女性にとっても憂鬱な生理。
来なくても困るけど来ても大変…というなかなかな存在です。定期的に生理が来るのは健康な証ですが、生活習慣や体質の変化によって、昔より生理が重くなっているとも言われているのです。
そんな、いろんな意味で軽視できない「生理」ですが、
男性の皆さんはパートナーの生理期間中、どのように接していますか?
自分の身に起こらない=わからない=だから、関係ない。
という態度ではモテどころかあまりに「自己中」。
大切なパートナーの体について知ることは、距離を縮めることにも繋がります。
〝女性がほっとする〟男性のスマートな気遣いをご紹介します。
※2019/1/31更新
1. 生理中にするべきモテる男の気遣い7選!
西野カナさん「トリセツ」の続編です(笑)
さっそくですが、「生理とは何か?」を解説する前に、生理中、及びPMS時にするべき男のふるまいについてご紹介します。
想像してみてください。「もし、俺の腹(もしくはチンコ)の中で毎月粘膜が剥がれて血が出たら、どれだけ辛いだろう」というシチュエーションを。
想像するだけで嫌ですよね。女性は、月に1回そんな苦痛と戦っています!大事なのは「思いやり」、人はそれを真のやさしさと呼びます。
①辛そうにしていたら声かけと気遣いを
パートナーでなくても職場の同僚や友達などが、辛そうにしていたら「大丈夫?」とひと声をかけてあげて下さい。
残念ながら日本では生理についての理解が遅く、男性はおろか女性でさえも「生理で休むなんて怠けている」と考える人がいるのですが、これは大間違い。
「なんで女性が女性を?」と思うかもしれませんが、前述したように生理の症状には個人差があります。また、「自分もそれを乗り越えたんだから、あなたも我慢しなさい」という残念な考えが原因の場合も。
これは、女性なのに男尊女卑の「男系原理主義者」になっている「名誉男性」なる女性たちに多い傾向です。
とにもかくにもそんなわけで、辛くても言い出せない女性が数多く存在しているので、あなたはちゃんと「思いやり」を持って配慮を忘れないようにしてください…。
少しあざとい考え方になりますが、無理解な人が多いなかであなたが配慮ある言動をすれば、そのイケメンっぷりが光ります。
また座るように誘導したり、代われる仕事であれば交代したり、膝掛けなどをそっと差し出してもらえると、思いやりに行動が伴って、女性はかなり癒やされます。
②予定をキャンセルしても怒らないで
これも個人差がありますが、生理初日や2日目は症状が重い場合が多く、身動きできなくなる女性も少なくありません。多くの「大人の女性」は自分の生理予定日を考えて計画を立ててはいるものの、予定通りに生理が来ないことも多く、都合が合わせられない時も..。.
本当に行きたい気持ちがあっても、起き上がることすらできなくなることがあるのです。
そんな時でもどうか怒らないで下さい。
優しく「また今度行こうね」なんて言葉にキュン♡
女性本人も辛い症状に滅入っていますので、そんな言葉だけで気持ちが本当に落ち着つくのです。
③さらっとデート内容の変更を
もちろん、生理痛があっても動ける日だってあります。
ですが、海や温泉、長時間の移動やアウトドア、寒い所やトイレにすぐ行けない所、気を使う場所には行きたくないんです。
わがままに聞こえるかもしれませんが、だって痛いんだもの。冷えるんだもの。出血しているんだもの…。
痛み止めを飲んででも、あなたと過ごす時間を持とうと努力していることもあるのです。
だから、生理中やPMS時のデートはまったりできる場所に変更して頂けると感激もの。
映画や彼の家も「途中でトイレに行きたくなったらどうしよう」「汚したらどうしよう」などと気を遣う為、実はすこし大変…。
彼女の部屋や居心地のいいカフェなどが、嬉しいかもしれません。
「あなたが辛くならずに過ごせる場所はどこかな?」と聞いてもらえるのが一番かも。
言わずもがな、詰問口調は勘弁してくださいね。
家デートでyoutuber漁りなんてどう?
