19日、気象庁より関東甲信越地方が梅雨明けしたという発表がありました。平年より二日早いとのこと。
いよいよ夏本番! しかし気温が高くなると体温も上がり、汗が滝のように流れ…。それが続くと夏バテや脱水症状になってしまいます。
各地で“猛暑対策展”や“猛暑日サービス”などのイベントも行われていますが、自宅ですぐにできる猛暑対策こそが大切! 特別なことをする必要はありません。今回はカラダの中から涼しくなる! 体温を下げる便利な夏野菜をご紹介します!
梅雨明け!猛暑対策は省エネ・健康・美容に最適な夏野菜で体温を下げろ!
1.夏バテになるとどうなるの? 夏バテは体温調節がうまくいかないで引き起こるのです!
夏バテは体温調節がうまくいかないで引き起こるのです!
さてそんなわけで、21日まで東京ビッグサイトで「猛暑対策展」が開催され、熱中症の対策グッズなどが紹介されています。
例えば「人間エアコン」。「鳥人間」的直球なネーミングが特徴のこちらは、腰のベルトにあるチューブに凍らせたペットボトルをつないで、身につけたベスト部分に溶けた水を循環させることで体を冷やすそうです。
そのほか、床や設備が濡れない微細なミストを噴射して気温を下げられる装置なども、展示されています。
また、大阪・なんば高島屋では「猛暑日サービス」として、浴衣姿のスタッフが店頭に打ち水をしたり、オープンを待つ来客者には冷たいお茶のサービスも。35℃以上の猛暑日は食料品などを割引するサービスなども実施されるそうです。
わざわざでかけるのも…と自宅で過ごすならやはり冷房器具に頼りたいところ。
例年「エアコンの効果的な使い方」が謳われていますが、今年も平年より気温が高くなり、9月まで残暑が厳しい見込みです。
エアコンは使いすぎるとお金がかかるから…なんて使用をためらっていると、夏バテ一直線!とはいえ設定温度を低くしすぎると、体にもお財布にも、そして環境にも優しくありません。外気温と室温にあまりに差があるのも、夏バテの元になっちゃうんですよー。
そこで、冷気は下に沈むことを利用してエアコンの風向は水平にし、さらに扇風機などで空気を循環させれば、28度ぐらいの設定温度でも快適に過ごせます。
また、エアコンはつけ初めの立ち上げ時が一番電力を食うので、数時間程度の外出ならば、あえてつけっぱなしにする、というのもテです。
このように、冷房器具も上手に使って省エネしつつ、身近なもので体調管理をしっかりとしていきましょう。
さて、ここから夏バテになる原因を踏まえながら、その症状を見ていきましょう。
▼夏バテの原因
①体温や水分バランスが保てなくなる
人間は本来、汗をかくことで体温を調節しています。
しかく夏は夏は高温になりやすく、そのせいで汗の出るところの周辺がつまりやすくなり、汗をかくことができなくなってしまいます。
またその逆で汗をかきすぎることで水分不足が起こることも。こうしたことが原因で、体温調節がうまくいかなくなったり、脱水症状を起こし夏バテになってしまうこともあるのです。汗のかきすぎは脱水だけでなく必要なミネラルも失う原因にもなります。
②暑さによる消化機能の低下
あまりに暑い日が続くと「何も食べたくないなー」と思うことってありませんか?
実は体の消化器官が暑さによって弱っているのです。
そのため食欲が無くなり、栄養不足がおこり夏バテになります。
またアイスやキンキンに冷えたジュースなどを過剰に摂取することで内臓が冷え、機能が低下することも、夏バテの要因のひとつです。
③自律神経の乱れ
現代ではあらゆる場所でエアコンが整備されており、室内と屋外では温度差が激しく違います。とくに商業施設では過剰なほどエアコンが効いていることも少なくありません。これが自律神経を乱れさせ、体温調節を狂わせる原因になっているのです。
◆夏バテの症状
夏バテによる症状は次のようなものがあります。
・疲れがとれない
・全身がだるい
・食欲が無い
・下痢
・便秘
さらに夏バテが悪化すると
・めまい
・顔などのむくみ
・吐き気
・微熱
などの症状が現れるのです。
また夏バテの怖いところは免疫力の低下です。
免疫力が低下すれば、夏風邪にもかかりやすくなります。
夏風邪は普通の風邪よりも治りにくいもの。
いろいろと楽しいイベントが満載な夏、健康に過ごしたいものですよね!
こういった症状に悩まされないためには、エアコンやアイスなどでカラダを過剰に冷やすだけはなく、自然に体温を下げる工夫も必要です。
2. 健康的に体温を下げる方法内臓を冷やさないことがポイントです!
