こんにちは、野村です。またお会いできてうれしいです。
第1回目では、ザザザと自己紹介をさせていただきましたが、
今回もそのつづきです。
ええと、ぼくは、25歳の終わりに
とある女性週刊誌はグラビアページの専属記者という職につきました。
編集部が「若くて、男で、ミーハー」な人を求めていて、
その条件のようなものにぼくがピッタリだ、と思ってくれた人の紹介があり、
面接を受けられる運びになったのでした。
そうした流れに身を任せ、
当時のぼくは、ものすごく緊張をし、きれいなシャツを着て、
深夜の出版社へ出かけていきました(深夜ってのがまたなんとも)。
ぼくの中で”社会人”とは、
「スーツを着て、真面目で、きびしく、頭がいい(なんて幼いイメージ)」
というイメージだったのですが、
面接をしていただいたその時のデスク(その担当ページのボス)は
スーツはスーツでしたが、ネクタイはせず、
スーツの形も、ビジネス感のうすいゆったりしたもの。
おまけに、面接場所は、ロイホ(やや高級ファミレス)。
さらには、デスクはロイホでビールを注文し、飲んでたように記憶しています。
深夜・ゆるスーツ・ロイホ・ビール……。
25歳童貞(童貞話はまたいずれ)のぼくは衝撃を受けました。
衝撃的すぎて「怖い」とすら思ったような気もします。
やっぱり週刊誌ってふつうじゃない!
こんなところで働くなんてムリ!
そんな心の声が相手に伝わったのか
動揺を察せられていたとして、それがどう受け止められたかはわかりようがありませんが
とにかく、なぜか「合格」という判断がなされ、
週刊誌記者見習い。として、働くこととなったのでした。
さて。これがぼくの社会人デビュー前夜のお話。
こんな人間が、こんな風にして、そうした世界に足をふみこんだ、
という、ご説明でございました。