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「島耕作」作者の隠れた名作!「ハロー張りネズミ」のキャストが豪華すぎる

「ドラマのTBS」が金曜22時のプライムタイムにぶっこんでくるのは、「課長 島耕作」を始めとした島耕作シリーズでお馴染み、弘兼憲史原作の「ハロー張りネズミ」。最初は冴えない課長だった島がシリーズを追うごとにどんどん出世し、のちに入籍する大町久美子を始め国内外でいろんな女性を手中に収めるバブリーな作風になっていったのに対し、こちらは板橋区下赤塚の暇な探偵事務所が舞台。しかしそのキャストが豪華すぎるのです!原作との違いも含めて今のうちに要チェケラ!

出典:TBS

「島耕作」作者の隠れた名作!「ハロー張りネズミ」のキャストが豪華すぎる

1. 「ハロー張りネズミ」の原作は「課長島耕作」の弘兼憲史

島耕作シリーズは団塊世代ビジネスマンのバイブル的存在

 

講談社週刊ヤングマガジンで連載されていた「ハロー張りネズミ」。コミックス全24巻となかなかの長編ですが、いまどきビジネスマンの中には、知らない方も多いのでは?

舞台は東京都板橋区、東武東上線沿線の下赤塚。
都内在住者じゃないとピンとこないかもしれませんが、六本木や渋谷、丸の内のような〝the TOKYO〟的場所ではありません。
ついでにシティーハンターは新宿が舞台でしたが、それとも異なります。

連載開始は1980年と35年以上前。ゆえに、原作ではそれはもう下町感たっぷりに描かれており、ついでにいえば主人公もしがない探偵です。

ちなみに東武東上線のターミナル駅は池袋。西口近辺に改札があり、東武デパートが存在します。反対側の東口には西武があり、こちらは西武池袋線が発着。
その昔、ビックカメラの歌にありましたように、東は西武で西東武。
そんな不思議な池袋です。

ともかく、そんな30年以上前の下赤塚を舞台にした探偵漫画を2017年のいまどのように描くのか?イケイケドンドンになっていった島耕作との対比も含めて要チェックです。
しかし、島耕作も同時期に連載スタートしていることを思うと、この時期の弘兼センセイはまさに絶賛売り出し中だったのですね!
初期の島耕作も団塊世代の悲哀を一身に背負ったしがないサラリーマンだったので、実は世界観がこの「ハロー張りネズミ」と通じています。という豆知識。

消費が右肩上がりだった昔とは経済事情も価値観も異なる今、若手ビジネスマンの心を捉えるのは島耕作よりも、本作なのかもしれません。と、今になってのドラマ化の背景を勝手に推測。

 

 

2. 主役は瑛太!とにかくキャストが最高で賞を進呈!

瑛太が主人公をどう演じるのか?そこも見どころ!!

 

さて、そんな「島耕作」シリーズとは一線を画す本作ですが、実はキャスト陣が超豪華
まず、主人公の七瀬五郎には、13年ぶりにTBSドラマに出演することになった瑛太
「昼顔」記事では上戸彩が結婚した際、多くの男性が「彩ロス」に陥ったのではと妄想しましたが、瑛太が木村カエラと結婚したときは、当時の20代女性の多くが瑛太ロスに陥りました。
そんな瑛太(どんな瑛太?)が、ドラマのTBSで久々に主演。嫌が上にも期待は高まりますね。
ところで原作では七瀬五郎は25歳ですが、瑛太はいま何歳? 35歳。惜しい。34歳!
ちょっと年上ではありますが、原作を読んだ身としては、いまの25歳で七瀬五郎のキャラというのはちょっと若すぎるような気もしないでもありません。
詳しくは原作を読んでほしいのですが、読めば「…昔の25歳って、老けてんなあ」と思います。そんなわけで、瑛太34歳は、若さとくたびれ感の合間を出すのにちょうどいい年頃といえるでしょう。あとはどう、しがない感じを出してくれるのか!楽しみです。

 

◇その他も豪華!原作との違いを比較します

 

