更新

ワキガはモテるフェロモンになりえるのか?



test

現代日本男子を悩ますワキガですが、太古の時代は異性を惹きつけるフェロモンだったという説も。
なんなら、21世紀現在も海の向こうでは現役セックスアピールとして、ワキガは抑えるどころかひけらかすものとして活躍中です。世界はやっぱり広いなあと思いつつ、フェロモンとワキガの関係を嗅ぎわけていきましょう。

ワキガはモテるフェロモンになりえるのか?

1.【ワキガでモテる?】そもそもフェロモンとは

 

そもそもフェロモンについて正確に知っている男子は少ないのではないでしょうか。
古くはセクシーな格好や仕草をした女性に対して(例:K姉妹)、「フェロモンむんむん」と形容することもありましたし、近年ではわざと目元をチークで赤くした「おフェロ」メイクなども若い女子の間で流行しました。

まず、「フェロモン」とよく似たもので「ホルモン」がありますが、これは似て非なるもの。
ホルモンが体内で作られ、本人が生きていく(生命維持)ために働くのに対し、フェロモンは体内で作られたのちに、体の外に放出されることでほかの個体に影響を及ぼすものです。

つまり、ものすごく雑に言ってしまうと、

ホルモン=自分のため

フェロモン=周囲のため

に分泌される物質です。(本当にすごく雑)

そしてこのフェロモン、もともとは言葉を持たない動物に備わっているもので、危険を感知したり繁殖可能時期であることを知らせるために分泌されます。喋ることができないため、同じ種族(あるいは群れ)が生きていくためのコミュニケーションツールだったわけですね。

転じて、人間のフェロモンはどうか? というと、実は諸説あります。
いわゆる「色気のもとになる性フェロモン」は、男性からしか分泌されないとも……。
ちょっとワキガとの因果関係を感じさせる説ですが、なんともかんとも、というのが実情です。

そのなかでひとつ言えることは、たとえフェロモンが分泌されていても、現代人はあまり気が付かないんじゃないかなということです。というのも、人間の鼻の奥には「鋤鼻器官」というフェロモンを感知する器官がありましたが、言葉を操るようになった現代人はその機能が衰退してしまったと言われているからです。

ですから、
「人類の祖先はフェロモンでセックスアピールしていたのだろう。だがしかし、現代人はそれを感知する器官が衰えているから、たぶんあんまわかんない」
というのが正直なところといえそうです。

とはいえ、女性はニオイで相手を見分ける能力に優れているともいわれています。
女の子が年頃になると父親を避けるのは、近親相姦を避けるため(=自分にない遺伝子を求めるため)の「本能」によるものですが、そのときこの「ニオイ能力」が発揮されているようです。

この能力は、自分と同じ遺伝子を持っている人間を避けるために発揮されるもののようですが、「女性は鼻がいい」と聞くと、男性のワキガの悩みは深まるばかりですね。

 

 

2.【ワキガでモテる?】ワキガがフェロモンになる理由

 

さて、現代ではあまり感知されなくなったフェロモンですが、ワキガとはちゃんと関係があるようです。
というのも、人間を除く哺乳類には、ワキガの元になるアポクリン腺が全身に存在し、そして人間のワキガと同じように、そこから発せられる汗の成分が常在菌で分解されニオイを発することで「求愛」などのフェロモンになるのです。

はい、これまたザックリ言うなら、哺乳類はワキガのニオイがフェロモンとして機能しているのです。
というわけで、同じ哺乳類である人間も、本来はワキガがフェロモンとしての役割を担っていたと考えられましょう。

人間の場合は、他の哺乳類と違ってアポクリン腺が部分的にしか存在していませんが、それが脇のほか、陰部や乳首、耳の中など第二次性徴によって発達&毛が生えてくる部分と多く重複することからも(耳除く)、これは想像に難くありません。

また、日本人を始めとしたモンゴロイドはワキガが非常に少ないのですが、現代でも遠く海のほうに目をやると、欧米人や黒人などはワキガ率が非常に高く、過半数どころか「ほとんどワキガ」という地域もあるようです。
そのため、いまでも「ワキガ」はノープロブレムであり、むしろその臭いによって個性をアピールしているともいえるでしょう。
「フェロモン」として機能しているかどうかはわかりませんが、そのワイルドな香りからセックスアピール→モテに繋がっていると考えれば「なるほど」と思えませんか?

