い切って働かなくても生きていける方法はあるのでしょうか?
働きたくない!会社に行きたくない!と思う原因は?それ、危険な病気サインかも!
1. 鬱!?無気力症候群?〝働きたくない〟は危険なサイン!

□無気力症候群
みなさんは無気力症候群を知っていますか?
これは「無気力」「無関心」が症状として現れる疾患で、その人の本業(社会人なら仕事)にのみ無気力になってしまうことです。
その他の趣味や遊びの予定などはこなせるため、無気力症候群=サボりたい人と思いこんでしまいがちですが、これも立派な病気。
学生であれば「5月病」、社会人であれば「燃え尽き症候群」が、この病気の一種に当てはまります。
もちろん社会人でも5月病になる人もいますが、たとえば学生の場合、一生懸命受験勉強に取り組んで、晴れて合格、入学するのが4月ですよね。
その頃には「もう勉強しなくていいんだ!うほほーい!」と解放感(&合格の喜び)に浸れるものですが、新生活もようやく落ち着いてきた5月頃に、新しい目標や楽しみを見いだせないと、次に何をしていいかわからず無気力になってしまう…ということがままあるようです。
いっぽう社会人の場合は、一生懸命仕事に取り組んだものの、思うような結果が得られなかったときなどに「バーンアウト」、つまり「燃え尽き」てしまい気力を失ってしまうことがあります。
どんな仕事でも起こりえますが、介護や看護、教師、接客業など、ヒューマンスキルが求められる仕事に多いともいわれているようです。
ヒューマンスキルには明確な答えがなかったり、こうした仕事は数字など目に見える結果が得にくい傾向もある一方で、人格者であることや、常に微笑みを絶やさないことなど結構なレベルでの人間力が求められます(それすなわちヒューマンスキル、なのですが)。
ゆえに、労多くして功少なし、という場面も少なくなく、ある日、性も根も尽き果ててしまうのです。
こうして見るとよくわかると思いますが、無気力症候群は、サボりーマンどころか頑張り屋さんこそが陥りやすい病気なのです。
本業にのみ無気力になるという特徴のため気づかれにくく、治療が遅れたり、そもそも気力がないので治療に真剣に取り組めないという問題もあります。
□うつ病
気付かないうちにストレスがたまり、様々な要因が重なり発症するのが〝うつ病〟と言われています。転職、転勤、人間関係のストレス、プレッシャー…など、トリガーとなる要因はその人その人によって違いますが、以下の症状が複数該当する場合は要注意。
・体が怠い、疲れやすい
・小さな事でイライラする
・物事に集中出来ない
・眠れない
・頭重感、立ちくらみが頻繁
・食欲がない
・性欲がない
・好きな事にも興味が湧かない
・無気力
これらの不調が現れたら早めに心療内科を受診しましょう。
もし診断結果を受けても「自分がうつ病!?」とは誰もが疑いたくなるもの。
うつ病だと認めるまでにも時間はかかると思います。
しかし、うつ病はいまや国民病ともいわれています。
「うつ病だなんて、恥ずかしい」と思う気持ちそのものが、あなた自身を追い詰めているのだと認めることから治療はスタートするはず。
まずは「こんなに頑張っていたんだ」と自分で自分をいたわるところから始めましょう。
残念ながら、中には「根性が足りない」という根拠のない根性論を振りかざす手合がまだ生き残っておりますが、あなたの身を守れるのはあなた自身です。
そうした心無い人の言葉に惑わされることなく、医師の指導のもときちんと治療に取り組んでいきましょう。
反対に、放置していると命まで奪ってしまいかねない危険な病気なのです。
2. 働きたくないと思ってしまう11の原因

ところで、あなたはなぜに「仕事に行きたくない」と思ってしまうのか?
