もうすぐ新しい年を迎えますね。信念の恒例行事と言えば、”初詣”。「美容男子」読者の多くの方も神社に参拝し、新しい一年の願掛けをするでしょう。ただ、一点心配事があります。それは、「正しい参拝マナーを理解しているか?」ということ。初詣以外にも、合格祈願、旅先など、神社に参拝する機会はたくさん経験しているにも関わらず、正しい参拝の作法を学ばず過ごしてきた方は意外に多いはず。適当に参拝しても誤魔化すことはできますが、大人の男としては少し情けないですよね。今回はデキる大人に近づくために、正しい初詣参拝マナーをサクッと紹介します。※2018/12/15更新
初詣の参拝マナーまとめ!恥をかかない参拝マナー【直前でも読めばOK!】
1.初詣参拝の全工程を理解する
今さら聞けない!?初詣参拝マナーとは?
参拝の全行程をおさらいしましょう。
まずは全体的なイメージを掴んでください。
①鳥居をくぐる
鳥居から先は神様がいる神聖な場所です。
鳥居をくぐる前に一旦足を止め、神様に対して無礼が無いように衣服を整えます。
そして一礼をしてから、鳥居をくぐります。
②参道を歩く
鳥居をくぐった後の、参道の歩き方にもマナーがあります。
参道の中央は「正中」といい神が通る道なので、人間が通る訳にはいきません。
参道は中央を避けて、できるだけ端を歩くようにしましょう。
③参拝の前に手水舎(てみずや)で身を浄める
参道の脇にある手水舎(てみずや)で身を清めます。
日常生活で少しずつ溜まっていった「罪・穢れ」を祓うためです。
神様に無礼が無いように、少しでも身を清めてから挨拶をする大切な工程。
作法を間違える人が非常に多いので、詳しくは後述します。
④お賽銭を奉納する
神様に参拝する場面です。
姿勢を正し、賽銭箱に賽銭を静かに入れ、鈴を鳴らします。
鈴を鳴らすことで、神様に自分が来たことを知らせるとともに、身を祓い清める効果があります。
改めて姿勢を正し、二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)を行って、退きます。
⑤鳥居を出る
基本的に帰る際も同じで、参道の中央を避けて歩きます。
鳥居まで来たら向きを変え、中に向かって軽く会釈をし、鳥居を出ます。
以上までが大まかな参拝マナー。
きちんと全行程を正しくできる人は限られています。
これをいかに「そつなくこなせるのか?」が、大人の男としての差になります。
間違っても今年は賽銭箱にお賽銭を投げ込むような真似はやめましょうね(笑)。
続いて、細かい作法について見ていきましょう。
2.手水(ちょうず、てみず)の手順を理解する
見よう見まねでなく、意図を知り完璧な清め方をマスターせよ!
①右手で柄杓を持って水を汲み、左手にかけます。
※神道では左が神聖なものとされています。
②柄杓を左手に持ち替え、右手に水をかけて清めます。
③柄杓を右手に持ち替え、左の手のひらに水を受け、口をすすぎます。
※口を清める際、柄杓に直接口をつけないように注意しましょう。
④口につけた左手を洗い流す。
⑤両手で柄杓を立てて残った水で柄杓の柄を洗い流す。
※杓子を上にして柄の部分に水を伝わらせて、手で触れた杓子の柄を清めます。
⑥柄杓が置いてあった場所に伏せて戻す。
手水(ちょうず、てみず)の手順については以上。
直前になってやり方を調べている人やマナーを無視して行う人がほとんどだと思います。
正しい方法をスムーズに行い、周りの人の模範になることを目指しましょうね。
鐘を鳴らすタイミングは?拍手やお辞儀の回数は?次のページでさらに詳しく解説!
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