皆さんはプレミアムフライデー構想って聞いたことがありますか?これは月末の金曜日に午後3時で仕事を終えて、それ以降を買い物や旅行などの時間にあてようというもの。これは政府や経済界でも検討課題に挙がっている項目で、早ければこの2月から開始されます。そこで今回はこのプレミアムフライデーとはどういうものか、どんな効果があるのかをお伝えします!
プレミアムフライデーとは?【月末金曜は15時退社】
1.プレミアムフライデーとは?
ブラックフライデーに次いで実施されるプレミアムフライデー
それではまずプレミアムフライデーについて詳しく説明していきましょう。
この構想が立ち上がった背景には〝消費喚起〟という狙いがあります。
いつの世でも流通業界では消費喚起が最優先事項として捉えられていますが、バーゲンやセールなど値引きによるものは、実は業界におては好まれていないのです。
デパートなどで定期的に行われる物産展などがいい例ですが、どこでも定期的にイベント等を開催することで消費喚起を促しているのです。
このようなイベントを「国全体で巻き込んでやろう!」と構想されたのがプレミアムフライデー。
現在プレミアムフライデー構想は下記団体をメンバーとして経団連が主導して議論が進められています。
★日本百貨店協会
★日本ショッピングセンター協会
★日本旅行業協会
★ジャパンショッピングツーリズム協会
つまりは「早く仕事を終えるかわりにその後は街に繰り出していっぱい消費してくださいね」という意図のもと、プレミアムフライデー構想は発足したのです。
プレミアムフライデー構想は2016年8月に発表され、その時点では同年10月に策定予定とされていましたが、現在では2017年2月末からの実施が有力視されています。
ここで問題となってくるのがこのプレミアムフライデーを企業が受け入れるのかどうかです。
プレミアムフライデーは決して法的強制力があるわけではないので、導入するかしないかは企業判断となります。
おそらく公務員や銀行、大手企業の導入は間違いないでしょうが、その他の企業に関してはいつから導入されるのか?そもそも導入されるのかどうかは勤務先に確認してみるしかないでしょう。
2.プレミアムフライデーのメリット
15時退社ならワークライフバランスが調整できる!?
それではプレミアムフライデーが私たちにはどのようなメリットをもたらすのか?を見てみることにします。
現在考えられるメリットは下記のとおり。
♦仕事の効率化が図れる
週末の金曜日の就業時間が15時で終わってしまうことは労働者にとっては必ずしも嬉しい話とは言えません。
というのも就業時間が減っても仕事量が減るわけではないので、労働者にはその分しわ寄せがくることになります。
しかし、これも考え方次第。
短くなった就業時間内で仕事をこなすには効率的な取り組みが必要となります。
よって、個人の仕事へのスキル向上にも繋がるのです。
♦イベントの充実が図られる
プレミアムフライデー構想には実に多くの企業が参加。
これら企業が連携すれば今までに例を見ない大きなイベントが開催されることが予測されています。
また、各企業も独自でプレミアムフライデー当日には様々なイベントを開催する為、消費者が楽しめる環境が実に多く提供されることになります。
♦充実した旅行ができる
今までの週末旅行は土曜の朝出発というのが普通でしたが、プレミアムフライデーが導入されれば金曜の夜から出発することができるます!
週末の旅行もゆっくりと楽しむことができますよね。
その他にも家族との時間が増えたり、自己投資に充てる時間が作れるなど〝ワークライフバランス〟をうまく保てるのではないか?と考えられいます。
3.ブラックフライデーやプレミアムフライデーで景気は回復するのか?
各企業は15時から楽しめる準備を始めているのだが…
イオンやトイザらスなどが導入した年末商戦のブラックフライデーは通常ではない割引幅が適用されているため、実際に多くの消費を促すことに成功しました。
しかし、「プレミアムフライデーにブラックフライデーと同等の消費喚起が実現できるか?」といえば疑問が残るところ。
ブラックフライデーは数日間限定の大幅値引きを目玉に成功を収めていますが、プレミアムフライデーは毎月月末に訪れるため、継続してどれだけ魅力的なイベントが開催されるかが焦点になってきます。
似たようなイベントばかりでは消費者は飽きてしまい、プレミアムフライデーは〝ただ単に会社が早く終わるだけの日〟という認識に変わってしまう恐れがあります。
そうならないためにも流通業界が一丸となったイベント盛り上げが必要となってくるでしょう。
景気回復するほどの消費喚起が行われるかどうかは、消費者にとって魅力的なイベント開催にかかっていると言っても過言ではありませんね。
プレミアムフライデーとは?【月末金曜は15時退社】のまとめ
- 1.プレミアムフライデーはいよいよ2月末スタート
- 2.プレミアムフライデーの導入は企業の判断次第
- 3.プレミアムフライデーで景気回復するかどうかは流通業界の努力次第
ライター後記
プレミアムフライデーの導入は賛否両論あるでしょうが、昭和40年代に松下幸之助によって始められた週休2日制も当初は否定的な意見があったのにもかかわらず、現在では当たり前になっています。
プレミアムフライデーがそうなるかどうかは、導入後の盛り上がり次第といったところでしょうね。
Chai0331
プレミアムフライデー、景気回復の最終手段?
美容系記事なら何でもこいのママライターです。
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