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リンキンパークVo.衝撃自殺!アーティストはなぜ自ら死を選ぶのか?

人気ロックバンド「リンキン・パーク」のヴォーカル、チェスター・ベニントンさんがロサンゼルスの自宅でなくなっていることがわかりました。享年41歳という若すぎる死、しかも自殺ということで、日本でも多くの人が悲しみに包まれています。11月には来日公演も予定されており、人気ロックバンドONE OK ROCKとの共演も期待されていました。
そんな人気絶頂のアーティストは、心の中にどんな悲しみを抱えていたのでしょうか。年間自殺者数が3万人という我々日本人も他人事ではありません。

リンキンパークVo.衝撃自殺!アーティストはなぜ自ら死を選ぶのか?

1.「リンキンパーク」ボーカルの壮絶な人生

全てが順風満帆だったわけではなかった…

 

リンキン・パークは96年に結成されたアメリカのロックバンド。
もともとのバンド名はXeroでしたが、今回亡くなったチェスター・ベニントンの加入を機にハイブリッド・セオリーに改名しています。
その卓越した歌声で、ボーカルオーディションを勝ち抜いたチェスターでしたが、その後メンバーたちはなかなかメジャーデビューにこぎつけることができなかったそうです。

 

“チェスターの加わったハイブリッド・セオリーは42社ものレーベルを訪れたが、一向に契約を結べないでいた。”

出典:Wikipedia

 

その後、ワーナーと契約にこぎつけますが、すでに同名のバンドが存在していたこともあり、紆余曲折を経て現在のバンド名に落ち着いています。
しかし、2000年のデビュー・アルバム名は「ハイブリッド・セオリー」。ここからスターダムに駆け上がり、アメリカはおろか日本でも人気を誇るビッグバンドに成長していきます。

いま調べたら、とくに熱心なファンではなかったはずの私のiPhoneにもセカンドアルバム「Meteora」が入っていました。どれだけメジャーだったのか、改めてその人気ぶりが伺えます。

◆決して順調なだけではなかった人生

 

さて、そのバンドの中心にいたチェスターですが、彼の人生は美声と成功に彩られただけのものではありませんでした。

父は刑事、母は看護師でしたが、彼が11歳のときに両親は離婚。
さらに8歳ごろから、13歳までの長きに渡って年上の男友達から性的虐待を受けています。
そのトラウマからか、16歳までにLSDなどの薬物とアルコールに溺れていくのです。
寂しさを紛らわすために、さまざまな芸術活動に関心を抱くようになり、そこから音楽の才能が開花していくのですが、それですべてが解決していくわけではありません。

“Grey Dazeというバンドを始め仲間ができたことで環境は好転するが、暗い過去を忘れるためにますます酒やコカインやメタンフェタミンに溺れるようになる”

出典:Wikipedia

 

わずか17歳のときに、母親が驚愕するほど風貌が変わっていたといいます。
どんなにか辛く、苦しく、悲しかったか、想像するだけで胸が痛みます。

なお、メタンフェタミンは戦中戦後の日本では「ヒロポン」と呼ばれ、れっきとした薬(体力亢進剤)として薬局でも売られていました。
「疲労がポンと取れる」がその由来ですが、結果として(当然のことながら)多くの中毒患者が生まれることになりました。
戦争、そして敗戦でボロボロになった日本人ががむしゃらに働いた陰には、こうした負の歴史もあるのですね。

当たり前のことですが、改めて一言。

薬物、ダメ、絶対。

 

2. アーティストには自殺者が少なくない

カリスマが短命であることは決して美学なんじゃない!!

