もういくつ寝るとお正月……って早! でも光陰矢の如し。クリスマスが終わってから準備をしていたら、何もかもが間に合いません。そのひとつが「おせち」。「実家で母ちゃんが作るし」という方は読み飛ばして構いませんが、カップルで、夫婦で、とにかく少人数でお正月をしっぽり過ごすというあなた。作ればクソほど面倒くさい&デパートで買えばクソほど高い「おせち」が1品100円から手に入ります。料理スキル&お財布に自信がなくてもお正月気分はしっかりがっつり味わいましょう! おせちにはさまざまな「縁起」が込められているので食べればきっと運気上昇。インスタ映えもするので彼女もよろこんぶ!
今年も発売!ローソン100円おせちで2018年の運気を上昇!
1.【ローソン100円おせち】昨年度79万個売れた大人気商品が今年も発売!

ローソンが経営する100円ショップ、「100円ローソン」。
小ロットで食品が買えるため、忙しい単身者やカップル世帯の強い味方ですが、お正月だって味方です。
2012年より、1品100円の「おせち」具材を発売開始。
初年度は15種類だったこの「100円おせち」ですが、まさに「大家族じゃねえし作るのめんどくせえ」「でもお正月気分ダイージ」という単身者、カップル世帯の熱烈な支持を受け、年々売上数も種類も増加。
昨年度(2016年度)は79万個も売り上げたそうです。
そして今年は22種類(中京のみ23種類)を発売。満を持して「過去最多」の種類と相成りました!
■100円おせちの売れっぷり
“販売数も伸長を続けており、昨年(2016年度)は約79万個を販売し対前年比130%以上伸長しました。
2017年度は、より気軽におせちを楽しんでいただけるよう、自社のホームページやSNSなどを通して「ワンプレートおせち」を提案し、さらに110~120%の伸長を目指します。”
<100円おせちの種類と販売数の推移>
<100円おせちを盛り付けたワンプレートおせち(例)>
一部ネット上では今月頭から「今年も発売!」とフライング報道されていましたが、ローソン公式HPでの発表は11月14日ですよ。私はこの日を待っていた(そして、気づいたら発表されていた)。
2.【ローソン100円おせち】おせちの意味を知って打倒少子化←

ところでおせちに入っている食材って、ふだん食べないものばかり。
見た目は確かに鮮やかでインスタ映えがしそうですが、世界中のグルメが味わえる2017JAPANにおいては「なんで豆とか食わなきゃいけないわけ?」という方も多いのではないでしょうか。
なんとなく「縁起がいい食べ物」なのはおわかりでしょうが、ではWHYなぜに?
というわけで、100円おせちのラインナップから代表的な具材の「意味」を紐解いていきましょう。
今回は「我が家のおせちのかまぼこは紀文と決まっている」という個人的な理由から、紀文さんのサイトを尋ねました。
目指せカシコ!
●数の子…【子宝】ゲット!
数の子はニシンの卵。その名称から「子沢山」とお気づきの方もいるでしょうが、はい、正解です。
しかし「ニシン」の方もちゃんと意味がありました。
“数の子はニシンの卵。二親(にしん)から多くの子が出るのでめでたいと、古くからおせちに使われました。正月らしい一品です。”
少子化対策にもってこい? 婚活妊活中の人は、ぜひともあやかりましょう!
●昆布巻…【幸運】……ってことでいいかな?
唯一私が部分的に作れる昆布巻きです(私信)。
中に入れる具材を煮て、さらに昆布だって煮て、そんでそれらをクルクル巻いて、やっぱり煮たかんぴょうで縛るとか死ぬほど手間がかかるものですが、なんでそんな手間までして食べるのかというと……ダジャレ!
“昆布は「喜ぶ」の言葉にかけて、正月の鏡飾りにも用いられている一家発展の縁起ものです。おせち料理には、煮しめの結び昆布、昆布巻となかなかの活躍です。”
●黒豆…【健康運・仕事運】をゲット!
こちらも作るのに気が遠くなるような時間(と砂糖)がかかる具材ですが、その由来はやっぱりダジャレです。
“「まめ」は元来、丈夫・健康を意味する言葉です。「まめに働く」などの語呂合わせからも、おせち料理には欠かせない料理です。”
●栗きんとん…【金運】をゲット!
当時は甘いものもあんまりなかっただろうしねえ、ごちそうだったんだろうねぐらいにしか思っていなかったのは私ですが、栗きんとんにも意味がありました! その由来は黄金色に輝く見た目から。
“黄金色に輝く財宝にたとえて、豊かな1年を願う料理。日本中どこにでもある栗は、山の幸の代表格で、「勝ち栗」と言って、縁起がよいとして尊ばれてきました。”
「勝ち栗」って聞いたことないけど、今度から使いましょうまじ卍。
●伊達巻…【オシャレ】の象徴!?
最後は、なかなかに意外だったこちら。
“江戸時代、長崎から江戸に伝わった「カステラ蒲鉾」が、伊達者(シャレ者)たちの着物に似ていたので伊達巻と呼ばれるようになったようです。また、昔は大事な文書や絵は巻物にしていたので、おせち料理には巻いた料理が多くあります。”
やっぱりダジャレなわけですが。
その他、「なます」や「田作り」なども100円おせちで入手可能。
12月25日から発売されるそうなので、クリスマス当日はおせちの準備も始めないと!
西まごめ
お雑煮だけでなく正月の刺し身にも地方差があるようです(マグロ派な関東女より)
週刊誌記者を経てフリー編集・ライター。美容男子クレオパトラ担当。