EXILEのTAKAHIROと武井咲が電撃結婚。武井咲は23歳とまだ若く、「25歳まで恋愛禁止」と言われていた事務所の常識を覆したことになります。さまざまな声がメディアには上がっていますが、「20代前半で出産」はイケナイコトなのでしょうか?
武井咲とTAKAHIROは強行?純愛?よげんのしょ?【23歳で結婚予言】
1.「23歳で結婚」を予言していた武井咲
1日にTAKAHIROと結婚した武井咲。
全米、ならぬ全日本が泣いた……までは言わなくとも、「えっ、マジ!?」とさしてファンでもない方でも声を上げたことでしょう。
ところが彼女は6年前、17歳のときに出演したバラエティ番組で、自身が23歳で結婚することを予言していた、ということも明らかになりました。
“結婚の話題になり、武井は「23くらいまでお仕事を頑張って、ポンッて結婚して…。23歳くらいがちょうどいいんじゃないかな」と、目を輝かせながら23歳で結婚予定であることを明かした。”
きっと当時は誰もがこの発言を“ティーンエージャーならではの「早くお嫁さんになりたい(はあと)」願望”もしくは“清純派タレントの、「奔放な恋愛なんかせずにすぐ結婚します」宣言”ぐらいに聞き流していたでしょうが、まさかの実現。
彼女は自身の「よげんのしょ」を持っているのかもしれない。
2. TAKAHIROの華麗なる女性遍歴

ではお相手のTAKAHIROは、といえば、武井咲より9歳上の32歳。
気になる彼の結婚観ですが、2013年の女性誌で次のように語っています。
“実は昔から結婚願望は強くあって、常にしたいと思っているんですよね”
そして、
“僕、極度の寂しがり屋なんですよ。”
とのことで、それを実証するかのように、数々の熱愛報道で注目を集めてきました。
たとえば現在はアンジャッシュの渡部建と結婚した佐々木希や、元フジテレビの加藤綾子アナウンサーなど。
並み居る美女を手中におさめてきた彼ですが、このあたりはどうも真偽がハッキリしないようで……。
やはりいちばん有名だったのはAKBの「ともちん」こと板野友美ではないでしょうか。
人気絶頂のグループ同士のスキャンダルとあって、当然、交際の事実は否定していますが、
週刊文春(当時はまだ「文春砲」とは呼ばれていなかった)に続き、フライデーでも報じられ、もはや「既成事実」に。
全国のEXILEファン及びAKBファン、それぞれが憤怒したことは記憶に新しいですね。
思えばそれぞれのファン層って、世界が違いすぎますな。
EXILEファンの女子とAKBファンの男子、ケンカしたらどっちが勝つのだろう。
ともあれTAKAHIROは結婚願望の強さを公言しつつもその実現には至らないまま時は流れて、藪から棒に今回のビックリニュース(←昭和)へと至りました。
ちなみに同インタビューでTAKAHIROは「結婚しても一人の時間や場所を守りたいと考えているのだろうか」という質問に関してこのように応えています。
“「全くいらないですね。僕、極度の寂しがり屋なんですよ。祖父母もいる家で育ったので、まわりに人がいるのが当たり前で。極端な話、一人で映画を見る勇気もない。ご飯も、誰かと一緒に食べるといつまでも帰りたくなくなってしまうほど。むしろ程よい距離感という発想がなさすぎる、困ったヤツなんですよね(笑)」”
寂しがり屋のTAKAHIROは結婚したら家庭第一になれるのでしょうか?
彼の「よげんのしょ」がどうなるか、乞うご期待!
3. 妊娠しなけりゃ結婚できない!?

まさかのカップル誕生に度肝を抜かれた2017年9月。
結婚も妊娠も、「おめでとう」に変わりはないのですが、2人がどうのというより、周囲のあれやそれやについて勝手に気になることが少々あります。
◆妊娠を報じるタイミングが早すぎない?
今回の特ダネは週刊女性によるものです。
週女、ゴイスー! なのは言うまでもありませんが、
“「来年の春にもママになるとのこと」”
という芸能関係者の声が気になります。
逆算すると妊娠3カ月ぐらいということがわかります。
事実、その後の報道で「妊娠3カ月」と明らかになりました。
その時点での報道に「え? それって報じちゃっていいの?」と思う今日このごろです。
これまた美容男子読者の皆さまにはピンとこないかもしれませんが、妊娠3カ月というのは妊娠初期も初期。
妊娠の計算方法はとても独特で、妊娠が確定すると、逆算して、なぜか妊娠していない時期からカウントアップが始まります。
よくドラマで女性が「オエッ」てなって洗面所に走り、ハアハアしているところに姑とかそのへんのおばはんがやってきて
「……あなた、妊娠しているんじゃない?」
「えっ……!」
というシーンがありますが、この時点でだいたいすでに3カ月。
現在は検査方法が簡便化&精度も上がっているため、身に覚えがある人や妊活中の人はそれより早く知ることができますが、
市販の妊娠検査薬で判明した時点でだいたいは4〜5週目。つまり2カ月めに突入しているのです。
とにもかくにも妊娠3カ月というのはようやく妊娠が明らかになるころ。
そして「安定期」という言葉がありますが、こちらはだいたい妊娠5ヶ月目ぐらいのことを指し、それ以前の妊娠初期は流産の確率がものすごく高いのです。
自然流産の80%はこの妊娠初期に起こるといわれています。
そのため、芸能人をはじめ、一般的に「妊娠発表」はこの安定期を迎えてからおこなうわけです。
妊娠初期は胎児が急激に細胞分裂を繰り返すため、女性は心身ともにストレスマックスな状態に陥ります。
そんなときに余計な刺激やストレスを与えることは、母体にとっても子どもにとってもすんごく危険なわけで、この時期の報道にはびっくりしました。
◆妊娠しなけりゃ結婚できなかった?
さらに勝手に思うのは、この妊娠は「できちゃった」というより、
2人が結婚するために出した「切り札」だったんじゃないかな、ということです。
ともに事務所の稼ぎ頭。
いくら「結婚したい」と言っても、周囲はなかなか認めてくれないでしょう。
TAKAHIROと同じ長崎県出身の福山雅治が結婚したのは50も間近になってから(それでも、事務所の株価が下落した!)。
ほかにも、国民的女優といわれた仲間由紀恵が結婚できたのは三十路も半ばになってからです。
「さすがにそろそろ、奉公に報いてやらねば」的事務所の了解を得るには、長い年月が必要だということが想像できます。
しかも、武井咲の所属事務所には「25歳まで恋愛禁止」というルールまで存在するといいます。
それを打ち砕くには、もはや子どもしかない。
日本の芸能界の独特さから考えるに、そういう思いに至ったとしても不思議ではありますまい。
4.「純愛」仕立てはともかく、20代前半の妊娠・出産とは?

