江戸時代の調味料「水塩(すいえん)」がいま注目されています!塩麹や塩レモン、塩ヨーグルトと言った塩がブーム。そのブームと重なり水塩にも注目が集まっているのです。調理にもちろん使え、しかも減塩効果も◎さらには夏の熱中症対策にも使えるんです!
水塩(すいえん)とは?日本料理伝統の調味料は熱中症対策にもなる!
1. 水塩に歴史あり!日本伝統の調味料だった

まず始めに水塩とは一体どんなものなのかざっくり解説します。
江戸時代後期に日本全国に醤油が普及するのですが、その醤油が普及する以前、一般的に使われていたポピュラーな調味料が「水塩」と言われる海水を煮詰めたものです。
醤油がまだない時代の万能調味料だったのです。
醤油が普及されると一般家庭では使われなくなりましたが、和食の世界では伝統的な技法として懐石料理店などで使われてきました。
水塩と言っても和食の伝統的技法として使われている水塩と、塩を卵の殻や卵白とともに水に入れて煮詰めて出たアク(カルシウム)を取り除いた塩水と水塩には大きく分けて2種類があります。
※現在商品として売られブームになっているのが海水を煮詰める過程で出るアク(カルシウム)を取り除いた濃縮海水の方です。
和食の伝統的技法として使われている水塩は塩になる段階で、すでににがりが分離したものを水に溶かしているのでにがりは含みません。
しかし、塩や卵白などを水とともに煮詰めたものはにがりも含んでいます。
(にがりはマグネシウムやカリウムを含みミネラルにはおいしい苦味やコク、酸味があるのでにがりが含まれている方が海水のしょっぱさ以外にも複雑な味がします。)
2. 水塩ブームの理由
通販サイトでも売れ行き好調!!
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水塩が今ブームになった理由には調味料としての使いやすさと実力。
水塩液状なので食材に吹き付けると隅々まで、むらなく付着し、使用量が少なくてもしっかりと塩気を感じられるのです!
塩は唾液で溶けてイオン化すると初めて味蕾で味として認知されます。水塩は水に溶けている状態。ですから塩そのものを食べた時よりも味をはっきりと感じやすくなります。
液状なので食材にもしっかりと馴染み芯まで塩の味が染み込みやすくパサつきがちな肉類などもジュージーに焼きあがりますよ♪
3. 水塩って何に使える?自作する方法は?
使い方も作り方もカンタン!
水塩の使い方は超カンタン。スプレータイプが主流なのでシュシュっと吹き付けるだけでOK!
ご飯に水塩を振りかけて握ると美味しい塩むすびに!
お肉の下味に、カボチャやしいたけ、トマトなどにシュッとスプレーし焼くだけでふっくらジュージー!
焼き鳥も芯まで味がしみ込みパサつかずふっくらと仕上がります。
ゆで卵にかけて冷蔵庫で半日寝かせるだけでいい塩加減の味付け卵が美味しくできます。
今年の夏は酷暑すぎて危険です。上手に塩分を取りながら元気に過ごしましょうね♪
【塩水自作方法】
材料はいたってシンプル。
塩…50g
水…150cc
のみになります。
①水を沸かし塩を少しずつ加え溶かしていきます。
②白く濁りますがだいたい溶けてきたら火を止めます。
③キッチンペーパーやコーヒーフィルターで濾します。
これだけで簡単に作れます♪
出来上がった塩水はスプレーボトルにいれましょう!
水塩(すいえん)とは?日本料理伝統の調味料は熱中症対策にもなる!
- 1. 水塩の歴史は江戸時代から
- 2. 少ない使用量でしっかりと塩味!使い勝手◎
- 3. お肉に野菜に万能調味料!
ライター後記
江戸時代から使い続けられている水塩。塩は江戸時代からある調味料。塩は万能調味料なのでトマトにシュッ!おにぎりにも一振りするだけで絶品塩むすびの完成!しかし塩分の取りすぎには注意が必要です。しかし、この水塩なら食材の芯にまで染み込むのでいつもよりも少ない塩分量でしっかりと塩気を感じられるのでそのあたりの心配も少ないのはこの夏頼れるポイントですね。
AI
水塩は食材の旨みを引き出す!
好きなもの:ハワイ、サーフィン、海 宝物:家族 2人の娘と旦那さま♡ いつもキラキラ笑顔で毎日を過ごすのが目標。お役に立つ情報を提供したいと思います!