あけましておめでとうございます、と、そう誰にも言わぬまま、年があけてはや10日弱。
年末年始のブランクを利用し、この雑記のストックをつくろうと意気込んだのは一瞬で、
けっきょくひとつの記事も書かず今日にいたって午後3時。
わたくしごとですが、今年もまた年始はウツというかロスというか、
なんともローな気分にみまわれております。
その心は、と自問しましたところ、浮かび上がってきたのはいくつかのこと。
まずは、作用反作用の法則といいましょうか、
年末にかけて忘年会と称し、日ごろとは異なるペースで人と宴をしたアップ状態の反動で、
いつもなら「通常」の毎日が、地味で色褪せてみえている。
それから、人間がこしらえた「ニューイヤー」という概念に踊らされ、
新年を迎えることで自分がアップグレードされる、
あたらしく良きものに変われるというなんともめでたい思い込みがぼくにはあり、
けれど実情は、ただ年が加算されただけで、
自分が劇的に進化するわけでもなく、期待相応にガッカリしているという話。
気分が落ち込む理由をそうして無駄に分析してみましたら、
なんのことない「問い」にその答えがあるのでした。
つまりはそれは、ただの、気分。気の持ちようなのでありましょう。
ちなみにこの状態に似ているものとしては、海外旅行後のそれがある。
旅+外国という非日常タイムには、自分という枠が薄くなるというか瞬間的に消えてしまうことってありますよね。
そのスーパーマリオの無敵のスター状態が、実は本来の自分のポテンシャルなのだとは思うのだけど、
日常に戻ると、環境の圧により、あっという間になじみの枠型の自分に戻ってしまう。
その、はかなさというか、切なさは、めちゃくちゃうれしい夢を見て起きた朝に似ている。
さて、2018年最初のコラムがなんとも実用性の低い、ローテンションのものですみません!
本日は勝手に、正月明けウツみたいになっている同士にむけてお送りいたしました。
まあ、この”感じ”もまた長くはつづかぬ諸行無常が人生とこころえ、せっかくなのでじっくり味わいましょうかね。
本年も、うだうだ偏ったあれこれを綴ることになるかと思いますが、ひきつづきどうぞよろしくお願いいたします!
ニュー男子 拝