 

 

3.【ワキガでモテる?】重度はフェロモンじゃないよ

 

繰り返しになりますが、現代人はフェロモンを感知する機能が衰退しています。
さらにもともとワキガ体質の人が少ない日本においては、あまり臭いがキツすぎると、モテるどころか非モテの原因になりえます。
こうなると「ワキガ? いやいや、これフェロモンだし」と言い聞かせている場合ではありません。
臭いは対処し、モテは現代人が獲得した言葉を始めとしたコミュニケーション能力、及びキレイ好きな日本人にコミットした清潔感から狙っていきましょう。
(※海外進出派は除く)

 

 

4.【ワキガでモテる?】ワキガと香水の関係

 

最近では日本でも香水や柔軟剤、ルームフレグランスなど「香りを楽しむ」文化が醸成されつつありますが、香水文化を辿っていくと、激しい体臭(≒ワキガ)との関連性が見えてきます。
香水といえば本場はフランス。
彼の地では、香水の調合師は「パフューマー」と呼ばれ、シャンプーなどの日用品や食品に添加する香料を調合する「フレーバリスト」とは一線を画す存在として、認知されています。
評価の高いパフューマーには「ネ(鼻)」という称号もあるぐらい。
芥川龍之介か!

そんなフランスで香水が広まったのは、中世。ブルボン王朝からフランス革命に至る時代のことでした。

 

“16世紀から19世紀までのヨーロッパ(特にフランス)では、風呂に入ると梅毒などの病気になりやすいと信じられたため、国王ですら一生に3回しか入浴しなかったという記録があるほど入浴という行為が一般的ではなかった。そのため、香水は体臭消しとして発達していった。”

出典:Wikipedia

 

なんだかパフューマーの「鼻」という称号はなんなのさ、と言いたくなる状況。
これはまさに臭いのカオス。ワキガどころの騒ぎではありません。
しかし、それを打破したのがこの時代のフランスでもっとも有名な人である、最後のフランス王妃・マリーアントワネット。
彼女が育ったウィーンでは入浴の習慣があったため、フランス王家に嫁いでからもバスタブを持ち込み、入浴を続けました(着衣のまま浸かるだけ、ですが)。
いっぽう、風呂に入らないフランス貴族たちの体臭はバリキツめ。そこで前述のように体臭を消すために香水を使っていたわけですが、なにしろ風呂に入らないため、勢い香水もムスクなど動物系の香り強めのものでした。

しかしアントワネットはお風呂に入っていたため(比較的)体臭もあまりなく、バラやユリなど植物系の軽やかな香水を愛用するようになります。それがフランス宮廷に広まり、香水といえばフランス、となったのです。たぶん。

そして現代。
入浴の習慣は当時より盛んになったでしょうが、やはりワキガ体質が多い非モンゴロイド系の皆様にとっては、いまなお香水は愛用のお品です。
というのも、現在のアルコールに溶かした香水は、人間の体臭と混ざり合うことで同じ香水でもその人それぞれの香りを演出するので、ワキガ&香水で自己アピールにつなげているのだと思われます。

ワキガ体質が多い上に、入浴習慣もなかった(フランスに限り、ですが)と聞けば、そもそも臭いに対する閾値が違うというもの。
日本で最初に有名になった香水といえば、シャネル№5やプワゾンなどが思い浮かびますが、いずれも結構主張強めな香りですものね。

ちなみにフランス人が風呂を忌避していた中世といえば、日本は江戸時代。
アントワネットがフランス王家にいた時代は、徳川家十代将軍・家治&十一代将軍・家斉の時代です。
当然銭湯は普及。すでに庶民も、体臭レスだったに違いありません。

 

 

西まごめ

悩みすぎるくらいなら最終的に海外進出はあり!?

週刊誌記者を経てフリー編集・ライター。美容男子クレオパトラ担当。





RELATED POSTS / 関連記事


test

RELATED POSTS / 関連記事