抜け毛って気になりだすと「これってやばいんじゃないの?」と思うほどごっそりとした量が気になるもの。人と比べられないし、そもそも正常な抜け毛とそうじゃない抜け毛の境界線ってなんなの? という読者の叫びに出来るだけ具体的に応えたい!と思い、抜け毛の危険度をマジメに考えてみました。
抜け毛にも薄毛になりやすい種類があり!! 1日に○本以上は危険
1.抜け毛が1日に〇本以上は危険!?
抜け毛が気になる枕・排水溝・ブラシ
そもそも人間の髪の毛はどのくらいあるのでしょう。平均的な成人男性の髪の毛の本数はおよそ10万本といわれています。
髪のボリュームが多い人で約13万~14万本。少なめな人では約6万~7万本と個人差もあります。
一般的に通常、1日に抜ける髪の量は約50本~60本といわれています。
入浴時のシャンプー、ブラッシング、タオルドライ、ドライヤー、睡眠中が特に髪が抜けやすいシチュエーションです。
このため、お風呂の排水溝や枕についた抜け毛が目立つ原因といえるでしょう。
また季節によっても抜け毛の量は変わります。約80本~100本の抜け毛は許容の範囲となります。ですから1日に約100本以上の髪が平均的に継続して抜けていくのは要注意です!
とはいえ正常な状態でも約100本程度の抜け毛があると想像すると気分のいいものではありません。10万本の中から100本の抜け毛と考えると少々の抜け毛でプレッシャーを感じることはないかと思われます。
“髪の毛は“抜けて生える”を繰り返す
髪の毛は「成長期」「退行期」「休止期」を、一定の周期で繰り返しながら生え変わります。このヘアサイクルの乱れが抜け毛や薄毛の原因となるのです。
まず成長期には、髪の毛をつくり出す毛母細胞の分裂が活発になり、男性は2~6年、女性は4~6年をかけて新しい髪の毛が太く長く成長します。このときの髪の毛は、軟毛ですが徐々に成長してしっかりとした髪の毛になります。次に、退行期になると毛母細胞の分裂が衰えてしまうため、徐々に髪の毛の成長も止まります。最後に休止期になると毛母細胞の働きは完全にストップし、寿命を迎えた髪の毛が抜けていきます。休止期は成長期への準備段階でもあるのです。”
2. 抜け毛が目立つ? 細い髪は危険信号!?
最近、髪が細くなった…は要注意!!
生まれつき太くてしっかりとした髪、細くてやわらかな髪と髪質は遺伝的な要因があることが明らかになっています。元から髪が細いからといって抜け毛が多くなるわけではありません。それよりも気をつけたいのが最近、髪が細くなってきたというパターンです。
【髪が細くなる原因】
■加齢
年齢を重ねることによって自然な現象として髪が細くなることはあります。加齢とともに頭皮の毛細血管が老化し、血行が悪くなることが原因とされています。
■睡眠不足
健康な髪をつくるためには毎日5時間の睡眠が必要だとされています。発毛のゴールデンタイムはお肌と同じ22時~翌2時の間です。時間帯は守れなくても5時間の睡眠が髪に影響すると考えてください。
■高カロリーな食生活
健康な髪をつくるのに欠かせないのがビタミンとミネラルです。
脂肪分の多い高カロリーの食事を摂り続けると、血液がドロドロになり血行が悪化し、頭皮に栄養が届きにくくなります。
■飲酒
過度の飲酒も細毛への影響があります。アルコールを分解するために体内のビタミンや亜鉛などの髪の成長に必要なミネラルが消費されてしまいます。また喫煙適量であれば血行を良くする効果があるといわれています。
■ストレス
ストレスは新陳代謝を低下させ、血液の流れを悪くします。髪のもとになる細胞の数自体を減らしてしまう可能性があるので、毛が細くなるほか、抜け毛や薄毛の原因にもなります。
■間違った頭皮ケア
加齢臭対策として、洗浄力の強すぎるシャンプーでゴシゴシと洗髪していると必要以上の皮脂を洗い流してしまうことになります。正常な頭皮の状態はいくらか皮脂が残っているものです。
皮膚や頭皮の炎症につながることもあります。
3. 抜け毛は男性型脱毛症(AGA)のサイン?
AGAの可能性を疑ってみることも大切
一番考えたくない抜け毛の原因が男性型脱毛症(AGA)ではないしょうか? ただの抜け毛であ
ってほしい、不摂生な生活が続いただけ…と信じたい気持ちも理解できます。ですが食生活
や生活習慣に大き変化もなく、急に抜け毛が増えたという場合は、男性型脱毛症(AGA)の可
能性を疑ってみる必要があります。男性型脱毛症(AGA)の場合、急に抜け毛が増えたという
ことのほかに、生え際や頭頂部の髪が薄くなっていく傾向があるといわれています。男性型脱
毛症(AGA)は栄養のバランスの改善だけでなく、専門的な治療が必要となります。自己判断で
放置してしまうと、抜け毛→薄毛の症状がすすんでしまう可能性があります。
抜け毛が気になるときは、早めに専門のクリニックで相談することを薄毛対策としてお勧めします。
“男性の脱毛症として最も多く、特徴的なものがAGA(男性型脱毛症)になります。AGAは加齢によって起こるだけではなく、20代など若い年代で発症することもあります。メカニズム的な原因を述べますと、男性ホルモンのテストステロンが酵素によって変異し、ジヒドロテストステロンと呼ばれる悪玉男性ホルモンになってしまうことです。このジヒドロテストステロンが毛根を攻撃するのです。”
抜け毛に悩んだらコレを読もう!
【注目記事】ISSAも愛用!?効果ありと噂の育毛剤とは▽
抜け毛にも薄毛になりやすい種類があり!! 1日に○本以上は危険
- 1. 1日100本までの抜け毛は許容範囲
- 2. 急に髪が細くなったと感じたら要注意!!
- 3. 自己判断は危険! 専門クリニックの受診を
MAIQOS
健康なカラダに健康な髪は宿る!! まずは生活習慣から見直してみて
編集者歴16年。現在はフリーエディター&ライターの有閑マダム。新しい美容道を求めてグローバルに武者修行中。忙しい日常のなかでも“レディ”な部分は大切に死守。アンチエイジングの鬼。モテの指導教官。