その原因を見つけ出ししっかりと対峙することが大切です。
①仕事に興味が持てない
就職した先が「自分の第一希望の会社ではなかった」「希望の職種ではなかった」など、そうした場合「働きたくない」と感じてしまうかもしれません。
誰もが自分の興味が持てない事に一生懸命になれるわけではありませんよね。
②職場の環境が合わない
仕事は嫌いじゃないけれど、人間関係が…という場合も多々あります。
人は周りの環境に影響を受けます。
自分は仕事へのやる気はあるけれど、周りの人はやる気がない…。そういう場合は自身のやる気を疎ましがられることを恐れ、、やる気のないフリをしている内に本当にやりたくなくなってしまうこともあるでしょう。朱に交われば赤くなる、それが集団心理です。
③自分に合っている仕事なのか不安
「自分にはどんな仕事が合っている?」
「自分を活かせる仕事は何?」
就活において幾度となく向き合ってきたことですが、実際に入社してからの仕事内容や、思い描いていた理想とのギャップに悩むこともしばしば。
④正しい評価(給料)を受けていないと思う
どれだけ頑張っても評価されない、給料が上がらないとしたら、働きたくないと思ってしまうのは無理もありません。
手柄を横取りされる、無理を押して対応したのにお礼の一つもない。
それどころかどんどん仕事を押し付けられる始末…。
それでは「仕事したくない!!」と思ってしまうのも納得。
上司はきちんと評価して、その評価を言葉や行動に起こしてくれますが、中にはあなたを正しく評価し、導くことをせず、自分の事しか考えていない上司もいるのではないでしょうか。
正しい評価を得ることが出来なければ働く意欲もなくなってしまいます。
⑤生活スタイルと仕事のスタイルの違い
早起きが苦手なのに早朝の職場だったり、夜ふかしが苦手なのに残業が多い。または深夜まで営業している職場で働いている。
そういう場合は仕事内容ではなく、働く時間が問題で働きたくないと感じているのかもしれません。
⑥働く事へのマイナスイメージ
世の中に溢れている「仕事は辛いものだ」という言葉を真に受けすぎて、働くことそのものが人生のマイナスだと思ってしまっているケースです。
「働いたら負けだと思っている」と、ニートが嘯く言葉を鵜呑みにしすぎて、仕事環境に問題はないのに「働く俺、ダサい」と思い込んでいたらそれは大きな間違いです。
自分をとことん殺してまで働く必要はありませんが(ブラック企業反対!)、働くこと自体は決してダサいことではありませんよ!
⑦人間関係での不安
「働きたくない」と思うことは仕事が嫌な訳ではなく、職場の人間関係に不安を持っている人も多いようです。
仕事をしたくないと感じた時よく考えてみると、職場のイヤな人や自分と合わない人が思い浮かぶ事もあるかもしれません。
一度でも人間関係に悩んで仕事を辞めた場合は、同じことが起こらないだろうか?とトラウマ的な不安を抱きやすくなります。
⑧働いても仕事が終わらない
新人なら仕事をこなすのに時間がかかるのは当然のこと。ですが、すでに新人と呼ばれるときを過ぎ、仕事を任されるようになってきても「なかなか仕事が終わらない」「働いても働いても仕事の終わりが見えない…」。こうなると働きたくないと考えてしまう人もいます。
これには会社側の裁量も大きく関係してきますが、見栄やプライドで、自らキャパを超える仕事量を抱えすぎるのもいけませんよ。
⑨ワークライフバランスが取れない
「仕事も恋も一生懸命★」
とは、すでに使い古された「いい女(自称含む)が吐く代表的なセリフ」ではありますが、仕事もプライベートも充実させたいのは男女ともに同じですよね。
しかし、仕事が忙しすぎたり、退社後や休日でもお構いなしに職場から連絡が来るような労働環境だと、オンとオフの切り替えがうまくできずに、常に仕事に追いかけられているような気持ちになってしまいます。
デート中にしょっちゅう携帯が鳴って、彼女も仏頂面…。
これでは「もう勘弁してくれよ」と、仕事に対するモチベーションが下がってしまうのも無理はありません。
⑩目標がない
