7月30日放送の「アメトーーク」で、スーパー戦隊大好き芸人が放送! このテーマ、収録自体は6月に行われ、ネット民たちが「いつやるのいつやるの」とwktkwktk、手ぐすね引いて待っていた! そう、番組には数多くの「戦隊大好き芸人」が集結したように、男子たるものいくつになってもスーパー戦隊が好きなんだあああ! 女子に「好きなジャニーズは?」と聞けば年齢がわかるのと同様に、男子の年齢を測るものさし、それが「どのスーパー戦隊に憧れてた?」。遠い昔に憧れたスーパー戦隊たちも、気づけば40年以上の歴史を誇る長寿シリーズ。放送を記念して、新旧スーパー戦隊のあれこれを一緒に懐かしみましょう。うおお、かっけええええ!
【スーパー戦隊シリーズ】ナンバー1にならなくてもいいから俺だって入りたい!
1. カズレーザーもつっちーも! スーパー戦隊は売れっ子芸人からも憧れの的

今回のアメトークでは、同番組ではお馴染みのつっちーこと土田晃之のほか、様々なメンバーが登場します。
なかでも注目はインテリ芸人と称されるメイプル超合金のカズレーザー。
まず、彼らはどの戦隊シリーズが好きなのかを探っていきましょう。
◆メイプル超合金カズレーザー
現在33歳のカズレーザー。年齢的にはジェットマンやジュウレンジャーあたりかと予想してみましたが、ずばり正解! 番組を告知する記事では、小学生の頃に「恐竜戦隊ジュウレンジャーが好きだった」ことを明かしています。
そのほか、最近の作品にもしっかり目を通しているそう。
“収録前に「『天装戦隊ゴセイジャー』を1年間通して観ていると、(事務所の先輩の)髭男爵の山田ルイ53世さんの演技がどんどんうまくなっていく、というところも見どころの1つではあります(笑)」とコメント。”
ゴセイジャーのアルバイト先の博士役を髭男爵がやっていた、というトリビアでした。
いっぽう、本人のWikipediaにはこんな記述が。
“芸名の由来は仮面ライダーV3に出てくるカニレーザー、および本名「和令」の読み替えから。”
戦隊ヒーローが好きです。でも仮面ライダーも好きです!
◆土田晃之
1972年生まれ、現在44歳のつっちーが好きだったのは、どうやら「太陽戦隊サンバルカン」。しかし、博識で知られ4人の子どもを持つつっちーは、最近の作品もかなりチェックしているもよう。2011年に放送されたスマステの番組サイトにはこうありました。
“そんな土田さんが「面白い!」と絶賛していたのが、現在放送中の『海賊戦隊ゴーカイジャー』。みなさんも是非チェックしててみてください!”
◆ドランクドラゴン塚地
45歳とつっちーより1つ上の塚っちゃん。ならばつっちーと同じサンバルカンか、その前の「電子戦隊デンジマン」あたりかと思いきや、「爆竜戦隊アバレンジャー」が大好きだとか! というより、アバレンジャーヒロインのいとうあいこのファンだそう。ちなみにアバレンジャーは2003年放送。
戦隊ヒーローは、元祖ぶりっ子アイドルさとう珠緒に、元祖電脳アイドル千葉麗子など、さまざまな女性タレントも輩出しましたね。どちらも知らない? あ、そう。
◆トレンディエンジェルたかし
31歳のたかしはこのように語っています。
“僕は小学校の頃に見ていた『忍者戦隊カクレンジャー』ですね。ケイン・コスギが出演されていてよく覚えています。最近の作品だと、『海賊戦隊ゴーカイジャー』がいいですね。”
◆オジンオズボーン篠宮
34歳と、カズレーザーとほぼ同い年の篠宮。
ジュウレンジャーの前作・ジェットマンか、そのまた前作ファイブマンあたり? と思いつつも、ハッキリとした情報がわかっていません。ただ、本人は戦隊ヒーローの研究が趣味と公言していますので、世代に関係なくお気に入りのヒーローがいるのかも?
