まだ夏前なのにこの暑さ…。「温暖化のニュースは最近流れないけどヤバいんじゃ!?」なんて心配をしていても暑さは解決しませんよね!ですがこんなに早くからクーラーに頼っていたら不健康まっしぐら…。そこで活用して欲しいのが〝冷えピタ〟です。冷えピタは準備するのに手間がかからない上、時間がたっても氷のようにビシャビシャにならず、冷凍庫で凍らせておく必要もありません。使うにしても保管しておくにしても、メリットばかりが目立つおすすめグッズ。そこで今回はあまりよく知られていない冷えピタの仕組みを理解してもらい、効果的かつ、正しい使用方法を説明していきます。
2017年の夏は猛暑に酷暑!?
この夏は、猛暑・酷暑の可能性があり!
「高気圧の勢力が強い」、「真夏は例年以上に晴れる」と予想されている2017年の夏。まだ5月だというのに真夏日を記録するなど本当にどうなってるの?状態な日本列島。
2016年は大阪で8月の猛暑日が23日と過去最多になりましたよね。その前年、2015年は東京で8日連続で猛暑日。2017年もここ数年同様、それ以上と予測されているのです…。日焼け対策だけではもはや太刀打ちできないかもしれません…。
今年の夏は猛暑&酷暑!?冷えピタを効果的に使って乗り切る方法
1. 冷えピタの原理(仕組み)をよく知ろう!
冷えピタや熱さまシートでひんやりする仕組みとは?
冷えピタが冷たく感じるのはその冷却ジェルシートに秘密があります。
この冷却ジェルには高含水性基剤と呼ばれる含水率を高める成分が使用されており、冷えピタの含水率はなんと85%にもなります。
ジェルシートの85%が水分で構成されているというわけです。
そして、この冷えピタを貼ると冷たく感じるメカニズムは下記のとおりです。
①皮膚に冷えピタを貼る
②冷えピタに含まれる成分が蒸発する
③蒸発の際、皮膚の熱を奪う
④冷たく感じる
つまり、冷えピタに含まれる水分が皮膚の熱と一緒に蒸発することで、皮膚の熱が奪われるので冷たいと感じるわけです。
病院で注射をする前のアルコール消毒が冷たく感じるのもこれと同じ原理で、皮膚についたアルコールが蒸発する際、皮膚の熱を奪うので冷たく感じていたのです。
2. 冷えピタの効果とは?
よく解熱の為に使用されていますが…
それでは冷えピタが冷たく感じる仕組みが分かったところで、どんな効果があるのかを説明します。
その効果は下記のとおりです。
◆解熱効果
冷えピタが一番多く使われるのはおそらく解熱対策でしょう。
熱が出たときにおでこに貼って利用している方は多いのではないでしょうか?
しかし、解熱作用があると思われている冷えピタにさほどの効果は期待できないのが実情です。
効果的に使うのならば、おでこよりも脇の下や足の付け根など、太い血管が流れているリンパ節にそって貼った方◎
◆リラックス効果
実は冷えピタは解熱効果よりもこのリラックス効果の方が期待できます。
熱が出ているときにおでこに貼ると気持ちよく感じるのも、解熱作用よりもリラックス作用が働いていることが理由です。
◆熱中症、暑さ対策
冷えピタは夏の暑いときの熱中症や熱射病対策にも効果的です。
効果的に貼る場所はおでこや脇、首筋です。
また、熱中症になった際も首や脇、足の付け根など血管の拍動が強く感じられる場所に貼れば応急処置として利用できます。
◆炎症や痛みの緩和
これはあまり知られていないのですが、歯茎など皮膚表面に近い場所の炎症による痛みも冷却することで症状が緩和できます。
また、頭痛の痛みにも、こめかみやおでこに貼ることで冷却作用によりその周辺の血管を収縮して痛みを緩和します。
3. 冷えピタの持続時間は?
最初の数時間で冷たさはほぼ消えてしまうのですが…
冷えピタってどのタイミングで貼り替えればいいのかわからないという方は結構いるのではないでしょうか?
氷嚢や氷枕ならそのタイミングは判断つきやすいのですが、冷えピタって意外とわかりづらいですよね。
冷えピタの使用方法を見れば持続時間は8時間と書かれていますが、実際に8時間も持つとは考えられません。
というのも、冷えピタの冷却作用はジェルシートに含まれる水分量が大きく関係してくるからです。
水分が蒸発する際に冷却効果が発揮されるのですから、このジェルシート内の水分がなくなればその効果もなくなります。
気温の高い季節には水分の蒸発も早くなり、熱が出て体温が高い場合にも同様です。
よって持続時間は使用時期や使用目的によって変わってくると考えておくようにしましょう。
★冷えピタの効果を最大限に引き出す方法
冷えピタは貼った瞬間はひんやりするので冷却作用がはっきりとわかりますが、それもしばらくすると体温で本体温度が上がってしまうので冷却感もだんだん薄れてしまいます。
そうなると本当に効果があるのか分からなくなってしまいますよね。
しかし、短時間で効果がなくなることはないので、これはあくまでも体感だけの問題。
そこでおすすめしたい方法が冷えピタを事前に冷蔵庫で冷やしておく技です。
事前に冷やしておけば体温で本体温度が上がるまでの時間を長くできますし、冷えピタ本来が持つ冷却効果よりもさらに冷たさが感じられるので、通常よりも高い効果が発揮されます。
※ただし大抵が1パックに2枚入りの為、封を開けた状態で冷蔵庫に入れっぱなしではゆっくりですが乾燥してしまうので注意が必要です。
今年の夏は猛暑&酷暑!?冷えピタを効果的に使って乗り切る方法
- 1. 事前に冷蔵庫で冷やしておけば効果倍増
- 2. 冷えピタの効果は解熱作用だけではない!
- 3. 冷えピタにはあまり解熱効果は期待できない
ライター後記
効果的な利用法さえ心がければ立派な解熱グッズだけでなく酷暑をしのぐアイテムとして十分に利用できるので、今回の内容を応用して、効果的な利用をして下さい。
クーラーはクーラー病はもちろん肌の乾燥なども引き起こすので、出来れば使わずに快適に過ごせる方法を模索していきましょうね!!
Chai0331
冷えピタは工夫1つで効果倍増!
美容系記事なら何でもこいのママライターです。
今まで詰め込んだ知識をおしがいもなく皆さんに発信します。