今や長友やGAKCTのCMでメジャーになりつつあるAGAですが、これは男性型脱毛症のこと。AGA治療は治療薬の服用や塗布して発毛を促す事。しかし治療薬は化学的に製造された医薬品。副作用のリスクからは避けられません。特に通販で購入している人、これから子作りを考えている人は注意が必要ですよ。
薄毛AGA治療で子供作りは大丈夫?妊活への悪影響は?
1. AGA治療薬の種類を知る
薄毛治療のAGAクリニックも増えています
AGAとは「男性型脱毛症」のこと。
成人以降の男性に見られる薄毛の事を言います。
AGAの治療を行うにはAGAの治療薬を服用したり、塗布したりするのが一般的ですが薬によっては副作用もあります。
現在、国内で発毛効果が認められている有効成分は3つ。
・フィナステリド
・デュタステリド
・ミノキシジル
<フィナステリド>
元々は前立腺肥大症の治療で使われていました。少ない量で発毛効果があると期待され発毛剤として用いられるように。
フィナステリドはAGAの原因となる5α還元酵素の分泌を抑制。
抜け毛の量を減らし発毛機能を高める効果に期待が持てます。
フィナステリドを配合しているAGA治療薬としてはプロペシアが有名。
※5α還元酵素(リダクターゼ)とは?
男性ホルモンをより強力な男性ホルモンに変換する酵素。1型と2型があり、2型の方がより強力とされています。
AGAはテストステロン(男性ホルモン)と5α還元酵素(リダクターゼ)が結びつくことでジヒドロテストステロンに変換されることが原因で起こります。これは髪の毛の正常なサイクルを狂わせてしまうのです。
<デュタステリド>
フィナステリド発毛効果をさらに高くした発毛剤がデュタステリド。
フィナステリドは2型の5α還元酵素の分泌を抑制する効果しかありませんが、デュタステリドは1型と2型の両方の5α還元酵素の分泌を抑制する事が可能に。
<ミノキシジル>
フィナステリドとデュタステリドは内服タイプの治療薬。厚生労働相でも認可されています。しかし、このミノキシジルは塗り薬タイプのみ認可されています。
大正製薬の発毛剤「リアップシリーズ」が有名。
フィナステリドやデュタステリドとは違い血管を拡張させ血液の循環を促進し、それにより毛髪が生える環境を整える効果があります。
2. AGA治療の副作用はあるのか?
特に男性にとって死活問題!?の副作用が…
AGA治療の副作用は様々な情報や憶測が飛び交っています。
<フィナステリドの副作用>
・男性機能の低下
クリニックなどでは誤差の範囲内であると言われているようですが、フィナステリドを使用した人の口コミによると、性欲やEDなどの副作用を感じている人が多いよう。
しかし、AGA治療を行なっている男性は壮年層や中年期以降の男性。
その場合、年齢から来る性欲の衰もありえます。
また「性交渉の回数が減った」「性交渉をするパートナーが必要無くなった」などの悲しい意見もあるよう。
フィナステリドの副作用として実際に精子の量にも異常がみられる、という事も少なからずあるようです。
精子の濃度の減少、無精子症、精子の元気がなくなるなどの可能性は捨てきれません。
これから子作りを考えている人は一時的に服用を中止するなど医師に言われるケースも。
・精神的に落ち込む
精神的に落ち込む、うつ状態になるなどの精神的な症状もフィナステリドの副作用で現れるとも。
また、ポストフィナステリド症候群の人はアルコールの摂取量が減少するとも言われています。
・肝機能の障害
販売元のMSD社は「肝機能障害が現れる可能性がある」とマニュアルに追記されているようです。
これはフィナステリドに限った話ではなく、化学的に製造された医薬品は症状が期待される場所以外は有害物質。薬の代謝は肝臓で行なわれる事が多く医薬品を飲むと肝臓に負担が掛かります。
その為、肝機能の障害が起こるリスクが上昇すると考えられています。
肝臓に障害が起こっていても自覚症状が現れるのはまれとも言われていて、微熱が出たり風邪のような症状が現れる事もあります。
フィナステリドを服用していてこのような症状がみられた場合は、必ず医師に相談しましょう。
<デュタステリドの副作用>
AGA治療薬ではフィナステリドより発毛効果が高いと言われているデュタステリド。5α還元酵素へのアプローチが効率よく行われるという特徴が。
デュタステリドも基本的には男性ホルモンのバランスにアプローチする医薬品。副作用も基本的にはフィナステリドと同じで男性機能の低下や肝機能障害の可能性が上げられます。
