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梅雨に片頭痛が起きやすいのは何故?頭痛と気圧の深いカンケイ



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梅雨といえば頭痛の季節…。最近は女性だけでなく男性でも低気圧による頭痛に悩まされている人が増えてきているように感じます。
低気圧=頭痛ということに気付いている人は多いですが、じゃあなぜ低気圧だと頭痛を引き起こしてしまうのでしょうか?
頭痛のメカニズムを知ることでおのずと頭痛対策も見えてきます。
今年の梅雨は頭痛知らずのスッキリとした頭で乗り切りましょう!※2019/05/20更新

梅雨に片頭痛が起きやすいのは何故?頭痛と気圧の深いカンケイ

1. 梅雨で頭痛がひどくなるのは気圧のせい?

 

梅雨と頭痛の関係ですが、頭痛持ちの人なら「気圧が低いと頭痛になりやすいな…」と気付いている方も多いのではないでしょうか?それ、大正解!
でもそもそも気圧っていったい何者なんでしょうか。
まずは梅雨の頭痛の原因となる気圧について知っておきましょう。

 

◆そもそも気圧とは?

 

空気も物質であるため、圧力が存在します。
これが「気圧(大気圧)」。
気圧は高度や緯度によっても変化しますが、では基準は? というと標準大気圧と呼ばれ、海面上(つまり海抜ゼロメートルってこと、かな?)で約 1013 hPa とされています。

で、そんなわけで大気中にも圧力がある以上、人間は常にその圧力を受けて生活しています。
その重さ、成人男性でなんと646kg!

“人体の面積を25×25(㎠)と置くと1㎡の16分の1となるので実質掛かる圧力は646㎏ほどとなります。”

出典:DS930810のブログ

 

秒で圧死するレベルですが、そうならないのは、人間も呼吸をすることで内側から同じ1気圧で押し返しているからです。

◆梅雨は気圧の変化が激しい

 

島国日本は海で囲まれており、その海の上には様々な空気のかたまり(気団)があります。
6月に入ると、日本の南方の海から小笠原気団(太平洋高気圧)が押し寄せ、日本の北方の海に停滞しているオホーツク海気団(オホーツク海高気圧)にぶつかります。
小笠原気団は暖かい、オホーツク海気団は冷たい空気のため、この2つがぶつかり合うと上昇気流が起こり雨雲を発生させます。これが梅雨に雨が降る理由です。

異なる気団(空気)同士の境目を前線と呼びますが、これによってできる前線を『梅雨前線』と呼びます。
梅雨前線は最初はお互いの気団の勢力が均衡しているため日本で停滞していますが、徐々に小笠原気団の勢力が強くなり、梅雨前線がどんどん北に押し上げられていき、やがて消滅します。いわゆる『梅雨明け』ですね。

上昇気流は雨雲を作り上げるだけでなく、地上の空気が上空に吸い上げられています。これはイコール地上付近の気圧が下がっている(低気圧)を意味します。
梅雨前線付近ではこの上昇気流が発生しやすくなっています。つまり梅雨低気圧になりやすい時期なのです。

ちょっと難しい説明になってしまいましたが、要は梅雨は雨が降りやすいし気圧も低くなりやすいということです(笑)

 

2.【梅雨の頭痛】なぜ低気圧で頭痛が起きるのか

 

ではなぜ低気圧で頭痛が起きるのか?
頭痛や体調の変化によって「このあと雨が降る…」と気象予報士顔負けの天気予報が可能な人がいるように、頭痛と気圧は実は密接な関係にあったのです!(※余談ですが、卑弥呼が雨を予知できたのは卑弥呼が「頭痛持ち」だったから、という説もあるようです。)

 

◆梅雨に起こりやすいのは『片頭痛』!

 

頭痛は主に『緊張性頭痛』と『片頭痛』の2つに分けられます。
『緊張性頭痛』は頭全体を締め付けられるようなギリギリとした痛みが持続する状態、『片頭痛』は頭の一部がズキンズキンと強く痛む状態を指します。

この2つの頭痛の中でも、気圧の変化によって特に起こりやすいのは『片頭痛』だと言われています。
緊張型頭痛はストレスや頭部周りの筋肉の緊張が原因ですが、片頭痛は”脳の血管の拡張によって周囲にある三叉神経が圧迫されること”が原因とされており、この脳の血管の拡張が低気圧によってもたらされているというのです。

◆低気圧で片頭痛になる原因①: 体にかかる圧力が弱まるため

 

ふだんは「1気圧」ある大気が雨や台風などで気圧が下がってしまうと、カラダを押さえつけている圧力が低くなるため人間のカラダは膨張するというイメージです。
気圧の低下によって膨張した脳の血管が三叉神経を圧迫することが片頭痛の原因になると言われています。