「年収はどのくらい稼ぎたいですか?」「将来どんな生活をしたいですか?」お金だけではありませんが、自分の将来をプランニングせず目標がないと、働くための原動力は生まれません。
目標を定めている人は一生懸命働いたり、勉強したりして次に繋げるような行動をしています。
欲ほどあなたの行動を変えるものはないかもしれません。
⑪社会への反抗心
自分の時間を削り仕事をし、上司には逆らえない。その人間関係などをガマンする代わりに給料という形でお対価をもらうという流れ。
言い換えるとお金を払う方が上で、もらう方が下の立場。
人間は「奴隷のように働きたくはない」「逃れたい」という本能がありますが、現代の資本主義社会の中にはお金によって支配、抑圧というものが起こっているのも事実。
「お金という世の中の流れに任せたくない」という思いから働くことを放棄するケースも。
これらの原因どれもが精神論を振りかざす人からは、「甘えだ」と言われかねないことですが、こうした不安や不満の積み重ねから先ほど触れた危険な病気へのリスクが高まるのです。
上司からのパワハラ、仕事の終わりも先(将来)も見えないブラック企業に勤めている…という認識があるのであればまだしも、自分自身が抱えている問題の場合には発覚が遅れ最悪の選択をしてしまうこともあるのです。
そうならない為にも、「自分にとっての仕事とは何か?」を明確に位置付けることが大事だと思います。
3. じゃあ、働かなくても生きていけるの?
では、働きたくないでござるー! にとらわれてしまったら、どうしたらいいでしょう。
労働環境を見直すことの重要性はもちろんですが、いっそ「本当に働かない」という手段が通用するかを考えてみましょう。
インターネット上にあふれる「働きたくない人向け」の情報のほか、実際に一般的な就職をせずに生活している筆者周辺の人の生活費の捻出方法、さらに巷間話題になっている新しい社会のしくみの可能性などについて、ここにまとめてみました。
①在宅勤務(おい!)
「働きたくない」で検索した結果、出てきたこちらに思わずすっ転んだ筆者です。
確かに会社勤務からはまぬがれますが、「働きたくない」という根本は何も解決していない…!
同様に、クラウドワークや内職なども、「出社」という形からの卒業であって、働く場所が自宅やノマドに変わるだけです。
ただし、辛い深夜残業や、長時間の通勤が「仕事行きたくない」の原因になっている人に関しては有効かもしれません。
「働き方改革」でもテレワーク導入は推進されているので、実現度はこれからどんどん上がるでしょう。
②せどり
副業の代表としてすでに知られた存在ですが、せどりとはリサイクルショップや古本屋、家電量販店などで安く商品を仕入れ、それらを高値で販売すること。
要は「安く仕入れて高く売る」ことで、その利ざやで稼ぎます。
ただこちら、高く売れる商品を見抜く目利きが必要。あてずっぽうに仕入れても、売れなきゃ散財&ガラクタの山。
③アフィリエイト
この辺も鉄板ですね。自分のサイトで企業のサービスや商品を宣伝・販売するネットビジネスのこと。しかしこれも、あなたのサイトにそもそもお客さんがついていなければ商品が売れるはずもありません。
④パチプロ
パチンコ好きな人にとっては羨ましい限りかと思います。だがしかし、知人に実在していますが、毎日毎日データを集積しながら生活のために打つパチンコは面白くもなんともないそうです。それでも出ない日が続いたりすると、儲からないどころかパチンコ代という支出がかさみ、心身ともにかなり疲弊するそう。当たり前か。
⑤YouTuber、ブロガー、インスタグラマー
いずれもすっかり人気職業となりました。大ヒットすれば億万長者も夢ではありませんが、人気YouTuberが1日24時間のほとんどを動画撮影と編集に追われている実態をあなたは見たことがあるでしょうか…? 友人のYouTuberも「どこに旅行してももはや取材」と言っていました。どんどんコンテンツを作成してUPしなければいけないので、「働かない」とは言い難い、ハードスケジュールを送っている人が多いようです。そして、ファンが獲得する保証はない! ファンがついてもおもしろコンテンツを作り続けなければいけないプレッシャーがつきまとう! そしてやりすぎた先にいるのが、ローガン・ポール氏の一件です。