デュタステリドは1型の5α還元酵素の分泌が抑制出来るので発毛効果は高いとされています。
デュタステリドは1型と2型両方の5α還元酵素の分泌を抑制する事が出来ると言われていて、2型の5α還元酵素に関してはフィナステリドの3倍の抑制効果が期待されます。
これは薬の半減期にも関係していて体内に入ったフィナステリドの半減期はおよそ6時間から8時間、デュタステリドの半減期は5週間と言われています。
それだけ長い間、有効成分が体内に止まる事で高い効果に期待出来ますが、その分体内に存在し、副作用のリスクも高まります。
デュタステリドを服用する際も必ず医師の指示に従いましょうね。
<ミノキシジルの副作用>
・かゆみ
頭皮に塗るタイプのミノキシジルが日本では認可されています。
外用薬のミノキシジルは比較的副作用は低いとされていますが、よく言われるのが頭皮のかゆみ。
また頭皮に炎症を起こしてしまう人もいるようですが原因ははっきりとは判明していないようです。
体質や、アレルギー、血行が改善しかゆみが出る可能性もあります。
・体毛が濃くなる
認可されていないミノキシジルの内服薬も実際にはAGA治療のクリニックで処方される事もあるようです。理由は内服薬の方が効果が高く、期待ができるから。
しかし、内服タイプのミノキシジルの副作用は体毛が濃くなると言われています。
ミノキシジルを服用した場合は血管の拡張効果は頭皮だけとは限らないのである意味当然ですよね。
・内臓への負担
ミノキシジルは内臓への負担もあります。内服タイプのミノキシジルを服用した場合一時的に血圧が下がります。
一時的に血圧が下がると脳では交感神経を優位にして血圧を上げるように指令するため。それにより心臓の拍動が強くなり狭心症などの心疾患が起こるリスクが生じます。
ミノキシジルの使用中に、風邪のような症状が出たらすぐに医師に相談しましょう。
3. AGA治療の副作用と子供作り(妊活)への悪影響
少なからず医師とパートナーに相談をすること!!
妊活に際して、AGA治療薬のフィナステリドとデュタステリドの副作用として男性機能の低下、そして精子の減少があげられといます。精子の減少が起きれば受精する可能性も低くなります。
子作りを考えている場合は、フィナステリドやデュタステリドの服用を一時的に休止する事が推奨されています。
またすでに治療を開始している場合、フィナステリドは薬の服用をやめて1ヶ月ほどで血液中から有効成分が消失すると言われています。つまりこの期間は開けなければなりません。
さらに妊娠中のパートナーがいる場合にも注意が必要です。
先述したAGA治療のフィナステリドとデュタステリドは、男性ホルモンに関与する医薬品。抜け毛の原因となるジヒドロテストロンですが、もちろん男性らしさを形成するのに必要なホルモン。
しかし、子を授かっている場合、フィナステリドやデュタステリドを服用、触れるさえも禁止すると言う医師もいる程なのです。
その理由は、有効成分のフィナステリドやデュタステリドは皮膚を通して体内に吸収されてしまうから。
特に男の子の赤ちゃんの外性器の発達に異常をきたすことがあります。妊娠中のパートナーの周りには置かないようにしましょう。
特に妊娠4週から妊娠7週までは医薬品に対する「絶対過敏期」と呼ばれていて医薬品の服用には注意が必要です。
妊娠中には睡眠薬、抗がん剤、ワクチン類、ホルモン剤などは避けた方が良いと言われていて、AGA治療薬のフィナステリドとデュタステリドはホルモンバランスに影響してしまうので気をつけましょう。
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薄毛AGA治療で子供作りは大丈夫?妊活への悪影響は?
- 1. AGA治療薬は大きく分けて3種類
- 2. AGA治療薬は副作用もあり
- 3. 子作りを考えている人は必ず医師に相談!
ライター後記
最近は若い人も薄毛に悩んでいます。治療法も様々ですが、なかでも注目されているAGA治療で使用する薬には副作用も報告されています。特に若い世代の結婚したばかりの人、これから子どもがほしいな、と思っている男性は使用する際には注意が必要です。
医師への相談はもちろんですが、パートナーともしっかりと相談してくださいね。
AI
AGA治療は効果の期待が高い分、副作用も…だからこそ慎重&信頼できるクリニックで!!
好きなもの:ハワイ、サーフィン、海 宝物:家族 2人の娘と旦那さま♡ いつもキラキラ笑顔で毎日を過ごすのが目標。お役に立つ情報を提供したいと思います!