いよいよ14日から放送される「ハロー張りネズミ」。
原作は「課長島耕作」の弘兼憲史センセイであることや、瑛太のスーツがかっこいいことなど、手を変え品を変え報じてきました当サイト。
舞台が板橋区・下赤塚であることももちろんご紹介しておりましたが、そこから今回、我々はモテに関する新事実を発見(したような気がします)!!
もはやタイトルがすべてなのですが(笑)、それはつまり、下町を制すものがこれからのモテに繋がりそうということ。
なんだそれな新常識(仮)を、検証していきます!
赤羽や荻窪など下町の女子人気が高まっている!!
1.やたらと注目される「下町」
今、住みたい街ランキングも夜の遊び場も変わってきています!!
ハロー張りネズミの舞台・下赤塚。以前の記事にも書いたように、ここはthe・東京とは程遠いマニアックな場所。原作では下町感たっぷりに描かれております。
そして先日、ドラマ放送直前ということで、舞台となる探偵事務所は実際に下赤塚のビルを借りていることが番宣で明らかになっていましたが、その様子からも分かる通り、下赤塚はいまなお下町感たっぷり。
ここから「まったく新しい変幻自在な探偵ドラマ」が展開されるということで、改めて要注目ですね。
そして、このドラマに限らず、最近テレビ番組でやたらとフューチャーされる「下町」。
さる7月10日には、坂上忍がMCをつとめるバラエティ番組「好きか嫌いか言う時間」(TBS)が、「東京23区格差問題SP! 山手vs下町!!」というテーマを放送。
全体的に「下町が公開処刑されている」という意見が多く見られましたが、山手マダムに都心と下町の各スーパーで同じ商品を買ってもらいその価格差を検証するコーナーでは、下町スーパーが都心スーパーでの買い物より半額近く安くなったことにマダムもテンションを上げるなど、「下町のよいところ」に触れる機会も多くありました。
また、「幸せ!ボンビーガール」(日本テレビ)では、最近こうした「下町」の魅力に触れるコーナーが多く放送されています。
そもそも、これまでは東京=都心しかメディアで取り上げられることがなかったことを思えば、荒川区や葛飾区がこんなに注目されるようになった事自体が大きな変化です。と、私は思う。
2.ピュア芸人・みやぞんも下町出身!
治安問題で注目されていた足立区のイメージを変えた!?
そして、時を同じくして最近注目度が急上昇しているのがコンビ「ANZEN漫才」のみやぞん。
相方のあらぽんとともに足立区出身で、先の「ボンビーガール」でも足立区在住のボンビーガールを紹介する際のナビゲーター役として登場していました。
この2人、コント、歌ネタ、モノマネを芸風としていますが、注目を集めるきっかけとなったのが地元・足立区のあるあるネタを歌った「足立区の歌」。
治安の悪さなどを自虐的に歌っていますが、それがウケて売れっ子芸人に!
そこからみやぞんは、キャイ~ンのウド鈴木をしのぐ天然キャラということが判明し、現在ピンでの活動も増加中。
先日の「ロンドンハーツ」では、ドッキリ企画として田舎でさまざまな罠にはめられましたが、ここで、やんちゃな風貌とは裏腹に「ものすごくいい人」であることがわかり、今後、女性やシニア層からの好感度がダダ上がりになることが確実視されています。
ちなみに2人の歌ネタは「足立区CMグランプリ」にて「ユーモア賞」「ハートフル賞」にも選ばれ、足立区長が授与。自虐的でありながらも、最終的には地元愛を歌う2人、そしてそれを評価する足立区……と、「なんか、下町っていいところ」と思わせるエピソードですね。
3.赤羽を訪れる女子はまだまだ増殖中!
平日の昼間から飲めるディープスポット人気はまだまだ続きそう!
そして、下町人気は夜の部門でも。
かつてはオヤジの聖地であった北区・赤羽は数年前から知名度がぐんぐん上昇。一過性のブームかと思いきや、いまなお赤羽を訪れる若い女子たちがひきもきらないそうです。
それはそれはYahoo!のトップニュースで取り上げられるほど…
◆下町女子人気のきっかけ「赤羽」
赤羽が女子から注目されるようになったきっかけは、山田孝之が出演していたドラマの影響だったりもするので、今後、板橋区下赤塚をはじめ、千円あればベロベロになれる「せんべろ」の聖地、葛飾区立石など下町全体の人気も底上げされるはずだと予想する次第です。
4.財力に頼らなくてもモテる時代!
必ずしもデート=高級(お洒落)なレストランがいいわけではない!
では、なぜ下町がかように注目されるのでしょうか?
ひとつには、「都心スポットが紹介されつくした」というのもあるでしょう。
そのいっぽうで、「安くて美味しい飲食店が多い」「都会にはない昭和のノスタルジーがある(そして、それが新しい)」「人情味がある」といった要素が魅力と捉えられているのだと、私は思っています。勝手に。
加えて、地下鉄の乗り入れ拡大など、交通の便が飛躍的によくなったこと。
それによって、新しい商業施設も増えていることから、物理的にも心理的にも「行きやすくなった」ことが挙げられると思います。北千住など、いい例ですよね。
これは、ギロッポンでシースーを食うことや、クラブでパーティーピーポーになることだけが、もはや「モテ」の主流ではなくなっていることも示唆していると、私はやはり勝手に思うわけです。
昔に比べて海外旅行志向もいい外車に乗りたい志向も衰退し、そのいっぽうでフリマアプリやハンドメイド売買アプリが隆盛している今「お金で買えないプライスレスなもの」への関心は逆に高まっているといえるでしょう。
もちろん定番の都心オサレデートスポットを抑えることも重要ですが(たぶん)、あわせて「下町ディープスポット」や「下町だけど実はオサレな場所」なども抑えておけば、下町注目度が高まっている現在にあっては、一周回って「感度の高いオトコ」という好評価が得られる可能性が高いような気がしないでもありません。
なんだか自信のない言い方になりましたが、断然下町派な私といたしましては、純粋に「赤羽いいよう!」「北千住いいよう!」とオススメしたいと思っております。
予算はないけど、ありきたりなデートはしたくないというあなた。
ぜひ立石のせんべろ酒場で、昼間っから酒を飲むというディープで楽しい時間を過ごしてみてください。
酔っぱらいのおじちゃんとの交流もまた一興。
そして、しつこいおっさんがいたらしっかり彼女を守ってあげることで、トラディショナル恋愛漫画の「彼女に絡む不良を撃退」シーンを追体験することもできますよ!
(ただし、暴力はダメ、絶対!!)
下町を知る男がモテを制す!新ドラマも!バラエティも!人気芸人も!
- 1. 下町も知っていることが一周回って「感度の高いオトコ」に!
- 2. 新ドラマ「ハロー張りネズミ」の舞台も下町!!
- 3. 下町ディープスポットでも小岩には…虹がかからない笑
西まごめ
赤羽のOK横丁にうまいタン刺しを食べさせてくれる店が…じゅるり。
週刊誌記者を経てフリー編集・ライター。美容男子クレオパトラ担当。