これからお酒を飲むイベントが目白押しの年末!でも怖いのが二日酔い。とにかく辛いですよね。お休みの前日ならいいけれど、次の日も仕事の二日酔いだと仕事に集中出来ない…など、動くのが辛すぎて仕事はもちろん生活にも支障が出てしまいます。そもそも二日酔いの原因は何か?二日酔いになったらどうすれば早く治るの?そんな二日酔いの対処法などを今回はレクチャーします!
二日酔いの原因と早く治す方法とは?間もなく年末!忘/新年会は注意!!
1.忘新年会のシーズンは飲み過ぎに注意!
二日酔いは翌日まで無駄にしてしまう!!
年末年始はお酒を飲むイベントが続く人も多いかと思います。
二日酔いにはなりたくないけれど、上司や目上の人に勧められたら断れないし…
ついつい次の日の事まで考ないで飲みすぎるなんてケースも…。
しかし、お酒を飲みすぎる行為は体に悪影響なのを知っていますか?
お酒を飲むとアルコールは胃で20%、腸で80%吸収され、血中に運ばれます。
アルコールは脳を麻痺させて酔った状態にし、軽い麻痺で精神の抑制が解かれて興奮状態になります。
これが酔いの正体。
アルコールを摂取し続け、呼吸中枢にある延髄まで麻痺が進むと呼吸が止まり命にかかわることも…。
自分の限界をわきまえずに、お酒を飲み始めた学生のような飲み方はやめましょうね。
2.二日酔いになってしまう原因
シャンパンにテキーラではしゃげば当然ですが…
二日酔いは体内からアルコールが抜けていく時の、軽度な離脱症状としておこると考えられています。
血中に入ったアルコールは肝臓で分解されアセトアルデヒドになります。
このアセトアルデヒドが体内に残った状態が二日酔いの原因なのです。
【二日酔いのメカニズム】
□アセトアルデヒドを排出しきれない
アルコールが肝臓で分解されたアセトアルデヒドは、アルコールよりも10倍の毒素を持っています。
このアセトアルデヒドが二日酔いの症状の頭痛や吐き気、ダルさなどの原因なのです!
このアセトアルデヒドを代謝させるための脱水素酵素の働きが弱いと、二日酔いになりやすいのです。
もちろん体質も関係していますが、お酒を飲んで顔が赤くなるタイプの人がいますよね。
そういう人は脱水素酵素の働きが弱く、少しのアルコール摂取でも二日酔いになりやすいのです。
□脱水症状
アルコールを摂取するとバソプレシンというホルモンの分泌が抑制され、利尿作用が働きます。
お酒を飲んでいると何度もトイレに行きたくなる、飲んだ次の日は喉が渇いて仕方ない、という症状は利尿作用で大量の水分を失っているのです。
その為、軽度の脱水症状になってしまいがち。
お酒も水分ですが、お酒の場合は飲んだ量よりも排出される量の方が多い為、水分補給にはなりません。
□肝臓の機能不足による低血糖
お酒を大量に飲むと肝臓はアルコールを分解するのに忙しくなります。
忙しくなると肝臓は糖を使い体内の糖を不足させてしまいます。
糖分は脳にも大切だと言われていますが、糖分が不足して「低血糖」になってしまうと頭痛、だるさなどの症状が出ます。
毎日大量にお酒を飲んでしまうと肝臓が休めなくなる為、適度に休ませてあげる事も絶対に必要ですよ。
3.二日酔いが及ぼす悪影響とは?
「頭を無くしてしまいたい!」と後悔するだけでなく怖い悪影響が…
何度も言いますが、アセトアルデヒドは二日酔いの原因となる毒性の物質です。
また、二日酔い以外にもお酒を飲み過ぎると体にはいろんな悪影響がおこります。
肝臓機能障害
肝臓は「沈黙の臓器」と言われ、肝臓の動きが低下すると倦怠感、黄疸、手のひらの赤らみなどが現れます。
アルコールを毎日大量に摂取し続ければ最悪、脂肪肝や肝硬変を引き起こし、食道静脈の破裂による吐血、肝がんを併発することもあります。
脳の萎縮
お酒を飲むと脳細胞が死滅し、萎縮する原因になるといわれています。
脳が萎縮すると「物事の正しい判断が出来なくなる」といった症状が引き起こされます。
脳の萎縮はお酒を摂取する量が多いほど起こりやすくなることが現在分かっていますが、脳が萎縮する現象はお酒を断つ事でなくなるといわれています。
記憶、学習能力の低下
お酒を飲むと記憶や学習能力にも影響するといわれています。
大量に飲むことで脳機能の低下を早めてしまう事にも…。
肌トラブル
・乾燥…お酒には利尿作用があり、体内の水分は不足して肌も当然ながら乾燥します。
・目の周りのくま…お酒はレム睡眠のサイクルを狂わせます。質のよい睡眠がとれなくなり顔に疲れも出ますよ。
・肌が垂れる…お酒は肌の弾力性も失います。目の下が下がる、首回りの皮が垂れるなど、男性も気を付けましょう!
