「ワイドナショー」、「スッキリ!」、「バイキング」、そしてもちろん美容男子でもとりあげられ、1日50万アクセスを誇るほど話題沸騰中の「 だんなデスノート」。既婚はもちろん未婚男性までを恐怖のどん底に陥れたようですが、「これではいかん!」とあるサイトが立ち上がったのをご存知でしょうか。その名も「俺の嫁が可愛い」。「デスノート」ではディスられまくっていた世の旦那衆ですが、実は愛妻家もたくさんいるんですね〜。さあ、妻vs旦那の攻防はどうなるか?
俺の嫁が可愛いサイト急騰! 愛されるよりも愛したいマジで?!
1. だんなデスノートはすでに閲覧困難なほどアクセス集中
無関心になったら関係は破綻なだけに…まだ書き込みはマシ!?
当サイトでもいち早くとりあげた「 だんなデスノート」。
その名の通り旦那に死んでほしいと願っている、主に30代の妻たちからの呪詛が書き綴られています。
その恐ろしさについては本サイトの記事を見ていただきたいのですが、残念ながら現在閲覧が困難な状態。私はアクセスを試みたらパスワードの入力が求められました。
情報番組では、「これは名誉毀損にあたるのでは」的な話もしていたので、閲覧に制限がかかったのか?
それとも単純にパンク状態なのか?
私が拒否されただけなのか(なぜ)?
疑問は尽きませんが、「いいね!」が多いランキングだけ見ても穏やかではありません。
まさにこのサイトのメインターゲットである私といたしましては、「発言小町とかわんなくね?」的内容ではありますが、サイト名に「旦那」が出てきていることと、人気漫画のタイトルをかけ合わせたことで、発言小町を覗かない(自分が呪われているとも知らない)世の男性たちの目に触れたのでしょうね。
その影響力を何で知ったかというと、ふだんこの手の話にまったく興味のない連れ合いが実際にこのサイトを閲覧したらしく、外出先から「読んでいたら怖くなったから、(購入を後延ばしにしていた)あなたの誕生日プレゼントを早く買いに行こう」という正直なLINEが届いたから。
ものすごい訴求力。
ちなみに私のデスクの上にはこんな本もあります。
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仕事の資料でしたが、その時も連れ合いはおののいていました。
しかし今回のそれは、当時の比ではない。
一応付け加えておきますが、私は夫の死を願ってはおりませんので、ご関係各位の皆さまに置かれましては誤解なさらないようお願い申し上げる候。
2. 俺の嫁が可愛いサイト開設!早くも大人気!!
のろけ全開!!嫁自慢!!
さて、そんな「旦那ギライ」な世にあって、「結婚ってそんなに悪いことだけじゃない!はず!」と某男性が立ち上げたのが「俺の嫁が可愛い」という名ののろけブログ。開設初日に10万アクセスを記録し、4日間で70万アクセスを叩き出したとこちらも話題になっています。
「はず!」としたのは、意外にもサイト開設者のコンチさん(30代男性)は独身だから。
雑誌の取材に対してコンチさんは、
“「きっかけは『だんなDEATH NOTE』を見たことです。ドロドロした憎しみを吐き出しているだけだし、Googleの検索で“旦那”って書くと、“死ね”って予測変換するんですよ。これはないだろう!と。ぼくの周りには仲よし夫婦が多いし、思い切ってサイトを始めました」”
と、サイトを開設した動機を語っています。
中身を覗いてみると、
「結婚して10年経つけどいまだにエロ可愛い」
「周りのことを気にしすぎて自分のことを後回しにしちゃうところが大好き」
「天然ボケで…」
「気がきいて優しくて…」
「いつも俺のことを一番に考えてくれて…」
と、もう抽出するのもこっ恥ずかしくなる惚気のオンパレードです。
ちなみに姉妹サイトとして「うちの旦那が素敵」も存在し、こちらは私が3回ぐらい生まれ変わらないと書けないであろう、アモーレの嵐でした。
3. 俺の嫁が可愛いサイト万歳!男女関係も褒めて伸ばすが正解です!
嫁を可愛いって思える環境は男の努力が必要不可欠!!
とはいいつつも、「俺の嫁が可愛い」を読んでいて、正直イヤな気持ちがしなかったのもまた事実。
だって褒めて伸びるタイプですもの。
旦那デスノートも、「女性は弱い。キツイ書き込みも、その弱さを必死に叫んでいるからなのです」ということらしいのですが、それを是とすると、旦那側が「俺の嫁が可愛い」に投稿することは効果的といえるでしょう。
面と向かって不満を言えない女性、のことを、実は夫は溺愛してくれていた。
ということが間接的にでも伝われば、弱い心は救済されそうな気がするから。
なんかすごくそれっぽいこと(だけど薄っぺらい)ことを書いてしまいましたが、要は男女関係をうまくいかせるためにはそりゃ褒めといたほうがいいでしょう、ということです。
これまた目新しくもなんともないことを書いてしまいましたが、距離が近くなればなるほど難しいもの(と、痛感中)。
とくに恋愛結婚が主流となった現代は、結婚するときがお互いに対する愛情のピークで、あとは減点法になっていきやすいもの。
(その点、お互いのことをよく知らなかったお見合い結婚には「加点法」というメリットもあったそうです)
現在結婚している人もそうでない人も、そして彼女がいる人もいない人も、パートナーは褒めるべし! べし! と心得ましょう(2回言う)。その点「俺の嫁が可愛い」はいい練習の場になるかもしれません。
愛の嵐の只中で、ふだんは言えないパートナーへの褒め言葉を、ちょっくら綴ってみてはいかがですか。
愛されるよりも愛したい、のは、結果的にそのほうが相手も優しくなってくれるからだと思います。
……なんかエセ恋愛コラムニストみたいで感じ悪くなってすみませんでした。
おわり。
俺の嫁が可愛いブログ急騰! 愛されるよりも愛したいマジで?!
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西まごめ
「旦那デスノート」と「だんなDEATH NOTE」とどっちが正しい表記?
週刊誌記者を経てフリー編集・ライター。美容男子クレオパトラ担当。