◆低気圧で片頭痛になる原因②: 自律神経が乱れるため

 

基本的に自律神経は、春や夏の温かいときには副交感神経というリラックスモードの自律神経が活発になります。これは血管拡張作用があるためで、血管が開くと血液の流れがゆるやかになり、かつ、血液中の水分を汗として体外に放出することで体温を下げる働きがあります。
かわって、秋や冬など寒い季節は交感神経が活発に。これは血管を収縮させる作用があり、寒い季節に体温を奪われないため、血管をギュッとしめているのです。そのほか、戦いの場面なども交感神経が活発になりますが、血糖値や血圧を上げることでカラダを戦闘モードに入れているのです。

詳しくはまたの機会にしますが、そうやって季節や昼夜、状況によって無意識のうちに自律神経がバランスをとることで、私たちは春夏秋冬をゴキゲンに過ごせるように設計されている、はずなのですが、台風など急激な環境変化にはカラダがついていかず「お、ちょ、待てよ!」という状態に。

低気圧は基本的に副交感神経を刺激しますが、これが急激かつ過剰だと、血管が弛緩し、血流も滞りますのでリラックスを通り越して「だるい」モードに。
また血管も膨張するため、これも頭痛の原因になるのではないかと言われています。

◆低気圧で片頭痛になる原因③: セロトニンの分泌量が不安定になるため

 

気圧の変化や気温の変化によってセロトニンという神経伝達物質の分泌量が不安定になります。
セロトニンは環境の変化やストレスによって大量に放出され、脳の血管を収縮させます。そして、セロトニンが出尽くすと、今度はその反動で収縮された血管が一気に膨らんでしまい、これによって片頭痛を引き起こしてしまいます。

ちなみにセロトニンの大量分泌により血管が収縮されている状態のときに緊張性頭痛が引き起こされる場合があります。
片頭痛と緊張性頭痛は対処方法が大きく異なるため注意が必要。自分の頭痛がどっちなのかしっかりと見極める必要があるんです。

なんか気分がノらないのも梅雨のせい!?▽

【注目記事】『「湿邪」とは?梅雨時期の身体がだるい不調の原因だった!?

 

3. 梅雨の頭痛、どう対策をとるべき?

 

原因がわかれば梅雨の頭痛へも対策がしやすくなりますよね。
梅雨の頭痛を起こさないためには

自律神経を整えること」「脳の血管を膨張させないこと

が重要となります。
具体的にどんなことをすればよいのか、見ていきましょう。

 

■梅雨の頭痛対策①: 生活リズムを正す

 

まずは基本の基本。正しい生活習慣に整えることが第一。
ほどよく睡眠を摂り、適度な運動をし、しっかりと食事をとること。睡眠不足やストレスなどは自律神経を乱す大敵です。
湿気が多く天気も悪い梅雨の時期はどうしてもだらっとしてしまいがちですが、生活にメリハリをつけて活動するよう心がけましょう。

■梅雨の頭痛対策②: 温度調節をこまめに

 

血管は暖かいところにいくと拡張し、寒い所に行くと収縮します。これだけを聞くと「温めること=悪」のように見えますが、実際には温度差による血管の急激な変化のほうが頭痛を引き起こしやすいのです。
エアコンや上着の脱ぎ着によって、なるべく体温を一定にするように意識しておきましょう。

■梅雨の頭痛対策③: 血管膨張作用のある食材の摂りすぎは注意!

 

健康に良いとされるポリフェノールやチラミンといった栄養素は、血管を拡張・収縮させてしまうため実は片頭痛を起こしやすくしてしまいます。
これらを多く含む食材は赤ワイン、チョコ、チーズ、オリーブオイル、サラミなどが挙げられます。イタリアンが多いですね。

一方で海藻類に含まれるマグネシウム、卵やシイタケ、やウナギなど含まれるビタミンB2などは脳の血管を安定させる作用があります。これらは主に和食に多く含まれます。

片頭痛対策にはイタリアンよりも和食。ざっくりこれだけでも覚えておきましょう!

■梅雨の頭痛対策④: アルコール・喫煙は控える

 

お酒の飲みすぎで頭痛になった経験はありませんか?アルコールには血管拡張作用があるため、飲みすぎは絶対に厳禁です。
同様にタバコも頭痛的にはNG。タバコのニコチンには血管収縮作用があります。血中のニコチン濃度が上がると血管は収縮しますが、その後ニコチン濃度が急速に下がりその反動で血管が拡張します。

お酒もタバコもほどほどに。健康的にも害だらけです

コチラも要チェック!▽

【注目記事】『偏頭痛(片頭痛)の原因と症状と治し方。その予防と対策ついても教えます。

 

それでも頭痛が!!どう対処すべき?
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