 

話は逸れましたが、今回のチェスターに限らずミュージシャンやアーティストの自殺は少なくありません。
いっぽう、科学者の自殺は皆無とはいえませんが、アーティストのそれとは圧倒的に数が少ない印象。
そして、その「最期」も壮絶です。

 

◆ゴッホ

 

銃創を負った状態で旅館に帰り着き、その後死亡。享年37。
異説もありますが、銃による自殺説が定説となっています。過去には耳を切り落としたこともあります。

◆芥川龍之介

 

大量の睡眠薬を服用したことによる、服毒自殺。享年35。
その原因を物語るものとして、この一説があまりに有名です。

“自殺の動機として記した「僕の将来に対する唯ぼんやりした不安」との言葉は、今日一般的にも有名である。”

出典:Wikipedia

◆太宰治

 

愛人・山崎富栄とともに玉川上水へ入水自殺。享年38。それまでも自殺未遂を繰り返していた太宰。その原因を「愛人による強要」とする説もありますが、98年に遺族が公開した遺書によると「小説を書くのがいやになった」と書いてあったそうです。芥川龍之介とどこか似ています。

◆三島由紀夫

 

日本の文豪のなかでも、もっとも壮絶な死に方を選んだのが三島由紀夫。憲法改正のために自衛隊のクーデターを呼びかけた挙句、市ヶ谷駐屯地で割腹自殺を遂げています。享年45。当時は生々しい自殺現場の写真が雑誌に掲載され、センセーショナルを巻き起こしました。

◆カート・コバーン

 

ニルヴァーナのボーカル。シアトルの自宅で薬物を服用の上、ショットガンで頭部を撃ち抜いているのが発見されました。享年27。ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリンと同い年でなくなっており、「ロックミュージシャンは27歳で亡くなる」という説に加わってしまったことになります。
死因については、商業的成功からくる葛藤や幼少期からのうつ病、思い通りに曲が作れない苛立ちなどがあったといわれています。

彼らが命を絶った本当の理由は、本人にしか知るよしはありません。
しかし、少なくともここから見えてくるのはその多くが、圧倒的に繊細だったがゆえの苦しみがあったのでは、ということです。
もともとアーティストは感受性が豊かで繊細な人が多いもの。
その葛藤が傑作を生み出す原動力になっている一方で、どれだけ成功しても、魂が救われるかどうかは別問題なのだろうということを感じます。

 

3. 自殺大国・日本。僕達ももっとふてぶてしく生きよう!

パリピの精神を見習ってもいいんじゃない!?

 

さて、翻ってわれわれ一般人も、自殺とは無縁ではありません。
それというのも、日本の自殺者は年間約3万人
世界の自殺率ランキングでも17位と上位に入っており、人口10万人あたり20人が自殺している計算になります。

しかも、20代から30代にかけての死因のTOPは自殺
また、全体を通して男性の自殺率のほうが女性より圧倒的に多いため、美容男子読者の皆さまは、まさにドンピシャ。
この傾向は長いこと変わっていません。

その原因として、男性は女性に比べ弱音を吐くのが苦手といった推測もされています。
また、経済的な不安や将来への不安が、絶望につながっているのだろうという分析も。

ブラック企業、パワハラ、生き辛さ、働き方改革、プレミアムフライデー(全然定着しない。涙)と、日本の労働環境の悪さ、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の低さを物語るワードと、それを改善しようというワードが次々誕生している昨今ですが、とにもかくにも命あってのものだね、です。
日本人は我慢が美徳とされていますが、我慢にも限界があります。

 

“いくら紛争地帯(ふんそうちたい)でも、年間3万人も死ぬことはそんなにありません。でも、日本ではそれくらいの人々が自殺しています。そう、この国は形を変えた戦場なんです。”

出典:朝日新聞デジタル

 

漫画家の西原理恵子さんは、「いじめられている君へ」という朝日新聞の短期連載記事内でこう述べていますが、いじめに限ったことではありません。
うつ病大国とも言われている日本。
その繊細さはアーティストに通じるものがあるのかもしれません。

若き読者の皆さまにおかれましては、この日本という戦場でサバイブしながら、さらなる「いい男」を目指し中身も外見も磨いていただきたい! と、本サイトは熱望しています。

 

西まごめ

ときにはふてぶてしくなるぐらいで、たぶん、きっとちょうどよいのかも。

週刊誌記者を経てフリー編集・ライター。美容男子クレオパトラ担当。

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