ある意味冬から春にかけての風物詩でもある静電気。「バチッ!」っと音がなり、皮膚の上で何かが弾けたようなピリッとした痛みが走ります。子供のころから沢山経験を積みましたが、正直いつまでたっても慣れませんよね。実は静電気で怖いのは痛みだけではありません。私たちにあまり知られていない悪影響があったのです。
バチッ!静電気が怖いのは痛みだけじゃなく体にも悪影響あり!?
1.意外に理解できてない静電気の仕組み
気にしている時は起きないのに忘れた頃に痛い思いを…
まず静電気の仕組みについて復習しましょう。静電気ではいったいどのような減少が起きているのでしょうか?
★摩擦による帯電
静電気とは物質に帯電している電気のことを指します。
電気が帯電する原因は摩擦です。
子供の頃に下敷きを服でこすって、髪の毛を逆立てる遊びが流行りましたよね。
服にこすられた下敷きが摩擦によって静電気を帯びたからです。
★冬~春先に多い理由
静電気は冬から春先にかけて発生数が増えます。理由は3つあります。
①衣服
冬は服を厚着するため、服の摩擦がうまれやすいのです。ニットやセーターなどは特に摩擦が起こりやすく、体内に帯電されやすい状態なので注意。
②温度の低さ
気温が低いと身体に蓄積された電気が放出されづらくなります。
逆を返せば体内には帯電されたままの状態でいるのです。
③乾燥
降水量も低く湿度20%以下の乾燥した気候状態が続く12月~3月。
湿度が高ければ、電気が空気中に含まれる水分に伝わって逃げていきますが、乾燥している冬はうまく機能しません。
2.静電気がおよぼす悪影響
恐怖や痛みはもちろんですが…
さて、本題の静電気がおよぼす影響について。
果たして静電気はわたしたちにどんな影響を与えるのでしょうか?
【カルシウムとビタミンCの流出】
実は静電気によってカルシウムとビタミンCが体外へ放出されてしまうのです。
これらは健康や美容に重要な栄養素。
静電気が頻繁に発生することで以下の症状を引き起こす可能性があります。
・血糖値が高くなる
・貧血
・免疫力の低下
・肩こりや腰痛
・ストレス
【発火や家電製品故障の原因】
直接的に身体に働きかけませんが、静電気は発火や家電製品故障の原因にもなります。
冬はガソリンや灯油など静電気で燃え上がる可能性のある可燃性物質を扱うため、発火の可能性も。
また、静電気が発生すると一瞬ですが高電圧がかかります。たとえば、家電製品のスイッチを押したときに運悪く静電気が発生すると、高電圧によって家電製品が壊れる可能性があるのです。
3.静電気を予防する方法
気をつければこんな怖いすることもないんです!
痛いだけでなくさまざまな悪影響をおよぼす静電気ですが、きちんと予防する方法があります。
とくに体内で帯電しやすい静電気体質の人は必ず押さえておくべきですよ。
◆伝導率の高いものに触れる
何かに触れる前に紙や木、土やコンクリートなどの電気を通しやすい物質に触れると良いですよ。
体内に蓄積された静電気が体外へと放出されます。
静電気が発生しやすい金属系の物質や家電製品に触れる前に、伝導性の高い物質に触れておきましょう。
◆家の中の湿度を高める
加湿器を利用して乾燥状態を防ぎましょう。
空気中の水分量が増えれば、静電気が空気中に放電されやすくなります。
◆身体を弱酸性に保つ食事を摂る
身体を弱酸性に保つように食事を意識しましょう。
身体の状態が酸性に傾いている人は静電気が発生しやすいようです。野菜や豆類、海藻を摂るようにしましょう。
◆ハンドクリームを使う
手の乾燥を防ぐことも重要。
ハンドクリームで手の潤いを維持しましょう。また、手を洗うことも効果的。
水分が体内に蓄積された電気放出を助けてくれます。
バチッ!静電気が怖いのは痛みだけじゃなく体にも悪影響あり!?のまとめ
- 1.静電気の仕組みを知ろう
- 2.静電気は痛いだけじゃない
- 3.予防を意識しよう
ライター後記
静電気って痛いだけじゃないんです。まさか静電気で体調が崩れる可能性があるなんて夢にも思わなかったですよね。
また、静電気による火災や家電製品の故障も発生件数が少ないという訳ではありません。ぼく自身静電気が起きやすい人間なので、今後の生活では十分に意識ているんですよ。
こーへー
静電気って意外に怖い!
千葉在住の駆け出しライターです。個人的には暇なときにバスケットボールをして、汗を流すのが一番の健康方法だと日々感じています。皆様に役立つコンテンツを配信できるよう日々精進いたします!