◆御茶ノ水男子・しいはしジャスタウェイ
そして、現在36歳のしいはしジャスタウェイ。世代的にはライブマン、マスクマンあたりかと思いますが、彼の戦隊シリーズ愛は深く、なんと初代ゴレンジャーから海賊戦隊ゴーカイジャーまで、全35戦隊のレッドの変身ポーズができるとのことw
ゴーカイジャーの放送が2011年なので、30歳まで観続けてきたことになるのか。しいはしジャスタウェイ! そしてはじめまして!
2. スーパー戦隊シリーズを知ったかぶろう!

さてそんな長い歴史を誇るスーパー戦隊シリーズですが、諸説ありつつも現在では、第一作めは1975年放送開始の「ゴレンジャー」というのが1つの定説となっております。
それまで、ヒーローといえばただひとりの存在。
もともと、テレビ朝日は1971年より仮面ライダーシリーズを放送し、大好評を博していました。そこで、一度に5人の仮面ライダーを登場させるという、現在の戦隊ヒーローものに繋がる新企画が持ち上がりましたが、当時の偉い人の意見により却下。
しかし、1975年に転機が訪れます。当時のNET(テレビ朝日)の準キー局が朝日放送に変わったりなんだりしたことで、NET側は仮面ライダーの放映権を失ってしまうのです。
“急遽これに代わる新しい番組を立ち上げる必要に迫られた。その際、一度はお蔵入りになっていた「5人の仮面ライダー」のアイデアをもとに、5人チームのヒーロー番組『秘密戦隊ゴレンジャー』が制作された。”
この「5」という数字は歌舞伎の白波五人男の影響があるそうですが、白波五人男ってなんだろう。
というわけで調べました。
正式には「青砥稿花紅彩画』という歌舞伎の演目で、通称が白浪五人男。
日本駄衛門をボスに、弁天小僧菊之輔、忠信利平、赤星 十三郎、南郷力丸の五人組の盗賊のことで、歌舞伎の代表作の1つだそうです。
「知らざあ言って聞かせましょう」で始まる名台詞……聞いたこと、ある!
個性豊かな5人のキャラクターを配したゴレンジャーは大ヒット。
のちに、ピンクに代表されるヒロインも参加するようになり、今日まで続く長寿シリーズとなりました。
3. 増えたり減ったりしてるやん!
ハリウッド版スーパー戦隊シリーズも必見!!
いまや世界80カ国でも放送されているという戦隊シリーズ。
同じヒーローものでも、たとえばアメリカでは「スパイダーマン」や「スーパーマン」など、ソロ活動が多かったのに対して、複数のメンバーが力を合わせて悪と戦うという日本の戦隊シリーズはひとつの「様式美」として歓迎されたようです。
そんなわけで、あちらでもローカライズされた戦隊シリーズが作られるようになり、今夏、逆輸入的に映画が絶賛公開中。
パワーレンジャーは1993年からシリーズ化されていますが、多民族国家だけあって、メンバーの性別や人種は可能な限り均等になるように配慮されているようです。へー。
ちなみに、そんでは本国・日本ではいまどうなっているかというと、現在放送中なのは「キュウレンジャー」。
キュウ……9?! と思い早速サイトへ飛ぶと、メンバーが9人に増えている!
めっちゃ多い!!!!
もはや白波五人男が由来という説は見る影もありませんが(笑)、長い歴史を紐解けば、3人だったり6人だったりしたこともあったよう。
いずれにしてもたったひとりのヒーローではなく、様々な個性的なキャラクターたちが力を合わせて戦うところが男子たちの胸熱ポイントのひとつ。ナンバー1よりオンリー1が尊ばれる世の中、ベスト5のメンバーとか神7に限らず、9人でも10人でもみんなで仲良く闘いましょうってことですね!
と、雑にまとめたところでおしまいです。
皆さんはどの戦隊に憧れましたか?
西まごめ
戦隊ものはレッドよりブルー派
週刊誌記者を経てフリー編集・ライター。美容男子クレオパトラ担当。