一目見て読めない名前、通称キラキラネームが普通になりつつある中で、林修氏が自身の番組「林先生が驚く初耳学」でキラキラネームを特集。その中で「キラキラネームと学力には相関性がある」との発言に賛否が。なぜこのような発言をしたのか?その内容をサラッとプレイバック!
林修氏「キラキラネームと学力に相関性あり」の声に賛否両論!?
東大ブランド大好きな林修氏がキラキラネームを斬る!
予備校講師で人気タレント林修が、昨日24日放送の「林先生が驚く初耳学」で、キラキラネームと学力には「ある程度の相関性がある」と紹介。
林氏は、このキラキラネームに関して「本人には全く責任はない」と前置きをしつつ、キラキラネームという呼称がなかった約20年前にテストの成績順に名前を並べたところ「途中から突然(名前が)読めなくなった」と発言。
さらに今年の東大合格者の名前をリストアップし、番組プロデューサーに見せたところ「全員、名前が読めた」というエピソードも。そして「名前と学力は、ある程度の相関性はあると」との持論を主張したのです。
◆就職に不利!?キラキラネーム
「皇帝(かいざー)」「蒼流(そうる)」「怜碧琉(れある)」「姫星(きてぃ)」「愛羅(てぃあら)」…あげればキリがないほど溢れるキラキラネーム。さらに年々恐るべき進化を遂げているのです。
そしてキラキラネームを名付けられた当の本人にとって大きな壁となるのが就活。
『キラキラネームはできれば敬遠したい』そんな風に考えている人事担当者も多いのが現実。
さらに人格形成がされる幼少期に名前を笑われたりイジメ被害に合うケースも少なくありません。その結果、内向的な性格になってしまうことも…。
一方で、コミュ力バツグンに育つ子は『名前を覚えてもらいやすいから得をした』などポジティブに変えることが出来るのだろうがそれはごく少数派。
実際に学力フィルターを通して、残った2人が同じ能力であればリスクを取らないという企業のありかたも、致し方のないことかもしれません。
2017年子供の名前ランキング(出典:赤ちゃん本舗)
◆愛しい子供にオンリーワンな名前で大丈夫?
キラキラネームが増えた背景にはインターネットの普及とも言われているのをご存知ですか?
今や「子供 名前」や「子供 漢字」で検索すればおびただしい程のサイトが存在し、中にはキラキラネーム診断をしてくれるサイトまであります。
こうしたサイトがキラキラネームに踏み切れないようなパパ・ママの背中を押してくれる心強い要素になったと容易に推測ができますよね。
しかし、最近では女の子には古風、男の子は漢字一文字などキラキラネームが減少している傾向も。
そもそも赤ちゃんが出来て両親が名前を考える。その中で、親の個性があらわれることはごくごく自然なこと。
キラキラネームへの偏見や、「名前負け」というリスクを背負わせてもオンリーワンを求めるのなら、子供になぜその名前をつけたのか?その本心を話すことが大事。名前の理解や、それこそ好きになってもらえれば全く問題の無いようにも思えます。
学力は統計というもので定かではありませんが、多少なり人格形成や人生の選択肢に影響することを考えれば、親は子供にしっかり名前の説明責任は果たすべきだと考えます。