字は下手なんだけど、やたら頭の切れる人っていますよね。そんな人のノートを見ると何を書いてあるのか分からない摩訶不思議なノート。でも、彼ら自身にはちゃんと理解できる字を書いているようです。そこから!?「天才は字が下手な人が多い」という都市伝説の様なものまで誕生…。あの林修先生までも文字と頭脳について言及しています。字が汚いと悩んでいるあなた…もしかしたら、実は天才肌なのかもしれませんよ!?
字が下手&汚い人は天才肌!? 字の汚い人の特徴まとめ
1. 綺麗な字が尊ばれる日本の風習
講義ノート職人がもてはやされる日本
字が上手いというのはその人の魅力となったり、ギャップを演出したりとモテの要素にもなりますよね。
授業がPCからiPad時代となった今でも、書道での毛筆や硬筆など、字を綺麗に書くということが文化として残っています。
小学校や中学校の義務教育のカリキュラムにも入っており、字を綺麗に書くことが優秀さの証でもありました。
つまり、日本では字の美しさが「教養」として考えられているのです。
なんとなくですが、綺麗な字を書ける人は机やロッカーの中がいつも整理整頓されていたり、挨拶がきちんとできたりと、いわゆる優等生タイプに多いイメージですよね。
それらはあくまでイメージですが、実は字が上手く書ける人は【自分自身の魅力を他人に向けて披露するプレゼン能力が高い】人に多いのです。
2. 字の綺麗さに頓着しない海外
何をメモするべきか?の自己判断が試される授業スタイルの違い
しかし、目を海外に向けてみると話は変わります。
特にアメリカの有名大学に通う生徒の字は総じて汚いという特徴があります。
彼らの頭の中には字の綺麗さ=「教養」という考えがないからと言えます。
海外と日本で大きく違う点は、文字は自身の思考を整理・発展させるツールとして捉えているのです。
それだけに日本人ほど字の綺麗さには頓着せず、また気を使うこともしないのです。
反対に、日本でこういうタイプの人は〝だらしない点ばかりがクローズアップ〟されてしまい、場合によっては問題児扱いされてしまうケースすらあるのです…。
3. 字が汚いのは頭の回転が早い
天才と呼ばれる人はノートの罫線では書ききれない情報を脳にインプット!?
「字が下手=だらしない」イメージがついて回りますが、実は字の汚さは【思考の速さに関係がある可能性が高い】とされているのです。みなさんも聞いたことはあるかも知れませんが、「天才は文字が汚い」という噂。
これは天才や頭の回転が速い人は、とにかく頭にある情報をものすごいスピードで整理・発展させるからこそ字が汚くなってしまうというのもの。
「いつやるか?今でしょ。」で話題になった林修先生も東大にトップ合格を果たす生徒にある共通点を発見したようです。
“「灘高校の連中はホント字が汚いでしょ。この子が典型で、ボク『灘文字』って呼んでいるんですけどね、ホントにね、ノートとか字が汚い生徒多いんですよ。本当のトップはノートもけっこう良く分からないのも多いし、2番手のグループになると、綺麗に作るんですよね」”
灘高校出身の生徒は東大合格率80%をゆうに超えています。
つまり、東大生という日本の大学のトップ層は字が汚いことがほぼ普通ということ。
他人から字を見られてどう思われるなんてことよりも、「自分が理解できることや、自分にとって重要なことを記録として残すことを意識している」からだとか。
これは海外の有名大学に通う生徒と非常に類似していますよね。
また普通の人間なら思考して書き記すことを、持ち前の頭の回転の速さで、脊髄反射のようなスピードでメモをしているからとも言われています。
成績の1番手のグループの字が汚く、2番手のグループがノートを綺麗に作るというところに、天才と呼ばれる人間と、秀才呼ばれる人間の違いが現れているような感じがします。
4.「字が汚い=単純に面倒臭がり」ということもある!
字が汚い人を上げて落とすわけではありません(笑)
先ほど「字の汚い人は頭の回転が早く天才の可能性が高い」と紹介してきましたが、もちろん全ての人に当てはまるという訳ではありません。
それは…単純に綺麗な字を知らないがゆえに汚いということもありえます。
頭の回転うんぬんではなく、「他人から字を見られることを気にして字を書くのが面倒くさい」ということも…。
字が綺麗な人は綺麗な文字の形が脳内にインプットされていて、それがノート上に浮かび上がるからとも言われています。書道の毛筆を習う上で何度も何度も見本を真似て書くことには、文字の形を脳に焼き付けると同時に体に覚え込ますためなのです。
まずこれだけでも面倒くさいと思う人の気持ちもわからなくはありませんが、さらに追い打ちをかけるかのように日本語は言葉の意味だけでなく表記も〝漢字/カタカナ/平仮名〟と多いのも悩まされる原因のひとつ。
アルファベットならA-Zの26文字、筆記体にしても倍の52文字しか必要ありませんが、50文字なんてひらがな程度ですよね(笑)。そこにカナ文字の倍プッシュに加えて中国圏並みの漢字量…。
たかが文字ですが、日本人である以上避けては通れない問題。天才云々はさて置き、人に見られるなら最低限の綺麗さは保ちたいところ。漢字を上手く見せるのは一朝一夕では難しいので、狙うは平仮名。おすすめの練習法ですが今さら感はあるかもしれませんが、平仮名の練習帳です!これをサラッと書き終える頃にはきっとまぶたに焼き付いているはず。大人になったから今だからこそ効率よく綺麗な文字が書けるようになりますよ!!
字が下手&汚い人は天才肌!? 字の汚い人の特徴のまとめ
- 1. 日本人は字の綺麗さに重きを置く
- 2. 海外では書いてある内容に重きを置く
- 3. 字の汚さは思考スピードの速さに関係する
ライター後記
学生時代、学校一の天才にノートを借りたら全く解読できず、すぐに返却したことを思い出しました。なんでこんな字で頭が良いんだろうと思っていたのですが、頭の回転が早すぎだったようですね。「羨ましい!」ただ、あくまでそうゆう傾向があるということなので、全てを鵜呑みにしないようにしてくださいね。単純に字が汚いだけなのに、「おれって天才肌!」なんて勘違いするのは一番痛いだけですから…
こーへー
自分の字は自分がわかればOKでしょ!
千葉在住の駆け出しライターです。個人的には暇なときにバスケットボールをして、汗を流すのが一番の健康方法だと日々感じています。皆様に役立つコンテンツを配信できるよう日々精進いたします!