ふたりは2014年にドラマの共演を経て武井咲と出会い、翌15年に交際に発展。
当時は双方の事務所とも交際を否定、「第三者を通じても、もう会わない」と言っていたのですが、水面下で交際は続き、こんにちに至ったということです。
降ってわいた入籍報道、からの、双方の事務所が認めるカタチで結婚発表。
するといつの間にか「純愛を貫いた」という美談仕立ての報道……と、なんだか大急ぎだったこの数日。
この美談仕立て、穿った見方をすれば…
「ドラマどうすんだ」
「CMどうすんだ」
「順番守れ」
的な世間の声に対する予防策なのかとも思えます。
それもまたなんだかなあと思うのですが、まだ23歳の武井咲が実は「芸歴11年」という、会社員でいうところのアラサーに匹敵するキャリアの持ち主だったということに改めて驚愕しました。
そのまえに、大体、人がいつ結婚しようが、いつ子ども産もうが、本来は自由なはずですよね。
ちょっと前、就職氷河期前後の働く女性の間には「一定のキャリアを積んでからでないと復職できない」と、30代まで結婚・出産を先延ばしにする人が少なくありませんでした。
それが最近の若い女子の間では、「専業主婦」志向が再燃するとともに、専業主婦だろうと共働き志向であろうと「早い内に産みたい」と思う女子も増えているとかいないとか。
では20代前半の妊娠・出産は早すぎるのか?というと、身体的な側面で考えれば、思いっきりベストタイミング。
アンチエイジング業界の隆盛のおかげで「美魔女」が増えたとはいえ、いまでも女性の妊娠・出産は20代のうちがベストなのです。
(10代などあまり若すぎると、母体自体が未成熟なのでそれはそれで負担を伴いますが)
で、やっぱり美容男子読者の皆さまにおかれましては「ふーん」と鼻でもほじりたくなることなのかもしれませんが、妊娠は男性がいてはじめて成立するもの。他人事ではありません。
問題は、「一人前になってから出産するべきだ」とか「やっぱり女は若いほうがいい」といった議論ではなく、産みたいときに産めて、そして(仕事を希望している女性なら)どのタイミングであろうと復職できる社会であること。
その社会の半分は、皆さま男性で構成されているのです。
自分の彼女や妻が妊娠、出産についてどう思っているのか、あなたはご存知ですか?
その希望に対して、あなたはどう答えるつもりですか?
会社の同僚や先輩、後輩女性たちが妊娠したら、どう思いますか?
「これだから女は」と思いますか?
「辞められていいなあ」と思いますか?
復職して、時短勤務になった働くママ社員を、
「気楽でいいなあ」と思いますか?
芸能界の闇と日本のブラック企業っぷりの相関については当サイトでも取り扱っていますが、芸能人の妊娠・出産から、日本が女性にとって産み育てやすい社会かどうかを見てみるのも、デキる男の嗜みとしておすすめしたいところです。
世間では、今日も2人に対して「デキ婚かい」という批判の声とそれを相殺したい美談報道が入り交じっていますが、
2人には2人の事情や決断があったのでしょう。
私はどちらのファンでもありませんが、「25歳恋愛禁止」説を打ち破った武井咲にはぜひ(本人が復職を希望するなら)早々と現場復帰して、若い女子たちに「早く産んで仕事に戻ることもできる」という希望の光になってほしいと思います。
TAKAHIROはどうぞ自身の「よげんのしょ」を実証するべく、家庭を大事にしていただきたく存じます。
それにしても、一連の報道で「国民的美少女コンテスト」時の武井咲の姿が久々に流れましたが、12歳の「しあがりっぷり」には改めて驚かされますね!!!
西まごめ
おめでとうございます!
週刊誌記者を経てフリー編集・ライター。美容男子クレオパトラ担当。