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時間を無駄にしたい私

 

 

どうしてこう、
時間を無駄にしてはならぬ。
時間がもったいない。
などという発想が、
さも当たり前のような顔で堂々と自分の中にこだまするのだろうか、と思う午後です。

簡潔で、いついかなる場面でも適応することのできるその力強い思想は、しかし、本当なのでしょうか。

いや、本当もなにもなく、
無駄という言葉の意味することとして無益で役に立たないことを指すのだからして
時間を「命」と捉えてみると、命はそりゃあ無駄にしてはならないのかもしれません。

でも。
現代の日本では年間に3万人以上の自殺者がいると聞きますが、
たとえば、時間を無駄にしないためにと、日々、瞬間瞬間、
なにかしなければと思いつづけることが生きることを苦しくさせ、
死を選ぶよりほかに活路を見出せぬほど自らを追い詰めてしまう一因にあるのならば、
時間を無駄にしてはならない、という概念になんの意味があるのだろうか、と思ってしまうのです。

ぼくはこの1年半くらい、
ほとんどお金を稼がずほとんど経済活動というものに参加していない状態にありまして。

それなりに安定していたそれまでの職を手放した張本人がいうのもおかしいのですが、
毎日のように、
自分は何をしているのだろう。
社会に何の貢献もできていない。
時間ばかりがすぎていて、なにも手にしていない。
などと「時間を無駄する」自分を責めまくる自分がいました。

それこそ病院の診断を受ければ
うつ病と言われる状態かもしれず、
まるでやる気がわいてこずとにかく寝ていたい、なにもしたくない、
未来のことなどまるで考えられない状態だったのであります。

そうして、
自分を苦しさから解放するためにも
なぜ時間を無駄にしてはならないのだろうか。
と考えるようになっていった次第。

とはいえ、その答えはまだよくわかりません。
ただ、先々のために今なにかをしておく。
という発想をつづけていては、今この瞬間に安らぐことはできないのかも、と思うようになりました。

また、
これをしておかなくては、という思考回路を当然のものとみなす自分には、
学校制度の「進級」という概念の影響も大きいのかも、と思いもします。

進級、進学、進む、進む。
先へ進むために今これを学ばなくては、クリアーしなくてはならない。

右も左もわからぬ年の頃に、
圧倒的に強大な学校のその仕組みが
自分の考え方を制限する枠を構築したのかもしれません。

だからどうした、ということはないのですが、
自分を生きづらくさせている概念があるのならば
それを「本当かな?」と疑ってみるのも面白いかもしれません。

以上、
顔も洗わずに午後を迎えるような中年に言われてもな、
ってな話に最後までまでお付き合いただき、誠にありがとうございました!
ニュー男子 拝

 

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