再配達で不在という配達員泣かせのスパイラルに理性が吹っ飛び「荷物を全て投げつける」そんな動画が炎上したのも記憶に新しいですが、今回業界最大手クラスのヤマト運輸が運賃値上げを発表。圧倒的な人員不足による長時間労働の解消になるのか?注目です。
荷物が届かない日本になる!? 宅配業界崩壊の前にスマートな通販で美しく!
1.ついにヤマトも運賃値上げ! 異例の新聞6紙に全面広告
荷物は増えるも人員は不足するばかり…
かねてAmazonの当日配達などを引き受けていた宅配大手ヤマトがついに運賃の値上げを発表しました。
※佐川もAmazonの配達からは手を引いていた。
5/22には新聞6紙に一斉に全面広告を打ち、本気度をアピール。ワイドショーの話題をかっさらいました。
◇荷物を道に投げつける動画で炎上!
宅配業者をめぐる過酷な労働問題はかねて話題になっていました。
ユニクロを運営するファーストリテイリングと裁判で争い、さらには偽名まで使って店舗に潜入取材したことでいまいちばん企業に恐れられているジャーナリスト、横田増生さんはヤマトにも潜入済。
とくにAmazonのしわ寄せが大きかった、と、現場の声を伝えています。
“ヤマトは現在、年間17億個超の宅急便を配達する。アマゾンの荷物はその2割にあたる約3億個。最大手の荷主ではあるが、運賃は約250円と業界で最も安い水準。同社の平均運賃単価である570円台と比べると、アマゾンの安さが際立つ。
関係者によれば、ヤマト側はアマゾンに運賃の引き上げを要望しているという。このままの労働環境では、物流崩壊に至るのは間違いない。”
ブラック企業が問題になる中、ドライバーさんを始めとした宅配業者の従業員の就労環境も無視するわけにいきませんね。
かくいう我が家も、プライム会員ゆえにAmazonにベッタリ依存している有様。
「あっ、コーヒー切らした。アマで買おう」
(2時間後)
「あっ、資料買うんだった! アマで買おう」
の繰り返し。もはやAmazonではなく「アマ」呼ばわりするほどの頻出ワード。
もちろん基本はすべてお急ぎ便。年会費を払っているとはいえ、せめてまとめて買おうと、自戒を込めてここに記します。
2.再配達を減らす努力も!
現状のままでは宅配業界は崩壊すること必至
配達を出来ればまとめるだけでなく、再配達を減らすようにもしたいですね。
もともと不在がちな筆者は、かつて住まいは宅配ボックス付きのマンションに限定していました。
しかし諸事情により引越し。
これを期に宅配ボックスが失われると、ポストには不在票の嵐……。
実際、宅配ボックスが完備されている住宅は限られているでしょうし、このあたりの対策は今後の課題となりそうです。
ちなみに我が家では、現在通販モノはなるべく時間指定で配達を頼みつつ、それさえも急な取材等で受け取り不可能になってしまった時は宅配業者さんに電話してしまいます。
「玄関先に置いといていいんで……!」と。
品物の内容にもよりますし、万が一の盗難リスクも加味してです。
そして、業者さん側から「それは困ります…(泣)」と言われたこともありますが、成功したことも。
我が家の地域担当者さんの中には、もうそのへん理解されている方もでてきています。
★美容通販にも便利システムが!
各家庭の住宅環境もありますが、このニュースでにわかに脚光を浴びたのが、無添加化粧品で知られるファンケル。
“ファンケルが1997年から実施している独自の配送サービス「置き場所指定お届け」がある。「玄関前」「自転車のカゴ」「ガスメーターボックス」など9種類の中から、商品を受け取る場所を顧客が指定。場所を一度登録すると、次回の注文以降は同じ場所に商品が届く。
商品の配送が完了すると、配達員が完了通知書を顧客の自宅ポストに投函する仕組み。受領印は不要。万一、商品が紛失した場合は改めて商品を送付する。”
なんて便利!
なんて日本的(性善説)!
不在がちな働きマン&ウーマンだけでなく、小さな子がいるので寝付いた時に起こしたくない、介護中、家にはいるけどいま出られる状態じゃない!
というシチュエーションでも効果を上げているとか。
最後のそれ、すごく……すごくわかります!!
宅配業界のブラック化が話題になる、20年も前からこんな取り組みをしていたとは驚きですね。
スキンケアグッズは毎日使うもの。
つまりは消耗が早い→買い替えのサイクルが早いという点から通販に頼りたくなりがちですが、今後はこうした「受け取り方」も含めてどこの何をどう買うか、検討してみてはいかがでしょう。
ちなみにファンケルは顧客満足度もお高いようですよ!
そういえば父の日も間近。
スキンケア未経験のお父さんに、こんなプレゼントもありかも?!
FANCLメン2点セット しっとり ¥3,750
荷物が届かない日本になる!? 宅配業界崩壊の前にスマートな通販で美しく!
- 1.ヤマト運輸が10月から値上げに踏み切った!
- 2.Amazonの注目量と配達員不足が思いのほか深刻
- 3.便利なサービスを残すのもユーザー次第による部分が大きい
西まごめ
プライムとエクストリーム便の利用を控えます…
週刊誌記者を経てフリー編集・ライター。美容男子クレオパトラ担当。