先日、久々にあったライターをしている友だちから
「インタビューってどうしたら上手になると思う?」
と意見を聞かれ、伝えたことを
彼女が「それ、いいね!」と言ってくれたので
ここに記してみようと思います。
インタビューというのは、
聞く役の人と答える役の人が決まっていて
その役を承知した者同士が限られた時間に問答をする機会。
とぼくは認識をしていまして。
つまりは、
「あなたに聞きたいことがあります」というスタンスが
インタビュアーの立ち位置なのかな、と思うと
やはり相手のことをそれなりに知っておくことが必要かなと思います。
よく知られていることを
あらためて聞くことによって発見がある場合もありましょうが
時間に限りがある以上、
なるべく世に知られていないなにかを聞き出したいじゃないか、
という野心もあっての下調べ。
とはいえ、情報が無限のようにあるように見えるインターネットを駆使すると
そうした下調べにはキリがないのですよね。
そこで自分なりに見出した情報収集のキリが以下の2点。
その1
相手のことを、
素敵とか好きとかすごいとかリスペクトする気持ちが生まれるまで。
その2
いろいろなことを知った上で、
その人にこれお聞いてみたいと思うことが生まれるまで
(インタビューの趣旨とは多少ズレても)
この2点を友人に伝えたわけですが
あらためて書き出してみると、当たり前じゃん! ってなことですねえ。
そして、インタビューを仕事にしていない人には
あまり意味がないことを書いているかもしれない。
さらに、インタビュー仕事でもたとえば
”不正を暴く”的仕事の場合はまた在り方は違ってくるのでしょう。
つくづく、すみません。
ただ、言葉以前のこちらの在り方や状態のようなものは
実はすべて相手に伝わってしまうものだと考え臨むことは
インタビューの現場に限らず、
あらゆる「問答」の現場での心得かなと思うのです。
人から有益な言葉を聞き出すためには、けっきょく、
その言葉を聞ける者として
存在するしかないのではないのではないか、ということ。
以上、なんとも漠とした結論になってしまいましたが、
そんなことを意識しつつ人に話を聞いてみるのも面白いかと思いますよ。
ニュー男子 拝