つづいて、五郎の相棒・木暮久作(通称グレさん)には、V6の森田剛。
グレさんは原作設定36歳。そしてモリゴーは38歳と、ここはほぼ一致しています。なぜ?
しかし原作のグレさんは固太りの「中年始めました」キャラです。五郎と見た目と年齢差を含めた凸凹コンビ感があったのに、森田剛ではかっこよすぎ。
ただのイケメン2人の探偵ドラマじゃねーか、とここで思ってしまいそうですが、イケメンなのはいいことです。
そして二人とも演技力には定評のある俳優。イケメンになったグレさんにも期待しましょう。ちなみに木暮久作は、確か島耕作シリーズにも出ていたような。大活躍。

つづく、スナック「輝」のマスター役にロッチの中岡創一。

これは、五郎とグレさんがよく通う、原作でいうところの「リバティーハウス」のマスターだろうなと想像しつつ、原作では2人のさらに上をいくおっさん風情。しかし中岡創一は39歳。えーと……皆さん、年齢近くないすかね。
でも中岡は中年感がしっかり出ているので(失礼)、楽しみです。

そして、一番の違いは、五郎とグレさんが勤務する「あかつか探偵事務所」の女所長・風かほるを演じる山口智子と、美人霊媒師・河合節子を演じる蒼井優。

実は原作では、風かほるが28歳、河合節子が中年女性……と、今回の配役とは真逆の年齢設定なのです。これがドラマにどう影響してくるのかはわかりませんが、先程の五郎=25歳若過ぎ説と同様、原作を読んだ歳に「所長が28歳って(しかも『いかず後家』って)!」と驚いた私と同じ思いの人が、制作陣にいらっしゃったのではないでしょうか。
28歳でいかず後家なんて言ったら、2017年のいまはいかず後家ばかりになってしまいます。
というか、この言葉はとても失礼なので、皆さんは軽々しくお使いになりませんよう……。

そのほか、グータラの不良ジャーナリスト・南をリリー・フランキーが演じるとのことで、これはもうどう考えても当たり役。無頼で色気のあるオヤジをどうか演じきってください。

もうひとり主要キャストに、ミステリアスな美女・四俵蘭子=深田恭子の名もありますので、目の保養対策もバッチリです。

 

 

3. 独特な台詞回しはドラマにも活きるのか!?

7月期の金曜ドラマよる10時スタート!絶対に見逃すな!!

 

そして脚本・演出は、本作がゴールデンプライム帯初となる、大根仁さん。
映画「モテキ」や「バクマン」などを手掛けた実績から、やはり20〜30代の若い視聴者をターゲットにした作品だと伺えますが、この配役で面白くなかったら脚本の責任は重大です。
いま、死ぬ気でホンを書いていることでしょう(もう終わってるか)。
頑張れ大根さん(会ったことないけど)!!

ちなみに原作はもちろん名作なのですが、中にはつっこみどころも多く、独特の味わいを醸し出しています。
たとえばとある美人の尾行を頼まれた五郎が、0:30に部屋の灯りが消えたのを見て「11pmを観て寝たと思われる……かなりのスキもの」と、つぶやいていますが、その推理、短絡的すぎやしませんか。しかも「スキもの」て。
ほかにもその女性が、慣れた手つきでタバコをくゆらす姿を見れば「実家はタバコ屋かもしれん」て、おい!

まあそれも、女性は11pmのような番組は観ない。女性はタバコなんか吸わない。という時代背景あってのものなのでしょうが、こうした弘兼節がドラマではどうなっているかも楽しみのひとつです。
また、「そもそも11pmを知らない」というナウでヤングな方はググってください。

「変幻自在な探偵ドラマ」と銘打たれた本作の第一回放送は……いつだろう。
ともかく、ちゃんと下赤塚でロケもしたらしいので、お見逃しなく!!

 

 

「島耕作」作者の隠れた名作!「ハロー張りネズミ」のキャストが豪華すぎる

  • 1.「ハロー張りネズミ」の主役は瑛太!
  • 2. 脇を固める俳優陣も超豪華!!
  • 3. 時間があれば下赤塚でロケ現場に遭遇するかも!?

 

西まごめ

7月期のドラマで一番見たいのはコレ!!

週刊誌記者を経てフリー編集・ライター。美容男子クレオパトラ担当。

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