流行って何なのでしょう?
流れ、行く、で「流行」ということは、
文字どおり動きそのものであり
本来は雲のようにつかむことができないものかもしれません。
流行とは、
いってみればただの現象なわけですが
「流行」という言葉をあてがわれると
流行にのることや敏感であることが
大事を通りこして、必須事項のように思えてくるから
言葉というのは魔術だな、と思います。
その流れ行くものをどうしても捉えたいならば
つねにその流れに関心をむけつづけていることが必要なのかもしれませんよね。
ぼくは週刊誌勤めをし、
少なくとも毎週5つは新しい企画を考えなくてはならなかったこともあり
今なにが流行っているか、これからなにが流行るか、ということに
長らく多くのエネルギーを注いできました。
今は、仕事のためにとテレビをたくさん見ることも
本屋やインターネットであたらしい情報を探し回ることもなくなり
都心暮らしの友だちと久々に遊ぶと、
え、なにそれ? へー、しらない! ってなことが日常茶飯事に。
けれど不思議なことに、そのことが恥ずかしくもなんともないのですよね。
それはなぜだろう? と自問したところ、現在のぼくは、
流行に敏感でなくてもかまわない、という態度で生きているからだとわかりました。
実は、
流行に敏感であることが善ではないし、流行遅れが悪でもない。
新しいものを知らなくても、
みんなが通過していったスタイルでとまっていても、
それは本当にたいしたことではなく
ただ単に、自分がそんな自分をよしとすればよいだけのことなのだと思うのです。
もちろん流行に敏感でいたい人はそうあればいいし、
流行にのることが面白い人もたくさんいるでしょう。
大切なのは、流行云々ではなく
流行とどう付き合うかを自分で決める、という姿勢なのではないでしょうか??
本日も最後までご清聴いただきありがとうございました!
ニュー男子 拝