⑥仮想通貨、暗号通貨
いまやビットコインアプリが続々登場するほど活況を呈している仮想通貨。メルカリも仮想通貨決済導入の方針を明かしました。大量の「億り人」も登場し、今後ますます普及しそうな勢いですが、着実に利益を得ているのは何年も前からトライ&エラーを繰り返した人たちがほとんどです。しかもそれなりの知識がある人達が冷静に分析しながら行っているもので、ビギナーズラック的に一時的な儲けを手にすることがあったとしても、生活費を未来永劫稼いでいくほど安定的な収入を期待するのはかなりハードルが高いと思われます。そこまでできる人はもはや仕事人の目で仮想通貨をやりとりしているはず。バブルがいつ弾けるかという冷静な視線も必要です。というか、1月16日から17日にかけて大暴落したし…。
⑦投資、運用
NISA(少額投資非課税制度)などの浸透で身近になった投資ですが、配当金だけで生活するには相当なタネ銭が必要です。また、ハイリスク・ハイリターンがお約束。数十年に渡って地道におこなっていくのではなく、「いますぐ初めて毎月の生活費が賄えるだけの配当金をゲット!」というのは、初心者にはまずおすすめできません。
FXで3千万を溶かしたという人もいましたなあ…。
⑧自給自足
ええい、こうなったら山奥で自給自足だ! というそこのあなた。
ステキですね。ロハスですね。いいと思います。都会ばかりが生活場所ではありません。
ただ、自給自足生活というのは、「会社で働く」という生活からは足を洗えますが、作物を育て、その他の食糧(畜産や魚など?)を何かしらの形でゲットするという、いわばもっとも原初的な「労働」なくしては成り立ちません。
⑨ベーシックインカム制度に期待
これは、政府が国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされる額を定期的に支給するという政策です。
日本でも、その導入の是非を巡って論争が盛んにおこなわれています。
でも、いま現在ベーシックインカム制度は導入されていないので、これは机上の空論でござる。
なんだか書いていて夢も希望もなくなってしまいましたが、ここでは世間の厳しさを強調することが目的ではありません。
ただ、本気で何もしないで生きていくのはちょっと無理があるかも、という話。
であれば、自分の健康を損なうほど働き詰めるのはやめにして、長く働ける環境を探してみませんか?
無気力になってしまったら、気力がチャージされるまであえて休むというのもひとつの手段。
もちろんそれが病気からくるものだったら、しっかりとした治療が必要なのは言うまでもありません。
外資系などを中心に、「副業OK」「週3日の勤務でOK」などフレキシブルな労働形態も増えつつあります。
働かずして生きていくことは難しくても、「働き詰めなくても生きていく」ことは決して不可能ではありませんよ!
働きたくない!会社に行きたくない!と思う原因は?それ、危険な病気サインかも!?
- 1. 働きたくない!と思うこころのサインは危険な病気の可能性も!
- 2. 働きたくない!と思う原因を見つけてみよう!
- 3. 働きたくない!と思ってしまうならゆっくりと自分を見直してみよう!
ライター後記
「仕事をしたくない」と感じているのは心も身体もきっと疲れているから。仕事から離れてみて落ち着いて考えてみる事も必要です。たとえ状況で仕事に行っても求められているパフォーマンスば出来ませんよね。もしもの時はきちんと休みましょう。
そして「仕事をしたくない」と思っている自分の気持ちと生活を今一度見直してみてください。
寝不足の時、生活のリズムが不規則、運動不足、偏食、頭の中がゴチャゴチャ、ネガティヴな考え方…そんな状態の時は仕事をしたくない状態に陥りやすいの。病気になってしまう前にしっかり見直しをしてみるのも大切な事ですよ!
一緒に読んで欲しい!!
AI
働く事はもちろん大切ですが自分の心も大切に!
好きなもの:ハワイ、サーフィン、海 宝物:家族 2人の娘と旦那さま♡ いつもキラキラ笑顔で毎日を過ごすのが目標。お役に立つ情報を提供したいと思います!