空気が乾燥する冬だけでなく、この先に待ち望む春にかけても油断の出来ないのが唇の荒れ。ひどくなればピリピリと痛みが続き、食べたり飲んだりするのも一苦労になることも。そんな唇の荒れる原因の多くが、ケアのために使っているリップクリームにあるのを知っていますか?唇の荒れは我慢できないほどの激痛ではありませんが、そんな状態が続けばストレスにもなります…。唇の荒れには早めの対処を心掛けてシッカリとした予防策を取りましょう。そこで今回はその予防策をとるためにも、唇があれてしまう原因をよく理解するべく、その改善法の1つであるリップクリームの正しい使い方を紹介します。※2019/01/18更新
唇が荒れる原因は、リップクリームを正しく使えていないからだった!?
1.唇はもともと乾燥しやすい場所だった!
顔や体よりも唇は弱い場所なのです
【唇が荒れる原因は?】
唇が荒れる原因は大きく分けると下記の4つに分類できます。
▼乾燥
▼アレルギー
▼栄養不足
▼内臓の疾患
唇が荒れる原因と言えばまず乾燥が思いつきますが、その原因は1つではなかったのです。
【そもそも唇が乾燥しやすい理由】
人間の表皮(皮膚)は層が何層も重なって形成されています。
人の肌は真皮の上に表皮が重なっていますが、表皮の構造は表面から順に、「基底層」、「有棘層」、「顆粒層」、「角質層」から成っています。
この中でも表皮の一番外側、つまり実際に目に見えている皮膚の部分が角質層に当たり、外部の刺激から皮膚を守る働きがあります。
しかし唇の場合、角膜層があることはあるのですが極端に薄いため刺激から守る働きが弱く、外的刺激で唇が荒れてしまうことも少なくありません。
また水分の蒸発を防ぐ皮脂腺がないため、水分が蒸発しやすく常にカサカサしやすい状態なのです。
唇は乾燥という外的要素がなくてももともと乾燥しやすい場所だったのです。
2.唇の荒れは乾燥による原因が最も多い!
空気乾燥
もともと水分が蒸発しやすいところに、冬の乾燥した空気や、暖房による室内乾燥という条件が加わればさらに唇は乾燥しやすくなってしまいます。
口呼吸
口呼吸の場合、唇に空気が触れることは避けられません。
よって口呼吸が習慣となっている方は唇が乾燥しやすくなってしまいます。
また、唇を舐めるのが習慣になっている方も要注意です。
舐めた後は唇が潤ったような気がしますが、唇についた唾液が蒸発するときに唇の水分も一緒に出て行ってしまうので、余計に乾燥を招くことになります。
水分不足
体内の水分不足も唇の乾燥に大きな影響を及ぼします。
体内水分量が少ないと唇の水分量が減少し、乾燥しやすくなってしまいます。
唇の乾燥を防ぐ方法といえばリップクリーム。ただし間違った使い方は逆効果!?詳しくは次ページへ!
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