【参考記事】『【大人気おすすめユーチューバーまとめ】これを知らないとオジサン認定かも!?』
④生理について多少の知識を持って
あまり詳しいのも少し怖いですが(笑)少しでも生理について知っておいてもらえると安心します。
例えば、生理中は体を冷やす食べ物はよくありません。
女性ホルモンバランスの影響で、高温期から低温期へと、実際に体温も下がっているためです。
血行が悪くなると生理痛がひどくなることも多いので、彼女から頼まれていないのであれば、満面の笑顔で冷たいジュースを持っていくのは避けたほうが無難かも。
あなたのせっかくの優しさが無駄にならない為にもちょっとした知識は必要です。
⑤何も言わず寄りかからせて
生理中は全体的にHPが落ちています。
あなたとの時間を楽しみたくて、普段どおりヒールで頑張って出かけてはみたものの、むくみや冷えがいつもよりひどく、歩くのが辛くなってしまうことがあるかもしれません。
だからこそデートの際は、よく彼女の表情を見てあげて下さい。
いつもより少しゆっくり歩いてみたり、ベンチに座った時は肩に少し頭を置かせて下さい。また腕に寄りかかって歩いたりすると少し楽になったりするんです。
彼氏の何気ない気遣いが温かくて嬉しいものです。
また、普段はミニスカ&ヒールの彼女がパンツ&スニーカーで現れても「…手抜き?」とは思わないで。
生理中にミニスカ&ヒールは、いろんな意味で無謀です。
⑥汚しても広い心と深い愛で
生理は予定通りに来ないばかりか、いざ始まると、いつ出血するのかもわかりません。
たまに油断して激しく出血し、汚してしまう事だってあります。
それがあなたの部屋のシーツだったり、カーペットだったり、クッションだったり、ソファーだったりということも。
それでも彼女には嫌な表情をしないでください。
いちばん傷ついているのは彼女です。
まずは謝る必要がないことを伝えてあげてください。そのうえで、彼女の洋服も気遣ってあげるとなお◎。
また、こうしたリスクがあることからも、生理中のデートの場所選びは彼女にさせてあげるのがベターです。
(ただし「汚されないように俺の家には呼ばないようにしよーっと」、と男性側が考えるのはわりとクズだと思います。そんな考えの男子は彼女の家でセックスする資格なし。やや極論ではありますが、『事後』のティッシュ全部持って帰れ!ってことですからね)
⑦温めて優しくマッサージ、体にいい食べ物を
個人差がありますが、女性によっては生理の時にココロが不安定になることから、パートナーに側にいて欲しい事もあります。
辛い時はベッドから出られない日もありますが、そんな時はカイロや温かいアイテムで、彼女の腰周りを温める&足や腰をマッサージしてくれると精神的にもかなり楽になります。
温かい野菜スープなど体があたたまる食事も用意してくれると完璧!
ただし、あえて言うことでもありませんが、生理中のセックスはNG!!です!!
痛みやさまざまな症状で、彼女はそれどころじゃありません。
たとえそれどころであっても、生理中のセックスは衛生面、また、出血した血が体内に逆流し炎症等を起こすもとになるので控えるべき。
「生理中は妊娠しないんだからいいじゃん」とか思っていた男子は、そもそも女性とセックスする資格はありません。童貞からやり直し。
彼女が生理中なら優しくするべき!モテる男の気遣い7選
2.女子は生理で辛い思いをしています
生理中はもちろんPMS(月経前症候群)だってあるんです
そもそも、「生理といえば生理痛。で、それなに?」というぐらい、男性、とくに姉妹のいない男子は貧困なイメージしか持っていないものですが、生理の症状は数多く、その重さや種類にも個人差があります。
そもそも女性は妊娠適齢期になると、毎月、妊娠に備えて卵子を放出(=排卵)するのですが、このタイミングにあわせて子宮では受精卵ができたときのために子宮内膜を厚くして、ベッドのようにふかふかにしています。
生理とは、この排卵時に受精がなく、不要になった子宮内膜が剥がれ落ちることによって起こる現象です。
想像してごらんなさい。毎月自分の腹のなかで粘膜が剥がれ、血液となって出てくることを。
男性なら、それがチンコの中で起こるとイメージしてみるといいですね。
しかも血液が出てくる瞬間をコントロールすることはできません。
どう考えても痛いでしょう? つらいでしょう?
女性は女性というだけで、毎月この痛み及び不自由さと戦っているのです。
さて、そんな生理ですが、症状は腹痛だけとは限りません。ざっと上げただけでもこんな感じ。
☆とにかく痛い…下腹部痛・頭痛・腰痛
☆体調不良のオンパレード…発熱・むくみ・冷え・貧血・吐き気・胸が張る・下痢・めまい・筋力低下・だるさ
☆精神ダメージ…不快感・憂鬱感・イライラ・不安感・不信感・食欲増加
☆睡眠バランスの乱れ…不眠・眠気
☆肌がデリケートに…ニキビ・肌荒れ・敏感肌・血行不良
これは、生理がホルモンの変動によって起こるイベントであることと関係しています。
詳細は省きますが、女性ホルモンには2種類あり、このバランスが一気に変動するために、出血に伴う痛みに限らず、むくみやめまい、不安感や不眠に肌トラブルまで現れるのです。
また、これらの症状が全て当てはまる女性もいますし、逆に少ない女性も。度合いも毎回変わる事だってあるのです。
症状が軽い女性も重くなる日もありますし、仕事を休まなくてはならないケースも。
そこにはそもそもの体調のほか、ストレスも大きく関係しているため、生活習慣や周囲との関係なども重要になってくるというわけ。
だから、パートナーであるあなたがどう接するか、ということも非常に重要になるのです。
また、上記のような症状は生理中にだけ起こるとは限りません。
ホルモンの変動はその前から始まっているからです。
排卵は生理の2週間前に起こるので、そこで排卵痛や出血を起こすこともあります。
また、排卵を境に女性ホルモンのバランスが変動しますので、生理前から不調を訴える女性も多いのです。これをPMS(月経前症候群)といい、人によっては生理よりもこのPMSが辛い、という人も。
一番つらいのはPMSも生理痛も重いという人。こうなると、生理前2週間から体調が悪く、そして生理中(おおむね3日〜1週間ぐらい)も体調が悪くなり、元気でいられるのは1ヶ月中1週間ぐらいということも(本当です)。
おまけに、生理不順などで悩んでいる人も多いのです。
「生理は辛いよね~」なんて軽々しくいってはいけないぐらい、女性は大変な思いを毎月していることをお忘れなく!
生理中の彼女への言動は今すぐ見直すべき!今すぐにです!!
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