・シワ…若いから大丈夫!と思っていても肌が乾燥する事によってシワが増えてしまいます。
4..二日酔いをとにかく早く治す方法
鎮痛剤に頼るのはやめましょうね!
辛い状態で1日を過ごすのは避けたいですよね。
「とにかく早く二日酔いの症状を改善したい!」そこで試していただきたい対処法を紹介します。
▷水分補給
二日酔いには何よりまず水分補給です。
吸収の早いスポーツドリンクや、低血糖になっている場合は果物のジュースが効果的。
利尿作用があるお茶やコーヒーは避けましょう。
アルコールで失われた栄養素を補給してくれるといわれているスポーツドリンクですが、糖分も含まれているので低血糖症の二日酔いにも効果あり!
ただし、アルコールが残っている状態でのスポーツドリンクはオススメしません。
▷トマトやトマトジュース
トマトに含まれているリコピンは、二日酔いの原因アセトアルデヒドの作用を抑える効果があります。
そしてトマトにはミネラル類も含まれていますからアルコールで消費されたミネラル類の補給にも適しています。
二日酔いで食欲がなくてもトマトを食べてみると症状が緩和しますよ。
トマトを食べる気になれない時はトマトジュースを!同時に水分補給にもなります。
▷漢方薬を飲む
漢方薬も二日酔いの改善に期待が出来ます。
二日酔いで辛い時に薬を服用しても、すぐに吐いてしまうと効果がなくなってしまうので注意が必要です。
また二日酔いの頭痛を和らげるために痛み止めを服用してしまいがちですが、肝臓はアルコールを分解する為に忙しいので、そこに痛み止めなどの薬を飲んでしまうとさらに肝臓に負担をかけてしまうことになるので避けましょう。
▷柿
柿は血中のアルコール濃度を低下させるだけでなく、二日酔いのむくみにも効果が期待できます。
▷ツボ押し
二日酔いにツボ!?と思うかもしれませんが肝機能を高めるツボを押してあげる事で改善されます。
・吐き気を抑えるツボは合谷(ごうとく)…手の親指と人さし指の付け根の間、ちょうど親指と人さし指が交わる所です。
そのツボを優しくマッサージしてみましょう。
合谷は頭痛、腹痛、下痢、便秘など幅広い症状に効くので覚えておくといいですね。
もう一つ、手首の下、指2〜3本の位置、こぶしを握ると2本の筋が出ますがその中央にある内関(ないかん)も二日酔いの吐き気を緩和するツボです。
・頭痛には百会(ひゃくえ)…百会は頭頂部にあります。
両耳に親指を入れ、両方の手のひら全体で頭を掴むと中指が触れ合う所です。
触れ合わなかったら、その延長上と考えてください。
頭のてっぺんにある百会は頭痛に効くツボで、自律神経や全身の調整にも適しています。
【二日酔いは避けたい!飲むときの予防策】
▼空きっ腹は×
何も食べずに「カンパーイ!」空きっ腹にお酒は二日酔いになりやすいのです。
空っぽの胃にアルコールを流し込むとアルコールを急速に吸収してしまいます。
肝臓はビール350mlを分解するのに2時間はかかると言われていて、一定時間に決められた分量しか分解出来ないのです。
胃の中に食べ物を入れる事でアルコールの吸収速度が遅くなります。
飲む前に軽く食事をする事を心掛けましょう。
空腹でカンパイの後にビールを一気、その後2〜3杯…美味しいですがやめましょうね!
▼チーズを食べる
「飲み会の前にチーズ」は聞いた事ありませんか?
チーズにはタンパク質が豊富に含まれています。
タンパク質は消化吸収されにくい性質があり、胃腸に長い時間とどまる事でアルコールの吸収を穏やかにしてくれるのです。
▼飲み過ぎない!
当たり前すぎる事ですが1番難しい…。
ですが雰囲気に飲まれないように、自分の飲める量を知った上でお酒を楽しんでください。
二日酔いの原因と早く治す方法とは?間もなく年末!忘/新年会は注意!! のまとめ
- 1. 二日酔いの原因はアセトアルデヒドだった!
- 2. アルコールを大量に摂取する事により体への悪影響も!
- 3. 二日酔いにならない為にも自分の飲める量を知っておこう!
ライター後記
もうすぐ忘新年会のシーズン。
二日酔いは辛いと分かっていてもつい飲み過ぎてしまいますよね。
お酒の飲み過ぎは肝臓への負担だけではなく、急性アルコール中毒など命にかかわる危険もあります。
学生気分のように「ノリで一気をする」など、自分の飲める量を無視して飲み過ぎないよう注意してくださいね。
対策をしっかりして楽しくスマートなお酒にしましょうね!
AI
とにかく飲み過ぎには注意です!
好きなもの:ハワイ、サーフィン、海
宝物:家族 2人の娘と旦那さま♡
いつもキラキラ笑顔で毎日を過ごすのが目標。お役に立つ情報を提供したいと思います!