内臓を冷やさないことがポイントです!
体に負担をかけず体温を下げる方法をいくつがご紹介します。
①夏野菜を食べる
エアコンがない時代の人々は夏野菜を食べて涼をとっていました。それぐらい夏バテには、夏野菜が効果的だったのです。
②薄着にする
これは皆さんが一番先にやる方法だとおもいます。
逆に、ダイエット目的で何枚も服を重ねて着るのはとても危険なのでやめましょう。我慢大会じゃあるまいし、夏バテの悪化や脱水症状になります。
③水分をしっかりとる
夏は暑いため水分不足になりやすい時期です。
糖分の多いジュースなどではなく、ふつうの水を飲むように心がけましょう。
④身体を保冷シートなどで冷やす
スポーツ選手が良くやっていますが、
保冷剤をタオルなどでまいて
・脇
・太ももの付け根
・手首
・こめかみ
・首
といった太い血管が通っている部分を冷やしましょう
血液が冷え体温が下がります。
3.夏野菜に含まれる「カリウム」が大事なのです!
夏野菜のポイントはカリウムと水分!!
暑い夏を健康的に過ごすためには、体を冷やす効果がある夏野菜を食べることが、最も体に負担をかけない方法です。
「身土不二」という言葉がありますが、その地になる食物は、そこで暮らす生き物にとって必要な栄養素を含んでいるから。
暑い国になる果物は底に必要な栄養素が含まれているからで、翻って、夏にとれる野菜は夏に必要な栄養素を含んでいる、ということになるわけです。
そんな夏野菜の中で大事な成分が「カリウム」です。カリウムはが尿を出やすくすることで利尿作用を促し、いらない体の熱を外に出す効果があるのです。
また水分も豊富で、体温を下げる働きをしてくれます。
カリウムを含んだおすすめの夏野菜は次の通りです。
・きゅうり
・トマト
トマトにはリコピンやビタミンなどが豊富に含まれているためアンチエイジングや疲労回復などにとても効果的です。もちろん体温を下げてくれる働きもあります。
・ゴーヤ
さすが南の島沖縄で親しまれているだけあり、夏バテに最適な野菜です。
ビタミンCやビタミンB1、ミネラルが豊富で夏バテの疲れも吹き飛ばしてくれるはずです。
・ナス
ナスはほとんどが水分でできており体温を下げるのに最適です。
血栓防止、眼精疲労回復にも効果的です。
基本的に夏野菜は水分が多く夏バテ解消にはどれも効果的です。夏にはできるだけ、こうした夏野菜を食べるようにしましょう。
4.夏バテを引き起こすNG行動
アイスやエアコンに頼りすぎると夏バテを促進させる!?
夏にたくさんの人がやりがちな、夏バテを悪化させる行動を紹介します。
×アイスや炭酸飲料を摂取する
アイスや冷たい炭酸飲料は内臓を冷やし、消化機能を低下させるだけでなく
それらに含まれる糖分が体内のビタミンB1を消費し夏バテを引き起こしやすくなってしまいます。
×汗をかかないようにする
上手に冷房器具を使いこなすことは夏バテ対策には重要ですが、かといって涼しい室内にこもりっぱなしなのもよくありません。夏になるとみなさん汗をかくことを嫌いますが、これは危険です。汗は体温の調節機能もありますので、ずっとエアコンが効いた部屋などにいて、いきなり熱い場所に行くと汗をかくことができず、夏バテになりやすくなってしまいます。
適度な運動や入浴で汗を少しだけでもかくようにしましょう。
いよいよ夏本番!健康は「モテ」の基本ですよ!
夏野菜で体温を下げる!健康的な夏の過ごし方のまとめ
- 1.夏バテは体温調節機能がうまくいかないことで起きる!
- 2.夏バテになると病気にかかりやすくなる
- 3.健康的に高すぎる体温を下げるためには野菜が最適!
- 4.アイスや炭酸飲料、クーラーはなるべく避けましょう!
ライター後記
夏は暑くて病気になりにくそうに思えて何かと病気にかかることが多い時期でもあります。
その原因は夏の暑さが原因。海のビーチや、お祭り、海外旅行など楽しい行事を思う存分に楽しむためには、夏バテなどに負けない強い健康が必要です。夏野菜を食べて快適に夏を過ごしてください!
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yufuji
疲れ知らずの良い男になれ!
俳優とライターを兼業している。健康や美容系の役立つ知識が好き。ライターをやりながらも俳優で売れてやるという野心を燃やしている。